歌舞伎
先日の再(再)放送を録画していた。それも今年の7月だったかに放送のもの。おそらく反響が大きくて、さらに再放送になったと思われる。その内容を引用する。 ハイビジョン特集 異国と格闘した日本人芸術家 夢なしにはいられない君 ~舞踊家 伊藤道郎の生涯…
能は制限が緩くなってきているのがうれしい。初週の井上定期能は浅井通昭師シテの『葛城』があるのが楽しみである。 翌日の林宗一郎師主催の「すはま」会も楽しみにしている。なにしろ林同門会の錚々たる能楽師の方々打ち揃っての仕舞のオンパレード。もとも…
能楽で予定しているものは、「逸青会」、「MUGEN能」、「アスニー・コンサート悠」、それに京都観世能の第一部である。文楽は嬉しいことに31日から「錦秋文楽公演」と銘打ってのフル公演が開催される。躍り上がりたいほどにうれしい。ほぼ一年ぶり。演目は以…
昨年6月の歌舞伎座公演は見逃しているので、それ以来いつか見たいと願ってきた。まさかこんなに早くシネマ版公開があるとは!とにかく早く見たくて、初日の昨日行ってきた。『歌舞伎風雲児たち』のWiki サイトに登場人物一覧が出ているので、お借りする。 役…
なんと、先月(8月)28日)公開ですでに20万回近い視聴。第二弾、三弾への呼び声も高い(?)「歌舞伎ましょう」中の人気動画である。URLを貼っておく。 www.youtube.com 内容といえば、単に波乃久里子さんが仏壇を掃除されるのを、甥の勘九郎さんが撮影した…
「歌舞伎美人」サイトから拝借した演者一覧と解説が以下。 岡村柿紅 作 次郎冠者 太郎冠者 曽根松兵衛 勘九郎 巳之助 扇雀 酒好きの二人が縛られてしまい… 次郎冠者と太郎冠者は無類の酒好き。ある日、主人の曽根松兵衛は外出中に酒を盗み飲まれないよう一計…
先月末のyahoo海老蔵関連記事が以下。タイトルからして、笑える。ナンチャッテ・カブキ役者の海老蔵が松竹に「もの申す」っていう内容。 タイトルは以下。 「市川海老蔵「ひどくないですか?」8月公演巡り…コロナの補償直訴で松竹と確執か 」(7/31(金) 9:26…
「奇想天外!お伊勢参りなのにラスベガス!?」が副題のこの作品、2016年8月に歌舞伎座で観て以来、すっかりファンになった。CM写真が以下。それにしてもたった4年前なのに、幸四郎、猿之助共に若い! シネマ歌舞伎になったのも観ている。その歌舞伎座公演の…
能観劇、7月も能公演は中止・延期になっているところが多い。とはいえ、京都観世会の例会公演は復活しつつある。ただ、観客数の制限のため、抽選になっている。果たして当たるのかどうか、未だやきもきしている最中である。 「片山定期能」も整理券が必要と…
必見!サイトをリンクしておく。 https://www.youtube.com/watch?v=vgNTLP2yZwo&t=475s 2004年の「俳優祭」での出しもの。「タカラヅカ」と銘打っていることからわかるように、宝塚歌劇でのヒット作品のオンパレード。 拙宅は宝塚劇場の近所なのに、あの独特…
YouTubeにアップされたもの。リンクしておく。こういうハチャメチャな舞台を見ると、少しは気分も晴れる? https://www.youtube.com/watch?v=w4t8Lz9X5RE 2009年4月、歌舞伎座での「俳優祭」の出し物。これはこの翌年(2010年)に建て替え前の歌舞伎座での「…
お富と藤八の絡みがコミック・リリーフになっている二幕目。藤八を誰が演じるかが重要なのだけれど、ここでは坂東弥五郎。若いお富に言い寄るには、ちょっと歳をとりすぎで、亀蔵の藤八には敵わない感がある。 次に身を持ち崩した与三郎が、蝙蝠安を伴ってお…
なんとあのNHKが、自らのアーカイブから歌舞伎録画の大盤振る舞い?YouTubeにこの42年前の舞台映像がアップされている。今回の武漢コロナ禍で「巣ごもり」を余儀なくされている人たちへのサービスだろう。サイトをリンクしておく。 当時の旬の名優二人のこれ…
これは別個に論じたかった。なぜなら、4年前に現幸四郎(当時、染五郎)の知盛があまりにもすばらしかったから。歌舞伎座で観て、観劇のあまりtweetしてしまったし、もちろん後日記事にしている。リンクしておく。 www.yoshiepen.net 凄味のあった幸四郎の演…
この長〜い丸本狂言をA、B、Cの三部に分けて配信。主たる配役は末尾に付けておく。菊之助をはじめとして、若手が何役もこなしているのがわかる。菊五郎劇団専従(?)ということで、梅枝が菊之助の相手役を務めているのが、なんとなくほほえましい。 先ほど…
5月も実舞台での観劇を諦めざるを得なさそう。能公演はのきなみ延期、もしくは中止。また海老蔵の團十郎襲名興行も「延期」とか(こちらは出向く予定ではなかったけれど)。 腐っていたところ、ちょっといいニュースを発見。松竹が動画配信をするという、そ…
ちょうど8年前にこの松竹座で当時染五郎だった現幸四郎が大活躍だったこの芝居を見ている。その斬新に強烈な印象を受け、記事にしている。リンクしておく。 www.yoshiepen.net もう8年も経ったのかと感無量。染五郎は幸四郎に「出世」して、他の演者にも入れ…
チラシの表と裏をアップしておく。 いつもの菊五郎劇団とちょっと違った感じがしたのは私の思い過ごしだろうか。だって、この作品の基は四世南北なんですよ。それが退屈な芝居になっていた。南北作品をそのまま2時間あまりに収めるのは無理。ということで、…
一応公式サイトのチラシをアップしておく。 近松半二作の古典歌舞伎「盛綱陣屋」、今まで見てきて楽しめたことはなかった。ところがである、今回の「盛綱陣屋」は大ヒットだった。とにかく白鴎が良かった。品格があった。加えて脇を固める役者が粒ぞろい。そ…
かなり期待していたので、ちょっと肩透かしを喰らった感がある。でもそれは無い物ねだり。もともと木村錦花がチャップリンの『街の灯』を歌舞伎にした作品で、それを十三代目守田勘弥が演じているので、「元ネタ」が既にあった。それをそう大幅には改変でき…
まず、「配役」と「みどころ」を「歌舞伎美人」からお借りする。 遊君阿古屋 秩父庄司重忠 榛沢六郎 岩永左衛門 梅枝 彦三郎 功一 九團次 愛する人を思い奏でる、麗しき音色 平家滅亡後、平家の武将悪七兵衛景清の行方を詮議するため、問注所に引き出された…
「歌舞伎美人」から「みどころ」をお借りする。 恋人の面影を追い、春の野をさまよう 桜と菜の花に彩られた春。野辺をさまよい歩くのは、恋人が自害したことを嘆き、正気を失った保名。亡き恋人の姿を追い求めますが、現実に引き戻され、形見の小袖を狂おし…
作は福内鬼外とあるけれど、平賀源内のペンネームだとか。 全編義太夫語りに乗りながらの狂言。これがどれほど難しいことか。それを「新米」の梅枝が見事に演じきった。素晴らしかった。「歌舞伎美人」から「配役」と「みどころ」をお借りする。 <配役> 渡…
随分以前に「俳優祭」での上演があったらしいが(データベースには載っていなかった)、この『白雪姫』はそれとは違った形、内容になっているようである。玉三郎が中心となって、グリム原作を下敷きに歌舞伎にしたということ。竹柴潤一、脚本坂東玉三郎 補綴…
「歌舞伎美人」サイトから今月のチラシをお借りする。 今月の歌舞伎座公演は、芝居も舞踊も玉三郎好みの色合いが強いように感じた。玉三郎が自身が理想形とする「歌舞伎」を示したものとして、ずっと語り継がれるかもしれない。 古典芝居・舞踊(『壇浦兜軍…
江戸前の明るさと洒脱を期待したら、結構陰惨な場面があり驚いた。以下に歌舞伎美人」サイトから拝借した演者一覧、それにみどころをアップしておく。 お祭佐七 菊五郎 芸者小糸 時蔵 倉田伴平 團蔵 鳶の者すだれの芳松 権十郎 同 巴の三吉 坂東亀蔵 鳶重太 …
この狂言もおそらくは天皇皇后両陛下即位の礼を寿ぐという意味が込められた出し物だと思う。どこまでも明るく、めでたく、楽しい舞台に仕上がっていた。下書きで書いていたのに、一ヶ月近くすぎてのアップ。情けない。以下が公式サイトからの概要と演者一覧…
歌舞伎は歌舞伎座の昼・夜と国立劇場の両方を見る予定。 歌舞伎座の昼の部の『たぬき』、児太郎と中車の組み合わせはまさにツボ。一昨年の『弥次喜多』での夫婦の再来である。児太郎の妾お染がどんな女になるのか、見る前から想像をたくましくしている。もの…
昨年7月、大阪松竹座での録画。なぜか本公演を見逃してしまっている。以下が公式サイトからお借りしたスチール。 近松をこのように地元大阪で演じるのは、「弥次喜多」を東京で演じることと対(つい)にしている?つまり、上方の代表である近松物悲劇と江戸…
ちょうど東京滞在中だったので、ホテルでニュースでは見たのだけれど、別にきちんと全編見るつもりはなかった(当方、海老蔵と聞いただけで虫酸が走るので)。昨日、羽生結弦さんの「スケート・カナダ」でのEXの演技、「パリの散歩道」をyoutubeで検索中、引…