2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
劇団員はたった六人。それでもこのクオリティに、いつも頭がさがる。近いうちにパリ公演が予定されているとか。そういえば、座長の猿之助さん、数年前にはオペラ座(ガルニエ宮)で踊られたんですよね。日程が発表されれば、それに合わせてパリに行こうかと…
2日間の休演では体調回復は無理だったようで、18日も休演らしい。このあともどうなることやら。もともと、海老蔵が目当てでチケットを取っていた人は甚大な迷惑。とはいえ、同情はしない。よほどのミーハー、もしくは歌舞伎素人だから。海老蔵はそれに値す…
片山九郎右衛門師の舞台で感動しなかったことは一度もない。常にそのクオリティの高さとそしてそれを可能にする人格・品性の圧倒的高さに感動させられる。これ、決して大仰に言っているのではない。彼の舞台を一度でも見たことのある人なら、必ずや同意して…
毎年この時期に開催されている「面白能楽館」。参加するのは初めてだったけれど、今まで知らなかったのが残念。主催能楽師の方々の能を広めたいという強い想いがひしひしと伝わる企画だった。さまざまな年代の観客を、飽きさせないでとことん楽しませる工夫…
以下に「歌舞伎美人」サイトから拝借したあらましを。 川村花菱 作 配役 正太郎 芝翫 牙次郎 菊之助 宇兵衛娘おそで 壱太郎 みぐるみの三次 橋之助 亭主宇衛 猿弥 勘次女房おせき 吉弥 金的の与一 彌十郎 隼の勘次 扇雀 みどころ すりの子分の正太郎は、ある…
24日に床前の良席で観劇できたのだけれど、あまりにすばらしい舞台。公演中全席完売だと知っていたのだけれど、諦めきれずに文楽劇場サイトにアクセス。なんと急遽2席空席が。迷わず確保した。 どの段も優れて見応えがあったけれど、その中でも特に良かった…
「トランスジェンダーの男性バレーリーナ」を主人公とする話と知った段階で、見たいと願っていた作品。公式サイトをリンクしておく。 webcache.googleusercontent.com また、Wikiの解説(なんとすでに出ていた!)にあった「キャスト」、「ストーリー」をお…
ちょうど6年前の7月に国立劇場でこの「葛の葉」を見て記事にしている。 www.yoshiepen.net 葛の葉を演じたのは今回と同じく時蔵だったのだけれど、子供を抱いたまま筆を口にくわえて障子にあの有名な歌を残す場面は、今でも目に浮かぶ。時蔵の予想外の(失礼…
道頓堀芝居前の場 40年前の関西の歌舞伎は京都南座の顔見世のみというくらいまで、落ち込んでいたとか。なんとか昔の華やぎをもたらしたいと、尽力したのが澤村藤十郎。甲斐あって、会設立から四十周年を迎えることとなった。 だからだろう、上方歌舞伎に縁…
『銀のかんざし』は元々松竹新喜劇の作品。以前に他劇団で見てあらすじを書いている。それを参考にして、この日のものを以下に。 ところは京都。井戸掃除の職人(きらら)が仕事を終え、依頼主の借家長屋の家主(千鳥)と井戸端で話している。職人が銀のかん…
東京遠征は考えていなかったのだけれど、息子一家が帰国し、東京で会うことになったので、急遽歌舞伎を取った。といっても出遅れてしまい、三部あるうちの一つのみが三等 A(5000円)席、「東海道」の方は二等席以上しか残っていなかった。一般売り出しの前…
いつもの宗一郎師の舞台とは一味違っていたような。それは平清経の人となりを表現するためだったのだろう。かなり大人しめというか、抑制をいっぱいに効かせた演技で、清経の自死を選ばざるを得なかった心持ちが伝わってきた。どう言ったらいいのか、「『Loo…
昨日書店で平積みになっているのを購入した野口悠紀雄氏最新刊の『超AI整理法』(角川)。非常に示唆に富んでいた。それを受けて、居住するマンションのコミュニティ誌巻頭文として作成したものが以下。 広大なネットの海へと旅立ったのはGhost in the Shell…
結論からいうと、失望した。よく内容を確認しないまま参加した当方にも責任はあるとは思う。そもそも世阿弥の伝記映画と考えたのが間違い。あくまでも白洲正子さんの随筆をベースにした、「白洲正子の『世阿弥』」にしかすぎない。彼女のエッセイはかなり読…
この4月に文楽劇場で「大序」から「四段目」まで見て、記事にしている。 www.yoshiepen.net ただ、この放送を見て、前には見落としていたことが結構あったことに気づいた。かなり後ろ席だった所為もあり、人形及びその遣い手の表情をしっかりと認識していな…
美智子前皇后が采配している皇族外遊(あえて外交とは言わない)の問題点 美智子前皇后が増やした「公務」の問題点 雅子さまバッシングのネタにしたこと 「(自分が爆発的に増やした)公務を担わせる」という大義名分で女性宮家創設を策謀していること 「公…