yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

荻田清著『笑いの歌舞伎史』(朝日新聞社2004年刊)

「笑い」を昔の歌舞伎がいかに「開拓」していたのかを知りたくてこの本を図書館から借り出した。とても面白かったのみならず、きわめて啓発的だったので、結局アマゾンで古書も注文した。著者の長年に渡っての研究成果ここにありという感のある内容である。…

純座長頑張る『浪花恋暦』桐龍座恋川劇団@新開地劇場8月27日

昨日、一昨日と純弥さんがゲストだったのですが、席をとるのが難しいと分っていたので観劇は見送りました。地方興行の折の方が幾分かましでしょうから、機会があれば是非観劇したいと思っています。24日の口上で純君が純弥さんが帰られた後の観客数を心配し…

『新佐渡情話』恋川劇団@新開地劇場8月24日

昨日は『瞼の母』だったのですが、それを別稿にしようと思いつつ、時間とエネルギーがないので、とりあえず今日観劇したものを忘れないうちに記録しておきます。 <芝居> お芝居の『新佐渡情話』は以前に純弥さん主演で観たように記憶していますが、今回の…

恋川劇団がものすごいことになっています!

純弥さんは抜けられましたが、恋川さんは今まで以上にすばらしい劇団になっていました!観ていなかった人は今すぐ新開地にGO!です。23日、24日のお芝居と舞踊ショー、とにかくすごかった!純君をはじめ劇団員が一丸となってがんばっておられました。3月に池…

『伊達の十役』in 「八月花形歌舞伎」夜の部@新橋演舞場

『慙紅葉汗顔見勢』(はじもみじあせのかおみせ)というのが正式名称らしい。今回の海老蔵の口上によれば、主役の役者が顔を真っ赤にして奮闘するさまを題にしているとのこと。四世鶴屋南北作で、それ以来上演はなかった。それを164年ぶりの昭和54年に猿翁(…

『桜姫東文章』in 「八月花形歌舞伎」昼の部@新橋演舞場8月20日

先ほど東京から帰宅。今日は『桜姫東文章』を新橋演舞場で観た。一等B席の当日券が入手できた。18日には『慙紅葉汗顔見勢』(夜の部)をみたのだが、それと同様この『東文章』も四世鶴屋南北の作である。『慙紅葉汗顔見勢』については明日記事にするつもり。…

「亀治郎の会さよなら公演」@国立劇場8月18日

朝早い飛行機にしたのもこの公演の当日券を取ろうと考えたから。とにかく前売りチケットが取れなくて困った。ホテルに荷物をおいて劇場に行ったらラッキーなことに当日券が取れた。暑い中12時30分の開場まで時間をつぶし入場。ものすごい人、人。あの広い大…

オペラ「ジークフリート」METライブビューイング8月19日@東劇

去年のブログにも書いている。大阪の映画館にゆくつもりが、残念ながらその折には見逃した。今度東京滞在を二泊にしたのは歌舞伎を観るためだけではなくこのビューイングをみるためでもあった。以下が公開された映像の一部。 この映像にあるジークフリートを…

夏休み文楽特別公演第2部「古市油屋の段」及び「奥庭十人斬りの段」in『伊勢音頭恋寝刃』@国立文楽劇場8月3日

住大夫さんが病気休演で、お弟子さんの文字久大夫さんが「古市油屋の段」の切を務められた。文字久大夫さんが切のような大役をされるのを初めて聴いた。文字久大夫さんは呂勢大夫さんとはおそらく同輩で、文楽での経歴も近いと思うのだが、呂勢大夫さんがわ…

橋下市長の文楽予算削減を嘆く

8月3日の第二部公演『伊勢音頭』は住大夫さんが病気休演で、お弟子さんの文字久大夫さんが切を務められた。大阪市の新市長になった橋下さんの「文楽予算削減」がずいぶんと文楽の大夫さん、三味線弾きさん、そして人形の遣い手さんたちに過酷な精神的重圧を…

「合邦庵室の段」in『摂州合邦辻』夏休み文楽特別公演第2部@国立文楽劇場8月3日

第2部は『摂州合邦辻』、それに『伊勢音頭』という豪華な組み合わせ。それぞれハイライト部分を選んである。『摂州合邦辻』はもとを辿れば室町時代にすでに流布していたという「俊徳丸伝説」から派生したものである。一説にはさらに遡った時代にこの伝説が…

チャイコフスキー 3大バレエ・ハイライト キエフ・クラシック・バレエ 8月5日@神戸文化大ホール

夏休み公演とあって、子供同伴の人が多かった。それも比較的幼い(4、5歳)の女の子連れの女性だった。私の両隣ともに学齢期前の女の子だった。開演前は脚をバタバタしていたのに、踊りが始まると舞台を熱心にみつめていて、感心した。チャイコフスキーの…