美術
番組の公式サイトをリンクしておく。今までまったく知らなかった領野。ウズベキスタンが舞台になっている。スターリン時代、過酷な弾圧を受け、シベリア刑務所送りになった画家たち。彼らの絵画を当局の目を盗んで「収集」した人がいた。それがサヴィツキー…
立原位貫さんについては、NHKの「プレミアムカフェ」の再放送で知った。国芳の「達男気性競 金神長五郎」の復刻を担当、見事に成功されるまでの過程を追ったドキュメンタリーだった。膨大な作業工程。それを黙々とこなして行かれる姿に職人魂を見た。またそ…
今日は午後2時からウェストエンドでマチネを見る予定だったので、それまでの間、大英博物館に出かけてきた。小さい息子を母に預けて毎年のように英国に来ていたことがあった。そのほとんどがロンドンで、芝居を見るのが目的だった。今までに計8、9回は来て…
着いた日はさすが疲れていたと見えて、パディントン駅そばに取ったホテル前のスーパーで、クレジットカードを忘れてしまった。朝、チャリングクロス駅まで来て気がつき、とって返したのだけど、道中最悪を予想して気が滅入った。スーパーでは保管していてく…
以下が番組のサイトからの情報。 富山の旧家で大量の浮世絵の版木が見つかった。版木は主に、幕末に活躍した歌川国芳のもので、国立歴史民俗博物館が中心になって分析・研究が進められた。発見を基に、総合芸術としての浮世絵の姿を明らかにする。出演者ほか…
貴重な機会。NHKeテレの「日曜美術館」で見て以来、ずっと見たかった「アルチンボルド展」。東京外を巡回する予定が今の所なさそうなので、出かけた。素敵な公式サイトがあるのでリンクしておく。「奇想の宮廷画家アルチンボルド。謎が謎を呼ぶ、思考のラビ…
かなり厚かましいタイトルですが、なにとぞご容赦。「ミニマリスト」を標榜すべく四苦八苦。本も食器も服もかなり処分。本と洋服は良かったのだけど、問題は食器。気に入ったものを残すとほとんど残らない。というわけで有田焼のコピー作品を三点ばかり買っ…
マグノリアホールでのサロンコンサートに参加した後、隣接する逸翁美術館で、この展覧会を見た。予想を上回る絵看板の数。30枚を超えていた。芝居の場面、場面を、西洋絵画の遠近法に則った三次元的手法ではなく、日本画の手法で描いたもの。場面の描写の仕…
行ったのはもう10日近くも前になる。「テート・ギャラリー」に行ったことがあったので、てっきり同じ美術館だと思っていた。「テート・ギャラリー」はターナーやホガースなんていう英国の誇るちょっと退屈な(?)画家達のコレクションで有名だったのだけど…
こんなに近いところに住んでいるのに、しかも毎日前を通っているのに、やっと行けた。朝か夕方のウォーキングは、記念館が開く前か後になるので入場できたためしがなかった。26日に終わるので、すべりこみセーフ。以下がちらし。 土曜日ということで、そこそ…
マグノリアサロンコンサートのあと、ホールに隣接する美術館でこの展示をみた。「逸翁」とはもちろん阪急電車の創業者であり「宝塚」の創始者でもある小林一三氏 (1873-1957) のこと。ネットで検索して、彼が関西出身ではなく山梨県出身だと知った。慶応を卒…
『エコノミスト』の最新号に「『大津絵』をフランスに紹介、クリストフ・マルケ」という記事が載っていた。日仏会館・日本研究センター所長の肩書きのこの方、日本の近世/近代美術の研究者だという。「浅井忠と明治画壇」で東大で博士号取得。その後フラン…
今朝、MBS「美の京都遺産」で放映された林司馬画伯の特集をみた。大覚寺障壁画の模写を担当したという。「模写をすることは単に写すというのではなく、書いた人の心に沿って、それを再現する努力をすること」ということばに心動かされ、さっそく「模写の…
3月15日、「四代目中村鴈治郎襲名興行」を京都南座に観に行ったのだが、公演が4時始まりだったので、その前にこの展示を見に出かけた。土曜日だったこともあったのだろう、ものすごい人出。各屏風前には二重に人垣が。結局じっくりみるのはあきらめて、図録…
時間ができたら行こうと思っていた文芸館にやっと行くことができた。2月末で閉館、そのあとは「与謝野晶子記念館」と名称を改め、「さかい利晶の杜」に移転するそう。「特別展」と銘打ってのもので、三期に分かれていて、これは第II期。以下がその解説。 与…
今日は日曜日。ほとんどの店が閉まっている。そういえばずっと以前にロンドンに行った折にも困ったことを思い出した。もちろん、今はそんなことはないのだけど。ここでは法律で決まっているようで、どうしようもない。例のガレリアも他のデパートも閉まって…
今朝起きたのが9時半。時計をみてびっくり。あわてて仕度をして出かけた。でも雨、それもかなりの降り。泣きたくなる。例のアレクサンドルプラーツのガレリアに行き、カフェで朝昼兼用の食事をした。大量の野菜を食べられて満足。食事を済ませてから今日行く…
京都の西大谷に祖父の墓参に行った。お盆のときに行かなかった代わりである。毎年お盆の前に行っていたのに、今年は行きそびれてしまった。盆の混雑ほどではなかったのは助かったのだけど、大谷本廟は清水寺に近いので外国人を含む観光客の人並みがものすご…
NHKサイトでの概要は以下。 バルテュス(1908−2001)は、さまざまな芸術運動が勃興した20世紀を生き「最後の巨匠」と呼ばれた孤高の画家。92年の人生を通して描き続けた特異なエロティシズムを放つ作品群は、称賛、そして同等の誤解や非難を浴びてきた。「少…
こちらはブレラ絵画館をある意味超えているかも。いかにもイタリア的。その真髄を凝縮した絵画を集めている印象。保存にも気を使っているのが分かる。またこの美術館そのものが芸術。以下、直球で来た絵画。美術館サイトからお借りした画像が以下。 まずブリ…
『地球の歩き方』では地下鉄のMonte Napoleone 駅が近いとあったのだけど、ホテルへ帰ってから英語サイトでみるとLanzaが最寄駅になっていた。Monte Napoleone駅からはかなり迷ったので、Lanzaの方がいいかも知れない。以下、私のとった下手な写真。絵画館の…
昨日の日曜日、ドゥオーモ近辺はいつもに増しての人混み。エマニュエル二世のガッレリアも混雑の極み。こういうの大嫌い。去年3月のロンドンでもうんざりしたけど、今回はそれ以上。芝居もイタリア語が分からないと面白さ半減だし。3時始まりのバレエまで、…
日曜美術館での特集である。展覧会のホームページをリンクしておく。展覧会概要が読める。こちらの展覧会のタイトルは「印象派を超えて―点描の画家たち@国立新美術館 クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に」である。 日曜美術館がサイトに載せている情…
先日「アメリカン・ポップ・アート展」をみるのに、国立新美術館を初めて訪れた。そもそも、こういう美術館がある事自体、まったく知らなかった。2007年に開館したそうで、設計は黒田紀章、ガラス張りのきわめて斬新な外観である。ただ内部は明るすぎて、せ…
以下がその概要。 アメリカン・ポップ・アートの個人コレクションとしては世界最大級のパワーズ・コレクションの全貌を、世界で初めてまとまった形で紹介する「アメリカン・ポップ・アート展」が、国立新美術館で開催される。 アメリカ合衆国コロラド州を本拠…
番組の詳細は以下。 出演 小栗康平さん(映画監督) 三上満良さん(宮城県美術館・学芸員)2年前の東日本大震災。宮城県沿岸部を襲った津波が、石巻文化センターを飲み込んだ。学芸員1名が行方不明となる壊滅的な被害。そのがれきの中から救い出された地元…
「杉山寧展回顧展」 上は回顧展チラシとリンクしている。 その解説が以下である。 戦後日本を代表する日本画家の一人、杉山寧の没後20年の回顧展を開催いたします。杉山寧は、1909年(明治42)、東京に生まれました。東京美術学校日本画科に在学中から、第13…
背景のお花がすばらしい。フラワーアーティストの加藤淳さんが生けている。写真を使わせてもらうが、画面からみるとこの写真より明るい感じで、華やかさがひとしおだった。NHKサイトからの画像が以下。 対照的に今日の美術品は渋い茶道具。利休と織部の作品…
展覧会のチラシの画像は以下。 このチラシからもあきらかだけど、展覧会の目玉はフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。デン・ハーグにあるマウリッツハイス美術館展が現在改装中ということで、かなりの数の美術館所蔵作品が日本にやってきている。これはオ…
ゲストは四代目市川猿之助さんで、「猿之助」としての亀治郎さんを初めてみた。今月の新橋演舞場はチケットが入手できず、あきらめた。来月の公演は行くつもりで、長い間入会しなかった「歌舞伎会」にも入った。先行販売があるというだけの理由で。明日予約…