梅若実(梅若玄祥)
まず能楽は、京都観世会例会に参加する。能3本で、橋本光史師シテの「絵馬」、青木道喜師シテの「隅田川」、河村和貴師シテの「鵺」。また、林宗一郎師シテの「白髭」、樹下千慧師シテの「乱」が組まれた「SHITEシテ。2022」(林定期能改め)をみる予定…
能はいくつか見る予定にしている。修学院きらら山荘での薪能、林宗一郎師の『山姥』と片山九郎右衛門師の仕舞「砧」を楽しみにしている。京都観世会館での「京都観世能」では梅若実師の『卒都婆小町』と杉浦豊彦師の『融』を見る予定。社中会は去年素晴らし…
東京遠征は考えていなかったのだけれど、息子一家が帰国し、東京で会うことになったので、急遽歌舞伎を取った。といっても出遅れてしまい、三部あるうちの一つのみが三等 A(5000円)席、「東海道」の方は二等席以上しか残っていなかった。一般売り出しの前…
この催し、「武家の式楽 宮中の式楽」の最後が梅若実師の『羽衣』だった。以下が演者一覧。 シテ 梅若 実 ワキ 福王茂十郎 福王知登 喜多雅人 笛 貞光訓義 小鼓 成田達志 大鼓 山本哲也 太鼓 上田慎也 地謡 上田貴弘 上田拓司 吉井基晴 上田大介 藤谷音彌 林…
番組紹介 『大般若』概要 『大般若』の演者 梅若実師の深沙大王 他の演者さんたち 復曲能の難しさ 復曲経緯 『大般若』の詞章 番組紹介 「人間国宝・梅若玄祥が、今年2月に能楽界にとって重要な名跡、梅若実を四世として襲名。歴代の「実」の足跡をたどると…
梅若玄祥から梅若実へ 老桜の精がシテ 実師の強靭な謡 演者一覧 地謡に失望 演能前のレクチャー 梅若玄祥から梅若実へ 梅若実師が梅若玄祥からこの隠居名を襲われたのはごく最近。お祖父様も最後は「梅若実」だった。お父上(五十五世梅若六郎師)には亡くな…
今年見てきた能の中で、最も失望した舞台だった。漫画を能にすることに一体意義があるのかどうか、考えさせられた。たしかに歌舞伎では『ワンピース』が成功している。歌舞伎は大衆芸能だから、漫画と共通した根っこを持っている。だから、漫画の歌舞伎化は…
梅若玄祥さんの謡に大倉源次郎さんの鼓での一調「松虫」を録音で聴いたのが数ヶ月前。それ以来度々聴いている。玄祥さんの繊細でいて、伸びやかな謡いを源次郎さんの鼓がサポートしつつも「分節化」する。これ絶品!何度聴いても聴くごとに新しい。何よりも…
今、ロンドンのホテル。テレビを見る気もしない。何処も同じくだらない番組に決まっているから。こういう時に聴きたくなるのは、やっぱり日本のもの。中でも「松虫」。連れ合いが檜書房のサイトからダウンロードしたものを送ってくれた。それをただひたすら…
この企画を最初に立てたのはギリシャ人演出家のミハイル・マルマリノス氏。賛同した人間国宝の能楽師、梅若玄祥さんが二役で挑み、他の能役者を巻き込んでの公演だった。昨日の公演、小鼓は人間国宝の大倉源次郎さん。この大淀町桧垣本地区は室町時代、囃子…
人間国宝の梅若玄祥師。来年には梅若実襲名予定とネットニュースで知ったばかり。彼と山本章弘さんとはかなり親しいとお見受けしている。山本能楽堂での公演でシテをされることもよくあるよう。「能楽堂90周年記念公演」ということで、玄祥さんが招かれたの…
今年の2月にケルティック能『鷹姫』公演は終わっている。無念。ネットにアップされているチラシには以下のキャッチコピーが。 「100年前、能の原作を書いた外国人がいた−−アイルランド人作家W.B. イェイツ原作による夢幻能『鷹姫』をケルト神秘のコーラスを…
図書館で手に取った『ダンスマガジン』に、二人の競演・饗宴の舞台写真が載っているのを見つけ、興奮してしまった。能とバレエとが競演したら、きっと素晴らしい舞台になるだろうとずっと想像していた。それが実現していたと知って、嬉しかったと同時に、見…
「風や水で動く彫刻「で知られる新宮晋氏の作品と能舞台とのコラボ。池に浮かぶ浮島に設けられたにわか舞台での能。客席は池を取り囲む小高くなった斜面に設えられている。能の開始前、斜面上から舞台に向かって、新宮晋作プロペラ様のオブジェがくるくる舞…
このDVDは観世流、1962年に東京観世会館で採録されたもの。主たる演者は以下。シテ 男の亡霊: 梅若六郎 ワキ 市人: 豊嶋十郎シテの梅若六郎師は五十五世。現在の梅若六郎氏(玄祥)はその次男。先日玄祥氏の舞った「道成寺」の素晴らしさに瞠目したばかり。…
『能 道成寺』 [DVD、紀伊國屋書店、2012年]を見た。以下がその内容紹介。 平成12年に収録された道成寺三題 実力・人気ともに日本を代表する三人のシテ方の舞台を通し能の魅力を伝えます。観世宗家・観世清和、梅若家当主・梅若六郎、喜多流・塩津哲生の三者…