2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧
1月13日に亡くなられたという。93歳だった。 「歴史謎解き」のパイオニア、梅原猛 「梅原古代学」の面白さ 梅原氏と歌舞伎 梅原氏と能 「歴史謎解き」のパイオニア、梅原猛 最初に読んだ梅原氏の著作は『水底の歌』で、それまで教科書中の歌にのみ「鎮座」し…
フィギュア界のみならず世界の宝である羽生結弦選手。彼の「未来」を確信し、それを応援する人たちを追った番組。「アナザーストーリーズ」というだけあり、羽生選手自身の動向云々より、彼を取りまく第一級の人物たちの彼へのオマージュを収集している。面…
豪華なお囃子方 悲劇の美女、王昭君 新作能『王昭君』の特徴 演者の力演 豪華なお囃子方 人間国宝の小鼓方大倉源次郎師、それに大鼓の大倉慶乃助師が出演される上、新作能ということで、予約をとっていた。前の週の土曜日に足を捻挫してしまい、「片山定期能…
公式サイトからの内容、及びキャスト、そしてあらすじ 斜め上行くエキゾティシズムはOK? 見事に揃った「闇の王国」でのcorps de ballet 不揃いがロイヤル・バレエの個性? 優れた踊り手たち 公式サイトからの内容、及びキャスト、そしてあらすじ 以下、公式…
各段の主要な演者一覧を以下に。 人形 吉田玉男 (忠兵衛) 豊松清十郎(梅川) 吉田玉輝 (八右衛門) 吉田蓑二郎(母妙閑) 吉田清五郎(下女まん) 吉田玉志 (手代伊兵衛) 浄瑠璃・三味線 淡路町の段 <口> 豊竹希太夫 竹澤団吾(三味線) <奥> 竹本…
先月、歌舞伎座で児太郎の阿古屋を見たばかり。最高峰に位置する女方役者が務める役だというのが、よくわかった。三曲を弾き分ける難しさだけではなく、存在そのものが華のきらびやかさを纏っていなくてはならない。出端の瞬間、「アァ!」と客席から嘆声が…
お里の夫への愛と強い信仰心は、やはり心を打つ。観音の霊験を受けて、ついには夫の目が見えるようになったというハッピーエンドも、ホッとするしうれしい。 あまりにも有名な「三つ違いの兄さんと」 しみじみとした夫婦愛にほっこりする 浄瑠璃・呂勢太夫と…
予想を超えた舞台だった。 予想を超えた舞台だった。 若手が「仕切る」活気に溢れた舞台 演者と観客の掛け合い 独自の解釈から生まれる語りの客観性 若返りが著しい人形遣い 人形浄瑠璃から歌舞伎へ 若手が「仕切る」活気に溢れた舞台 最近の文楽舞台は活気…
「歌舞伎美人」からの配役一覧、そしてチラシは以下。 曽我五郎時致 尾上 松也 曽我十郎祐成 中村 歌昇 小林朝比奈 坂東 巳之助 大磯の虎 坂東 新悟 鬼王新左衛門 中村 隼人 化粧坂少将 中村 梅丸 工藤左衛門祐経 中村 錦之助 ひとことでいうなら、「華がな…
2015年8月の歌舞伎座公演と比べるのは酷なのかもしれない。でもあえて、言挙げしておく。3年前は巳之助と橋之助(現芝翫)の取り合わせ。3年前の歌舞伎座での「芋掘長者」との落差に、愕然としてしまう。 www.yoshiepen.net 今回は橋之助の役を巳之助が、前…
「狂乱」というタイトルは劇団スケジュールで分かっていたのだけれど、それが「お夏狂乱」からきているとは!芝居が始まって「お夏」、「清十郎」の名が出てきて、初めて気づいた。 「お夏精十郎」の種になっているのは、姫路で実際に起きた事件。それが歌祭…
この日は前日に続いて国立劇場の歌舞伎を見たのだが、第4幕まで見て、歌舞伎座に移動、なんとか夜の部にぎりぎりセーフだった。 猿之助・幸四郎・七之助の阿吽の呼吸がいい! 「八百屋お七」をシャレのめす趣向 三人三様の「ずらし方」に見応えが 猿之助・…
今日再見して、あやふやだった箇所が多少は埋まったような気がする。ここまで意趣に富んだ狂言なので、個人の印象、解釈、ともにその人独自のものになるはず。奥の深い作品である。その人の歌舞伎との付き合い方に応じて、理解が異なるのは、優れた作品であ…
若手役者によるラインダンスで幕が開いた!冒頭部から興奮してしまった。あまり期待していたわけではないので(スミマセン)、嬉しい驚き。ホント、驚きに満ちていた。 「実験演劇」としての歌舞伎 その「荒唐無稽」は菊五郎が仕切る歌舞伎の先祖還り 菊之助…
配役とみどころ 児太郎の「女工藤」 「春駒」とは? 歌舞伎のお囃子方 配役とみどころ 「歌舞伎美人」からの配役とみどころを以下に。 配役 工藤奥方梛の葉 福助 曽我一万 七之助 小林妹舞鶴 児太郎 局宇佐美 梅花 八幡三郎 福之助 近江小藤太 松江 曽我箱王…
配役とみどころ 幸四郎のつっころばし戦略 上方との差別化 ここまでやる? 竹本と清元のサポート 七之助の戦略 配役とみどころ 「歌舞伎美人」からお借りしたチラシ、そして配役とみどころが以下。 藤屋伊左衛門 幸四郎 扇屋夕霧 七之助 吉田屋喜左衛門 歌六…
優れた脚本 主要キャスト あらすじ 亀の小五郎を演じた松平健の人物造型が素晴らしい 食べる所作に出る品格 「目」の演技の秀逸 庄兵衛役の柄本明の抑えた演技がいい 二人が醸し出す連帯感が泣ける 原作は、池波正太郎の『にっぽん怪盗伝』中の「正月四日の…
一昨年にも同様のワークショップに参加させていただいた。教育教材用のDVD作成が主目的ということで、教育関係者は無料。それが申し訳ないほど、充実した企画だった。第一部が能『羽衣』鑑賞、第二部が、講演、ワークショップ「能舞台と教育現場とつなぐ」と…