2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧
huluで第4話まで視聴した。授業で一部を使ったことで、ついついその続きをみてしまう羽目に。非常によくできていて、感心した。リドリー・スコットが製作にも関わっている。あの『Black Rain』、『Thelma and Louise』の監督である。かなり残虐なシーンもあ…
『食卓の情景』に始まって、彼の随筆を七冊ばかり読んできた。先日台東区立図書館で読んだ『わが家の夕めし』もアマゾンで手に入ったし、それと同系列の講談社刊の随筆、『わたくしの旅』も『新しいもの古いもの』も宝塚図書館で借り出して読んだところであ…
テレビで同題の番組が放映されていたのを一度だけ観たことがある。主演は大沢たかおだった。着想がなかなかおもしろいと思った。検索をかけて、もとはマンガだったことが分った。同じくWikiによれば原作者の村上もとかは江戸の遊郭を調べてゆく途中で多くの…
池波正太郎さんのというより『鬼平』の足跡を訪ねるという目的での先週の東京行きだったので、観劇の合間をぬってうろうろした。とはいってもおろしたてのスニーカーが足にあわず、靴擦れに悩みながらだったので思うようには回れなかった。明治座は1995年8月…
去年プラハの国際学会でこの作品で発表をしたこともあり、是非とも観たいと思っていました。座長お二人のお姉様、小龍さんの一日座長での誕生日公演ということで、彼女が原作を補綴、演出した舞台でした。川口松太郎の原作を基に劇団に合うように改作してあ…
2泊3日の東京旅行から先ほど帰宅した。綿密に「食探訪」の予定を立てていたのに、そのファイルをDropboxに入れ忘れてしまった。これが第一の失敗。もっとも入れていても二つの理由で役には立たなかったかも。iPadをコンピュータ代わりに持参したのだが、宿…
三遊亭円朝原作の復活狂言。春陽堂刊の『日本戯曲全集』所載の『塩原多助一代記』を底本に補綴した台本である。「底本にはない山口屋の強請の件を新たに四幕目として加えた」と国立劇場文芸課の説明が筋書にあった。ひいき目にみればここまでの「盛り沢山」…
今回の東京行きではこの新派公演と国立劇場の『塩原多助』を観てきた。『塩原多助』については稿を改めたい。公式サイトによると、「北條秀司と花柳章太郎のコンビによる東京慕情編3部作の第2弾として、『佃の渡し』に続き昭和35(1960)年明治座で初演され…
展覧会のチラシの画像は以下。 このチラシからもあきらかだけど、展覧会の目玉はフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。デン・ハーグにあるマウリッツハイス美術館展が現在改装中ということで、かなりの数の美術館所蔵作品が日本にやってきている。これはオ…
おいしいお蕎麦が食べたくて、阪急御影駅近くの食べログで高得点を取っているお蕎麦屋さん「ふくあかり」にランチを食べに出かけた。「ミニ懐石」を食べたのだけれど、予想に違わずというか予想以上の蕎麦と懐石を堪能した。お蕎麦もクセのない素直なものだ…
『作家の四季』、この本のほとんどを映画評が占める。それにしても池波正太郎という人の多才ぶり、そしてその批評眼の的確さに舌を巻いてしまう。いくつもの連載を抱えて多忙をきわめていても、映画の試写会にはでかけてゆき(もちろんプライベートでも)、…
先日テレビ版の『鬼平犯科帳』シリーズ2を買い込んだので、池波正太郎著のものと併行して観ている。松竹、東宝の協力、フジテレビの放映だったようである。もちろん主役は中村吉右衛門で、妻の久栄や腹心の同心たちのキャストはレギュラーになっているが、…
これと『伊勢音頭』の二本を図書館から借り出してきた。『伊勢音頭』の方は私が1995年に歌舞伎座で観たものだった。玉三郎の万野が強烈に印象に残っている。これについてはまた稿を改めたい。この『一本刀土俵入』は聞きしに勝るすばらしいものだった!既に3…
テレビドラマ版「鬼平シリーズ1」の第12話まで見了った。原作を超えるものがないのが残念だが、それはある意味無い物ねだりだろう。池波正太郎の文の底知れない力にあらためて感じ入っている。文庫本の何巻だったかの後書きに中島梓が池波の文章力を賞賛し…
このところ池波正太郎一色という日々を送っている。エッセイ集を何冊か読んだが、『剣客商売』や『鬼平』がまだだったので、一応何冊か図書館から借り出した。欠巻で図書館にないものは買い込んだ。「鬼平」についてはあれほど有名な作品だったのに読んだこ…
ああ、ここにも「池波病」の人がいる。どうしても池波正太郎が言及している場所に行き、彼のお気に入りだった店に立ち寄ってみたいと、いてもたってもいられなく(?)なった。で、今月の三週目の土・日・月と東京へ出かけることにした。もちろん彼のエッセ…
昨日仕事の帰りに書店に立ち寄り、池波正太郎の本を七冊も買い込んでしまった。たいていはアマゾンで本を買うので、実際に買った本の重みを感じながら、読む楽しみへの期待に胸おどらせるというのは久々である。待ちきれずにバスの中で読み始めた。アマゾン…