yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

杉本文楽『曾根崎心中』@フェスティバルホール3月29日

2011年10月16日に宿泊していた東京のホテルでNHK eテレの「杉本博司が挑む『曾根崎心中』」をみて以来(このブログ記事にもしている)、ずっと生の舞台を体験したいと願って来た。その公演をこの土曜日にやっと観ることができた。ヨーロッパ公演(マドリード…

菊之助の「京鹿子娘道成寺」三月花形歌舞伎@京都南座3月23日夜の部

夜の部は第一部が「御摂勧進帳」、第二部がこの「道成寺」だった。日曜日なのに観客席に空席が目立った。先日の17日の昼の部は一階席だったので分からなかったのだが、そのときも恐らく二、三階席は空いていたのでは。この日の三階席の前の数列は全部空席。2…

研究室の片付け終了

ミラノから帰ってから、最後のお務めの会議を二つこなし、卒業式にも出た。卒業式後にはゼミの卒業生とランチをしたけど、いわゆる「謝恩会」は欠席。ゼミ卒業生も半分は欠席とのこと。こういう仕事の合間を縫って研究室の片付けをした。分不相応なほど立派…

「素襖落」の巳之助@京都南座3月17日昼の部

初日は2階席だったのだが、今回は前から7列目の上手席で、役者の表情までよく見えた。表情が見えるとずいぶん感興がかわるものだと、あらためて認識。気になる芝居は2回以上観た方がいいのかもしれない。財布の中身を気にしなくても良いならばの話だけど。で…

亀三郎・梅枝の「吹雪峠」三月花形歌舞伎@京都南座3月17日昼の部

以下、歌舞伎美人サイトからの引用。 「吹雪峠」<原作> 宇野信夫<演出> 大場正昭<配役> 直吉 亀三郎 おえん 梅 枝 助蔵 松 也<みどころ> ◆ 極限状態で描く三角関係の人間模様 荒れ狂う吹雪の中、山小屋に辿り着いた助蔵とおえん。おえんは、助蔵の兄…

アンブロジアーナ絵画館Pinacoteca Ambrosiana のコレクション

こちらはブレラ絵画館をある意味超えているかも。いかにもイタリア的。その真髄を凝縮した絵画を集めている印象。保存にも気を使っているのが分かる。またこの美術館そのものが芸術。以下、直球で来た絵画。美術館サイトからお借りした画像が以下。 まずブリ…

『A Louer/フォー・レント』by ピーピング・トム@兵庫県芸術文化センター中ホール3月1日

チラシとサイトにあった写真と紹介文。 舞台はかつて栄華を極めた貴族の館、もしくは古い劇場の一角のようでもある。 正面には深紅のカーテンが、巨大な広間に流れる時間を封印するかのごとく壁一面を埋め尽くしている。 おそらく競売にでもかけられているの…

ミラノ、リナーテ空港(Linate Airport)にて

6日の午後8時過ぎには使えなかったWifiが今使えている。午前11時リナーテを出て、シャルル・ドゴール経由で成田。それから7時間待ちで神戸空港というスケジュールになっている。でも、成田でANAに交渉して伊丹行きに変更するつもり。成田からは無理なら、羽…

ホテルからドゥオーモ近隣まで

まずはホテルから。家族経営のホテルで快適だった。booking.comで予約したのだが、あまり知られたくないほど良かった。一つ星だったけど、WiFiが光で、その他も日本のビジネスホテル以上。次回もここに宿泊するつもり。 ホテルの裏庭。 次にホテル最寄の地下…

オペラ『皇帝の花嫁 The Tsar's Bride (Carskaja Nevesta) @ミラノ・スカラ座3月11日

リムスキー・コルサコフ作曲。ロシア的というより、どちらかというと西欧的な曲調。しかも帝政ロシア[イワン雷帝期]ではなく、現代という設定。幕が開くまではスクリーンに帝政ロシアの人たちの行き交う姿が映しだされていた。このスクリーン、オペラの中で…

ミラノのブレラ絵画館(The Pinacoteca di Brera) 3月11日

『地球の歩き方』では地下鉄のMonte Napoleone 駅が近いとあったのだけど、ホテルへ帰ってから英語サイトでみるとLanzaが最寄駅になっていた。Monte Napoleone駅からはかなり迷ったので、Lanzaの方がいいかも知れない。以下、私のとった下手な写真。絵画館の…

スリにあいそうになった!

生まれて初めての経験。アメリカ生活は長かったし、海外旅行もけっこうしたのだが、幸運なことにスリにあったことはない。あまりうれしくない「初体験」だったが、財布を盗られずにすんでよかった!パリと同じくらいミラノも危ないところなのかもしれない。…

GAM近代美術館、ミラノ

昨日の日曜日、ドゥオーモ近辺はいつもに増しての人混み。エマニュエル二世のガッレリアも混雑の極み。こういうの大嫌い。去年3月のロンドンでもうんざりしたけど、今回はそれ以上。芝居もイタリア語が分からないと面白さ半減だし。3時始まりのバレエまで、…

ナタリー・オシポヴァとポリーナ・セミオノーヴァの舞踊が絶品だった バレエ『Jewels』@ミラノ・スカラ座@3月9日マチネ

昨日観たバレエ、『Jewels』になんと去年ロンドンで『ジゼル』を踊ったミハイロフスキー・バレエ団のポリーナ・セミノーヴァがゲストとして出ていた。事前知識、下調べを一切しないで出かけたので、ただただ自分の幸運に感謝した。今最高峰の踊り手だろう。…

「英語版スカラ座の2013-2014シーズン」紹介サイト

Teatro alla scala (in English)。リンクしておく。もっと早くに気づけばよかった。予習でだいぶん予定を変えた気がするから。 New 2013/2014 Season オペラ10本。そのうち7つがイタリア人作曲家のもの(Verdi, Rossini, Donizetti, Mascagni)。とくにVerdi…

今日は一休み?

今朝は午前3時に目が覚めた。今頃になって時差ボケが出てきたのかも。夜に芝居を観る予定にしていたのだが、連日の観劇はやはりボディブローのように効いてきた。とくに昨日は疲れた。バレエをスカラ座で観たあと、地下鉄で例の大型スーパー、「エッセランガ…

Riccardo III (リチャード三世) @ピッコロシアター、ミラノ(Piccolo, Milano)3月8日

『R III』、もちろん、英語字幕なし。昨日のオペラでは驚いたが、これは「当然」という感じ。イタリア語ができないのがほんとうに残念だった。とはいえ、役者のすごさは言葉がわからなくとも十分伝わってきた。イタリア語で原作のような韻を踏ませるのをどう…

ミラノ・ピッコロシアターと巨大スーパー Esselunga

今朝ホテルで朝食を済ませてから(朝食はついている)、ミラノ・ピッコロシアターへ芝居のチケットを取りに行った。地下鉄M2 LineのLanza駅をあがって目の前だった。 今晩(3月8日)7時30分開演のシェイクスピアの『リチャード三世』。平土間は売り切れでバ…

オペラ『イル・トロヴァトーレ』Il Trovatore@ミラノ・スカラ座3月7日

ジュゼッペ・ヴェルディ作曲 全4幕 Wikiの日本語版をリンクしておく。以下がこの日のプロダクション。 Conductor 指揮 Daniele Rustioni Staging, sets and costumes 舞台装置、コスチューム Hugo De Ana Lights 照明 Marco Filibeck Weapons Master 殺陣指…

「舞台は世界 昭和の剣劇王」日本経済新聞3月6日

日経文化欄今日朝刊の記事。執筆者は日大教授の田中徳一氏。非常に興味深く読んだ。冒頭を引用する。 戦前に芝居の海外巡業といえば、川上音二郎・貞奴や花子の名が浮かぶ。だがもう一人、世界恐慌下に欧米22カ国を巡り、反響を呼んだ役者がいた。今では知る…

ミラノ、リナーテ空港 (Linate Airport, Milan) に到着

怖れていたように、スーツケースがミラノのリナーテ国際空港に届いていなかった。成田からの便が遅れて、シャルル・ドゴールでの乗り換え時間が15分しかなく、私自身もターミナル内を走って乗り換えたので、心配していたのだが、現実になった。これで2年前の…

おのぼりさん初日

ドゥオーモまで出かけた。ホテルの人の話だと地下鉄 M3 Lineの駅が近いということだったが、M1 Line の駅にから乗ってみた。24時間チケットを券売機で買った。4.5ユーロ。こちらは二階建てで電車ぽっかった。2駅目に乗り換えたのだが、そのときの地下鉄駅の…

菊之助と梅枝の『与話情浮名横櫛』三月花形歌舞伎@京都南座 3月2日初日昼の部

以下「歌舞伎美人」のサイトからの引用。 木更津海岸見染めの場/源氏店の場<配役> 与三郎:菊之助 お富:梅枝 蝙蝠の安五郎:團蔵 鳶頭金五郎:松緑 和泉屋多左衛門:彦三郎 <みどころ> ◆ 若旦那の一目惚れから生まれた、しがねぇ恋の行く末は・・・ 「…

松緑の『新歌舞伎十八番の内 素襖落』in 三月花形歌舞伎@京都南座 3月2日初日昼の部

以下「歌舞伎美人」のサイトからの引用。 二、新歌舞伎十八番の内 素襖落(すおうおとし) <配役> 太郎冠者 松 緑 太刀持鈍太郎 亀 寿 三郎吾 巳之助 姫御寮 新 悟 次郎冠者 松 也 大名某 権十郎<みどころ> ◆ 新歌舞伎十八番の嚆矢となった喜劇味溢れる…

「世界的に高い評価を受ける、
ルーマニア映画の新たな潮流」

以下、『BRUTUS』の記事。 “ルーマニアン・ニューウェーブ”と呼ばれるこの一連の動きをリードしているのが、07年カンヌ国際映画祭で『4ヶ月、3週と2日』がパルムドール(最高賞)に輝き、最新作『汚れなき祈り』が昨年の同映画祭脚本賞と女優賞の2冠を獲得し…