2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧
始まりの「パン!」という音色。それにピタッと合わせて羽生結弦選手の手が天を指して挙がる。差しのばした腕がチャンネルになり、天と彼の身体が繋がった瞬間、羽生結弦=安部晴明という揺るがない「自信=自身」が会場に響き渡った。このとき、「羽生結弦…
台風襲来の中、観世会館の中は熱かった!午前の部と午後の部の2本立て。午前の部を迷うことなく選んだ。片山九郎右衛門さん、味方玄さんの舞台だったから。あらかじめ予想していたとはいえ、片山九郎右衛門さん、味方玄さんの、まるで役の人物が憑依したか…
12時30分過ぎに始まる味方玄さんの「乱」にやっと間に合った。間に合って、本当によかった。「素敵!」のひとこと。「乱」、もちろん『猩々』の「乱」。観世寿夫さんの舞台をDVDで見て以来、すっかり虜になった能作品。実際の舞台ではさる6月、「山本能楽堂9…
昨日が最終日。「良い」と評判を聞いていたので、慌てて行ってきた。劇場、舞台設定、演出、そして何よりも観客がすばらしい。オフィシャルサイトをリンクしておく。先日ロンドンで見た『ジェイン・エア』のシアターはLyttelton Theatre(収容人員890)で、…
番組の公式サイトをリンクしておく。今までまったく知らなかった領野。ウズベキスタンが舞台になっている。スターリン時代、過酷な弾圧を受け、シベリア刑務所送りになった画家たち。彼らの絵画を当局の目を盗んで「収集」した人がいた。それがサヴィツキー…
ちょうど中継を見ているところ。ショパンの「バラード一番」、録画しているので、明日もう一度見直してみる。記憶に間違いがなければ、以前に見た時よりずっと安定していた。でも逆に安定が「守り」に見えてしまった。何も怖くないですよ、結弦さんなら。ジ…
前日の当ブログ記事にNHKで放映された「ルグリ・ガラ」がいかに画期的なものだったかを述べた。でもそれじゃ足らないんです。あの短い記事では到底カバーできない凄さだった。ここには、ルグリの「意図」と将来への展望が明確に示されていた。彼はウィーン国…
「ルグリ・ガラ」の公式サイトをリンクしておく。関西ではフェスティバルホールが会場だった。ガラ公演はオーレリー・デュポンの「バレエ・スプリーム」(パリ・オペラ座x英国ロイヤルバレエ)のチケットを確保していたので、こちらは断念したのだけど、逆に…
能の『俊寛』を実際の舞台で見るのはこれが2回目。最初のものは今年6月、この京都観世会館でみた観世銕之丞さんがシテをされたもの。そのとき後見で後ろに片山九郎右衛門さんと一緒におられたのが本日のシテ、味方玄さんだった。いただいたプログラムによる…
能では高槻の『明月能』が最も楽しみ。片山九郎右衛門さんの「殺生石白頭」が出し物。その他では「大槻文蔵の会」、「京都観世会例会」を見る予定。また11月は社中会が多く、5.6箇所は回れそう。特に月前半の東京遠征では喜多流、塩津哲生氏の「哲門会」…
ロンドンに8日いただけで、能舞台が恋しくなった。帰国して早々に湊川神社で能を堪能(これは別稿にしたい)、昨日のこの『紅葉狩』は二つ目になる。しみじみと身体にしみとおり、細胞の一つ一つを潤してくれる感じを実感した。初めて見る『紅葉狩』、期待に…
立原位貫さんについては、NHKの「プレミアムカフェ」の再放送で知った。国芳の「達男気性競 金神長五郎」の復刻を担当、見事に成功されるまでの過程を追ったドキュメンタリーだった。膨大な作業工程。それを黙々とこなして行かれる姿に職人魂を見た。またそ…
劇評の点数が高かったので、ロンドン滞在の最終観劇にこれを選んだ。National Theatreの一番大きな劇場での公演、かつマチネだというのも理由だった。公式サイトをリンクしておく。シャーロット・ブロンテ作、同タイトルの小説(1847)の舞台化。原作からほ…
地味に中年男女の恋愛を描いています 『マディソン郡の橋』ほど深刻じゃない? ロンドンの天文学的地価高騰が背景に 明快なストーリー キートン演じるエミリーのかっこよさとグリーソン演じるドナルドの素朴さで魅せる 「めでたしめでたし!」の結末 批評家…
ロンドンから帰国したその日にこの発表。嬉しくて、飛び上がってしまった。今回訪ねた大英博物館の日本ギャラリーにも「カズオ・イシグロコーナー」があった。彼が英国でも高い評価を受けているのを知ってはいたけれど、それがかくと実感できた。『わたしを…
帰りはBAヒースロー午前11時40分発のフライト、羽田着が午前7時すぎ。伊丹行きに順調に乗り継げて、帰宅も11時すぎ。あっけないほど楽チンな旅行だった。往きも成田発12時のBA、そこからヒースローへのダイレクト便だったので楽だったけど、羽田経由の方が乗…
今日は午後2時からウェストエンドでマチネを見る予定だったので、それまでの間、大英博物館に出かけてきた。小さい息子を母に預けて毎年のように英国に来ていたことがあった。そのほとんどがロンドンで、芝居を見るのが目的だった。今までに計8、9回は来て…
評価は、うーん、難しい。この作品、大学の授業で映画版を使ったことがあり、実際の舞台でも見たかった。ただ、予想していたのとはおよそ異なったものだった。というのも、ジキル博士とハイド氏が女性ということになっていたから。これ、評価は英語で書くべ…
今、ロンドンのホテル。テレビを見る気もしない。何処も同じくだらない番組に決まっているから。こういう時に聴きたくなるのは、やっぱり日本のもの。中でも「松虫」。連れ合いが檜書房のサイトからダウンロードしたものを送ってくれた。それをただひたすら…
地下鉄ピカデリー線の長〜いエスカレーターに公演の宣伝ポスターが何枚も貼ってあり、気になった。調べたところ、9月30日、10月1日の公演はすでに終わっていたけど、10月中は何度も高座があるよう。HPサイトをリンクしておく。公演写真はこんな感じ。9月に…
BA(ブリティッシュ・エアウェイズ)の成田発ロンドン行きのフライトで見た映画。日本ではまだ公開されていない?JALとBAの共同運航の場合、 JALが「主」の時には機内上映の映画のレベルが高いのだけど、今回はBAが主になっていたので、映画には期待していなか…
2013年7月に東京文化会館でロイヤルバレエの同じ作品を見たのだけど、失望した。というのもギリギリでアリスを代役が踊ることになり、それがよくなかったから。今度のロンドンへの旅行はその「リベンジ」を兼ねてロイヤルバレエを見るということで立てたもの…