帰りはBAヒースロー午前11時40分発のフライト、羽田着が午前7時すぎ。伊丹行きに順調に乗り継げて、帰宅も11時すぎ。あっけないほど楽チンな旅行だった。往きも成田発12時のBA、そこからヒースローへのダイレクト便だったので楽だったけど、羽田経由の方が乗り継ぎがいいのではるかに楽。ダイレクト便の威力を確認できた。2年前のロンドンでの学会発表でもBAのダイレクト便を使って楽だった記憶があったので、今回も倣ったのだけど、予想以上。羽田から直行便が出るようになったのですね。
とはいうものの、なぜか乗客は思ったより少なめ。飛行機もボーイング777と中型機。往きは隣が空席だったのに、帰りはびっしり。ロンドンフィルの楽団員が隙間を埋め尽くしていた。日本公演があるのだろう。
驚いたのはツアー客がいなかったこと。今までのヨーロッパ旅行でこんなことはなかった。日本人は用心深いから、テロとかのニュースがあると当分はその地域を避けるからかもしれない。ロンドンの街中でも日本人にほとんど出くわさなかった。大英博物館の日本ギャラリーででもちらほら。そういえば2年前はアジア人と見れば観光のChineseだったけれど、今回は少なかった。当局の規制が効いているのかもしれない。代わりにKoreanが多かった。最近の京都と同じ現象が起きている?
それにしても遠くからやってきて、雑踏の中を地図を片手に歩き回るって、疲れる。ロンドンは行くたびにより汚くなっている印象。中心地はニューヨークより人が多くて(ほとんどが観光客)、汚さも5割増しの感じ。一日歩いて回ると鼻の穴が真っ黒。いくら観光客が増えたといえど、東京ではここまでにはならないだろう。羽田に着いた最初の印象、「ああ!綺麗、清潔!」だった。毎回そうだけど、今日はそれ以上に「空気」が綺麗なのに感激。
私が最初に行った頃には、外国人労働者といえば、中東、インド等からの人たち。その数も多くはなかった。昨今は彼らだけではなく、ヨーロッパの他地域からの労働者数がイギリス人を上回っている印象。本国人でロンドン街中に居住する人は、もはや絶滅危惧種?
私が泊まるようなホテルはリッツ・カールトンのような4つ星ではないので、ホテルを一歩出ると聞こえる言葉も看板もアラビア語だらけ。「一体ここはどこ?」っていう感じ。ヨーロッパでの「移民問題」を垣間見る気持ちになる。アメリカとはかなり違うんですよね。街の汚さでいえばアメリカ大都市もいい加減汚いけど、ロンドンの方がもっと深刻というか、体に響くというか、そんな思いにさせられる。
ヒースロー空港はリノベーションが進んで綺麗になっていた。街との対比が際立っていた。とはいっても、フランクフルト、パリ、ヘルシンキの空港より泥臭くて、オシャレ度は低め。以下にその写真を。2枚目はロビーから見上げたところにデカデカ出ていた日本食レストラン?のもの。「WAGAMAMA」ですって。意味不明でインチキ臭い!