yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

能・狂言

味方玄師の仕舞「鍾馗」<きょうの能楽師>仕舞編#4

仕舞リレーの四番目にやっと登場された味方玄師。YouTubeサイトをリンクしておく。 www.youtube.com ここに付いた味方玄師の曲紹介が以下。 「鍾馗」とは人の名前。中国・唐の時代、病に伏した玄宗皇帝の夢に現れ病鬼を退治したことから、神として祀られまし…

片山九郎右衛門師の仕舞「小鍛冶」in<きょうの能楽師>仕舞編1

YouTubeのサイトをリンクしておく。 www.youtube.com 詞章は「郡山の宝生能楽会」のサイトからお借りする。 シテ 「天下第一の。 地 「天下第一の。二つの銘の御剣にて。四海を治め給へば。 五穀成就も此時なれや。即ち汝が氏の神。稲荷の神体小狐丸を。 勅…

<きょうの能楽師>素謡「高砂」リレー by 京都観世会能楽師の方々

この企画を今日まで知らなくて、やっと先ほど第十の謡まで聴き終えた。一覧を見るには以下のサイトにアクセスください。 www.youtube.com 「走者」一覧は以下。敬称略。 第一走者 片山九郎右衛門 第二走者 浦田保親 第三走者 大江信行 第四走者 林宗一郎 第…

山本哲也師と谷口達志師との鼎談@大槻能楽堂 in [自主公演能×TTR 能プロジェクト YouTube能楽公演]

TTR公演を見たのは昨年の7月の湊川神社神能殿での公演以来。その時のフル能が『善界』というかなり退屈なもので、かなりがっかりした。ただ、片山九郎右衛門師の舞囃子「井筒」の素晴らしさがそれを補ってあまりあった。記事にしているので、リンクしておく…

半能『葵上』大槻能楽堂自主公演能x TTR能プロジェクトYouTube 能楽公演@大槻能楽堂 ライブ配信 4月25日

舞台に先立って斉藤信輔師の解説があった。ここでは銕仙会の『能楽事典』より概要をお借りする。半能なので後半部からになる。 前半 光源氏の正妻となった左大臣の娘・葵上は、最近物の怪に悩まされていた。物の怪の正体を知るべく院の臣下(ワキツレ)が照…

大槻文蔵師シテで半能『三輪』大槻能楽堂自主公演能×TTR 能プロジェクト YouTube能楽公演@大槻能楽堂 ライブ配信4月25日

さすが大槻文蔵師、大鼓の山本哲也師と小鼓の谷口達志師お二人が編成する「TTR能プロジェクト」と組んでの能楽公演を実現されている。まったく失念していて、今朝気がつき、早速見ることができた。同時的でなかったのが残念。YouTubeサイトをリンクしておく。…

「親子三代競演」を謳う能『烏帽子折』in「古典芸能への招待」(NHK eテレ)@観世能楽堂2019年11月録画

15年前の『烏帽子折』 今回の『烏帽子折』:解説・演者・特徴 解説 演者一覧 特徴 子方の安定感 シテの所作の美しさ ワキの「郎等」たちの体を張っての演技 東京観世流の方々 笛:杉信太朗・大鼓:大倉慶乃助の最強コンビ 15年前の『烏帽子折』 興味深かった…

シンガポール訪問の予定変更

25日からシンガポールに一週間の予定で滞在する予定を、変更せざるを得なくなった。キャセイのフライトのトランジットが香港経経由ということで、これがキャンセルの理由だろう。もちろんコロナウイルス肺炎が蔓延しているから。中国に出入するフライトの多…

観世銕之丞師シテの『井筒』in「能と狂言」@京都芸術劇場春秋座 2月12日

以下に当日の演者一覧を。 前シテ 里女 観世銕之丞 後シテ 紀有常ノ娘 観世銕之丞 ワキ 旅僧 森常好 アイ 里人 野村萬斎 笛 竹市学 小鼓 吉阪一郎 大鼓 亀井広忠 後見 青木道喜 河村博重 地謡 片山九郎右衛門 古橋正邦 味方玄 片山伸吾 分林道治 梅田嘉宏 安…

小鼓方の成田達志師が仕切る「伝統芸能体験鑑賞 はじめての能」@千里市民センター 大ホール 2月9日

大ホール等人の多く集まるところでの開催、コロナウィルスが心配で行くのをよそうかと思ったのだけれど、ギリギリで決心、出かけた。本当に参加させていただいて良かった!こういう能解説プログラムの中では出色だった。この形式で、色々なところを回れば、…

林家伝来の神能『日觸詣(ひむれもうで)』in「林定期能百周年記念公演」@京都観世会館2月2日

いただいたチラシ(この文末にアップさせていただいている)に演目解説がある。また、この日、河村晴久師による演目解説があった。非常に興味深かった。 十世林喜右衛門玄忠作の神能。会館二階にその原稿が展示されていた。近江八幡にある日觸(日牟禮)神社…

十四世林家当主、林宗一郎師が翁を演じられた『翁』in「林定期能百周年記念公演」@京都観世会館 2月2日

江戸時代の長きにわたり能の観世流京都所司代とまでいわれた片山家。その片山家を頂点とする京都観世流の「五軒家」のうち、唯一現在も残っているのが林家である。このことを、一昨年京都造形芸術大学の芸能コースでの井上裕久師のレクチャーで、初めて知っ…

分林道治師シテの世阿弥作『恋重荷』 in「片山定期能 七十周年記念特別公演」@京都観世会館1月25日

演者に変更があった。ツレ役が梅田嘉宏師から片山伸吾師に、後見の片山伸吾師が青木道喜師に代わった。梅田師は先月もお休みで、心配である。 演者一覧を以下に。 前シテ 庭掃きの老人、山科荘司 分林道治 後シテ 山科荘司の怨霊 分林道治 ツレ 白河院女御 …

片山九郎右衛門師が小野小町を演じられた『卒都婆小町 一度之次第』in「片山定期能七十周年記念特別公演」@京都観世会館1月25日

この「記念公演」には、三島由紀夫の『近代能楽集』にコレクトされた作品、『卒塔婆小町』(三島版では「都」が「塔」)と『綾鼓』(観世流では『恋重荷』)が入っていた。昨年末に九郎右衛門師の『邯鄲』を見ているので、「充足感」があった。 『邯鄲』を見…

片山九郎右衛門師の女性造型が見事だった舞囃子「砧」in「杉浦元三郎七回忌 追善能」@京都観世会館1月19日

この日、二階席だったのだけれど、一階席よりも舞台全体がみわたせた分、演者の優れたところ、そうでないところがより強調されて目に映った。片山九郎右衛門師はもう非の打ち所のない完璧の上を行く完璧。眼福に酔った20分余りだった。 「砧」は仕舞は見てい…

松井美樹師シテの能『道成寺』in「杉浦元三郎七回忌 追善能」@京都観世会館 1月19日

あまりにも人口に膾炙した演目。能楽師の方はその「披き」に『道成寺』を演じることが多いとか。松井美樹師がそうだったかは、確認していない。おそらく初めてではなかったと思う。とても落ち着いて演じておられたから。 私が能の『道成寺』を実際の舞台で見…

沈潜した嘆きのさまが見事だった杉浦豊彦師シテの能『景清』in「杉浦元三郎七回忌追善能」@京都観世会館1 月19日

追善公演ということもあり、非常に盛り沢山というか、見応えのある能の舞台だった。能は『景清』、『道成寺』の二本、あと素囃子と舞囃子が一本ずつ、三本の仕舞、そして狂言、『二千石』。連吟「当麻」、仕舞「天鼓」は遅刻して見逃してしまった。 まず能の…

林宗一郎師シテの爽やかな脇能『養老』 in「京都観世会1月例会」@京都観世会館1月12日

脇能とは『翁』の後で上演される能で、神をシテとする能のこと。『養老』は男神能。作者は世阿弥。今回の舞台は『翁』の延長で、お囃子方も地謡もほぼ同じ。『翁』との連続性が際立たされていた。 世阿弥の能はどこかスッキリとしていて、爽快感がある。ごち…

観世清和師の『翁』in「京都観世会1月例会」@京都観世会館 1月12日

『翁』を初めてフルで見たのは3年前の1月3日、八坂神社での奉納能でのこと。シテ翁を金剛流宗家の金剛永謹師、三番三を茂山茂師が演じられた。シテの白色尉、三番三の黒色尉の面、それに三番三による鈴ノ段での能らしからぬ派手さが印象的だった。あとで能成…

片山九郎右衛門師の若々しい盧生だった 能『邯鄲』@京都観世会館12月22日

見ている間に、三島由紀夫の『近代能楽集』の巻頭を飾る『邯鄲』が浮かんできた。九郎右衛門師が演じられる盧生に三島『邯鄲』の次郎が重なった。以前にみた『邯鄲』ではこういうことは起きなかった。九郎右衛門師の盧生解釈がおそらく他演者と異なっていた…

若手中心のダイナミックな舞台『紅葉狩 鬼揃』in「京都観世会12月例会」@京都観世会館12月15日

なんと鬼女(前場では上臈)がゾロゾロ五人も登場する。シテ(前場では上臈の長、後場では鬼女神)の林宗一郎師を入れると六人が舞台をところ狭しと舞い回る。実に壮観。中心にはもちろん宗一郎師。お若い。鬼女たちも若い演者であるのが、なんとなくわかる…

やはり素晴らしかった浅井通昭師の『天鼓』in「井上定期能12月公演」@京都観世会館12月7日

今回の公演チラシが以下。 今年9月の公演で、浅井通昭師が演じた『錦木』に衝撃を受けた。記事にしている。 www.yoshiepen.net 格の高さ、品位、そして美しさで申し分なかった。どういう方なんだろうと思っていた矢先、この公演に出逢えた。幸運としか言いよ…

第20回記念公演芦屋能・狂言鑑賞の会@芦屋ルナホール 11月29日

姿はスッキリと、声は朗々とで、長山耕三師シテの舞囃子「高砂」が頭抜けて良かった。二年前の京都・大阪での「大連吟」に参加して以来、この演目には想い入れがある。全体を覚えているので、思わず口をついて出てしまう。だから、うまい能楽師のものしか聞…

ジャンルを超えた吹奏楽器の共演「題名のない音楽会」 2019年11月2日(土)放送内容

興味深かったので録画しておいた。以下がテレビ朝日の公式サイトからの情報。 令和元年に放送55周年を迎えた「題名のない音楽会」。記念して行われたスペシャルコンサートの3回目の今回は令和のキーワードでもある「グローバルな日本」をテーマに国内外で人…

片山伸吾師社中会(令和元年幽花会秋季大会)での能『融』@京都観世会館 11月4日

非常に充実した社中会だった。さすが片山伸吾師の社中の方々。とくにこの能のシテを演じられた木村厚氏ほとんどプロといってもいいほどの巧さで、唸らされた。技術的なことだけでなく、主人公、融の置かれた環境と心理状態を描いておられるところに唸らされ…

能・狂言・文楽の披露が目玉だった?「即位礼正殿の儀にともない来日した外国元首・祝賀使節らをもてなす首相夫妻主催の晩餐会」@ホテルニューオータニ東京10 月23日

ちょうど東京滞在中だったので、ホテルでニュースでは見たのだけれど、別にきちんと全編見るつもりはなかった(当方、海老蔵と聞いただけで虫酸が走るので)。昨日、羽生結弦さんの「スケート・カナダ」でのEXの演技、「パリの散歩道」をyoutubeで検索中、引…

貴重な体験だった舞囃子「大典」in 「秋の杉会囃子大会」@京都観世会館10月14日

片山九郎右衛門師がシテの天津神、味方玄師がツレの天女での連れ舞いがよかった。本年7月にお二人のシテ・ツレでの能『大典』の奉納があった。横浜能楽堂に請われての公演だったという。「令和」という希望に満ちた新しい御代を寿ぐのに、技量最高を誇るこの…

「夕顔」を超える味方玄師の存在感 ——— 能『半蔀 立花供養』in「第39回テアトル・ノウ京都公演@京都観世会館 10月6日

美しいチラシをアップさせていただく。 まず華道遠州宗家、芦田一寿氏による立花があった。舞台全面中央に設置された生け花に、芦田一寿氏が最後の仕上げを施された。「立花」が武道に通じることが伝わってきた瞬間だった。当日の演者は以下。 シテ [里の女…

薪能の醍醐味が味わえた林宗一郎師シテの『山姥』in 「雲母薪能」@修学院きらら山荘能舞台「豊響殿」10月4日

以下に当日のチラシの表・裏をお借りする。 薪能といえば大抵は神社、仏閣等の広大な場所に5百人かそれ以上の観客を擁してのものが多いけれど、このきらら山荘のものは、こじんまり小規模。どこかほんわかとした和やかな雰囲気が終始漂っている。 舞台は設…

片山九郎右衛門師の舞囃子「融」in 「第30回初秋の能 分林保・分林弘一追善能」@京都観世会館9月29日

お囃子、地謡方は以下の方々。 笛 森田保美 大鼓 河村 大 小鼓 吉阪一郎 太鼓 井上敬介 地謡 大江広祐 味方玄 古橋正邦 橋本忠樹 九郎右衛門師の「舞囃子」はその早舞部を切り取ったもの。改めて舞の旋回の多さに瞠目させられる。能で、こんなに頻繁にくるく…