2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
公式サイトをリンクしておく。 tohotowa.co.jp 最後の「フライト・パターン」は宅急便が届くので端折って退出。とりあえず振付のクリスタル・パイトのインタビューは聞いた。来週木曜日まで上映があるので出直してもいいのだけれど、そこまでの食指は動かな…
能では「林定期能 十三世林喜右衛門三回忌追善能」、「TTR能プロジェクト」を見る予定にしている。「林定期能」では林宗一郎師が能『清経』を、河村晴久師が能『求塚』を、そして味方團師が能『望月』を演じられる。「TTR能プロジェクト」では片山九郎右衛門…
ファンタジーオンアイス神戸オープニング、羽生結弦選手は『新世紀エヴァンゲリオン』のテーマ曲、「残酷な天使のテーゼ」を使ったんですね。ToshIさんのボーカルで。あまりにもツボ!これ以上ない選択。碇シンジになりきった結弦さんに、興奮を抑えきれない…
「敬宮愛子さまが女性天皇に。そしてその長子の方が性別関係なく次の天皇を継承される」というのが、小泉内閣の設置した有識者会議が出した案だった。ベストの案。この案を是非とも復活して欲しい。 この案がたち消えたのは、人倫に悖る方法を採っての男児出…
美智子前皇后、まさに「自愛」の人だったことに、遅まきながら気づく国民も増えて来た。手をかえ品を変えての雅子さまへのいじめがあったことが、最近の雅子皇后陛下のご活躍によって明らかになっている。 皇室資料を見れば、平成になっての「公務」と称した…
山崎氏の著作を見ると、「やわらかい」という語の付いたものがいくつかあるのだけれど、山崎氏の思考を表現するのにもっとも適した言葉ではないだろうか。柔軟なフットワークの良さ。学者然としていないゆえの親しみやすさ。それはこの日の二人の応援講演の…
この日の公演は能3本、狂言1本という過密なものだった。11時に始まり、終わったのが5時前。例会は大抵このスケジュールで、演者の方々は疲労困憊されていることと思う。実力と華で日本一の能楽師の方々を擁する京都観世会。彼らの充実した舞台を見せていた…
この日の演者一覧は以下。 シテ(深草少将の怨霊)河村晴久 ツレ(里女・小町) 味方團 ワキ(旅僧) 江崎正左衛門 笛 左鴻康弘 小鼓 吉阪一郎 大鼓 河村大 後見 杉浦豊彦 吉浪壽晃 地謡 樹下千慧 大江広祐 深野貴彦 田茂井廣道 片山伸吾 河村博重 河村和重 …
録画で見たパリ公演の浅見真州師シテ『砧』も素晴らしかったけれど、この『隅田川』も感動のあまり、我を忘れてしまうほどだった。完成度の高さでは類を見ないと思う。 それでいて、「どうだ!」という自己顕示欲を感じない。役に深く入り込み、同一化してい…
先日、大盗賊、熊坂長範が牛若丸に討たれるという内容の能『熊坂』を見たのだけれど、その舞台が美濃国赤坂宿であり、能『朝長』の舞台となった美濃国青墓とは非常に近く、車だと6、7分であることを知った。ソースは『日本芸能史2 古代—中世』(法政大学出…
一昨年のちょうど6月にも橋本擴三郎師シテの能を見て記事にしている。 演目は『邯鄲』だった。 www.yoshiepen.net その舞台も良かったけれど、この日の『熊坂』も良かった。演者一覧は以下。 シテ(赤坂宿の僧・熊坂長範の霊)橋本擴三郎 ワキ(旅の僧) 岡…
「2018-2019シーズン」の最終作品。さすがに見応えがあった。というか、ありすぎて、終わってからも座席をしばらく立てなかった。他の観客の方々も同じ思いだったようである。終幕にかけては涙が止まらなかった。横の方も泣いておられた。ネットのサイトがあ…
ほんの数分の出番だったのに、圧倒的な存在感だった尾上辰之助の斧定九郎。歌舞伎での彼を見るのは初めてだったので、これは衝撃だった。白塗りのいわゆる色悪の化粧に黒い着物。いかにも「ワル」という感じ。凄みが際立っていた。 演技という演技はなく、た…
最初の手を広げてしゃがんだポース。仏像のよう。美しい面差しに美しい身体。そしてそれを愛でるかのようなガラス玉の散りばめられた白いオーガンジーの上着。煌びやかなのに清楚。まさに羽生結弦という人そのもの。今までの衣装の中で最も羽生結弦という人…
以下がプロダクション。 ■演目:バレエ『マタ・ハリ』(全2幕) ■音楽:タリク・オリーガン ■振付:テッド・ブランセン ■出演: マタ・ハリ/マルガレータ:アンナ・ツィガンコーワ ルドルフ・マクラウド(マタ・ハリの夫):ケーシー・ハード キーペルト中…
舞台を縦横無尽に舞い回る動きが多く、力強くダイナミックな舞台だった。しかも、そのモーション一つ一つが勁かった。私の位置からは九郎右衛門師のつま先を上げた白足袋の裏が冴え冴えとよく見えた。すすっと前に出て、さっと回転、またすすっと進まれる。…