2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧
松竹のシネマ歌舞伎のチラシが以下。 「坂東玉三郎 泉鏡花 抄」を締めくくる作品。以前見逃して、どうしても観たかったもの。『天守物語』はシネマ歌舞伎版と実際の歌舞伎舞台で観ている。『海神別荘』はシネマ版で観て当ブログの記事にもしている。リンクし…
ロンドンのウェストミンスター大学で開催される国際ポピュラーカルチャー学会での発表準備に入った。プロポーザルが通ったという連絡をもらって、もう3週間近くになる。開催日は11月20、21日。発表内容は「大衆演劇(旅芝居)」。ポピュラーカルチャーをテ…
このお芝居は以前に2回観ている。楽しいお芝居。さすがたつみ演劇BOX、こういう喜劇でもどこかはんなりしている。おおまかな筋は以下。 奥州仙台から江戸に出てきた百姓の新造(たつみ)。路銀を使い果たして空腹に耐えかねている。目の前には「関東煮」の看…
午後3時から始まり5時半に終わった『夜への長い旅路』のあと移動したので、かなり遅刻。もうお芝居は始まっていた。タイトルをきちんと聞いていないので間違っているかも。ひょっとしたら映画版タイトル『近松物語』を採っていた?劇場に入った途端、「大経…
全二幕だったのだけど、第一幕はちょっと辟易、二幕目はパスしようかと思ったほど。それが帰る時には涙が止まらなくて困った。以下がチラシ。 劇作家ユージン・オニールが自分の死後に発表するよう「指示」していたという作品。自身の父母と兄との関係がその…
歌舞伎では大阪での「平成中村座」を観る。出遅れてしまい、あまり良席ではないけど、仕方がない。父の衣鉢を継ぎ、勘九郎と七之助が「主催」。『女暫』、『三升猿曲舞』、『狐狸狐狸ばなし』、『俊寛』、そして谷崎の『盲目物語』。『俊寛』以外はこの二人…
胆管がんだったという。54歳とはあまりにも早い死。ご冥福をお祈りする。2013年夏に人間ドックで見つかったのに、翌年の1月まで手術せず、その間民間療法に頼ったと記事で読んで、スティーブ・ジョブズのケースを思いだした。ジョブズは2003年に膵臓がんがみ…
ウォーキングを初めて丸二年が過ぎた。最初の一年はほぼ皆勤だったのに、ここ一年は、あいだに十日ばかり中断があった。その間、やっぱり筋力が落ちたとみえて、それが回復するのに三ヶ月以上かかってしまった。身体がいかに「正直」かを改めて認識させらた…
紀有常生誕1200年を記念しての演目。初代吉右衛門というより、その娘婿の幸四郎に因むもの。昭和31年に彼が主人公の有常を演じている。そのときの信夫/井筒姫が六世歌右衛門。初代が育てたひとなので、その縁だったのだろう。以下「歌舞伎美人」から。 <構…
演目が『二本足の野良犬』というべたべたの継子苛めもので、行くのを迷ったのだけど、「小寅丸さんが演じられれば『観賞に耐えるもの』になっているかもしれない」と、出かけてしまった。この6月、高槻千鳥劇場に乗ったこの劇団で観て、うんざりした演目。…
18日、昼夜で歌舞伎座9月恒例の「秀山祭」を観た。迂闊ながら、「秀山祭」が初代吉右衛門生誕百二十年を記念して2006年から始められたものだということを、それまで知らなかった。主催者は孫の幸四郎と二代目吉右衛門。道理で吉右衛門のオンパレード。幸四郎…
かねてから噂に聞いていたのに、関西に乗らないので観たことのなかった「劇団荒城」。やっと観れた。関西どころか、関東以西には乗っていない。関東圏では図抜けて人気劇団、しかも芝居がイイということだったので、ぜひ観たかった。「木馬なら『荒城』が乗…
この『源氏物語国際フォーラム集成』、神戸市中央図書館の開架書架にあった。迷うことなく借り出した。「国際フォーラム」と名のつく「大会」はたいていが世界各地からの寄せ集め研究者の、かなり的外れの発表集成であることが多いのだけど(私見です)、こ…
この日は「たつみday」。たつみさんが「イヤというくらい」出演されるとのことだったので、勇んで新開地劇場に。といいながら5分遅刻で桟敷席に。でもこの桟敷からの観劇、ステキな体験だった。この日のお芝居、『武士道残酷物語』、たしか2012年9月に新開地…
海老蔵の新作歌舞伎、『はなさかじいさん』級のものを期待して行ったのに、 「がっかり」。退屈で、第三部は退出した。一応情報と感じたことは載せておく。「歌舞伎美人」からの配役とみどころは以下。 原作 きむらゆういち 脚本 今井豊茂 演出・振付 藤間勘…
<お芝居> この芝居は他劇団でもみたもので、大衆演劇にはよくかかる人気狂言の一つ。実際に大阪河内で起きた陰惨な大量殺人事件が題材になっている。「河内音頭」に謌われて、広く人口に膾炙したもの。時は明治26年5月。場所は大阪府、金剛山麓の赤阪水分…
遅刻してお芝居から。『二つの顔』は以前にたつみ演劇BOXでも、「のぼる會」の他劇団でも観たことがある。たつみ座長が口上でおっしゃっておられたように、『鬼平犯科帳』中の『熊五郎の顔』がソース。私は2012年、池波正太郎のエッセイがきっかけで彼の随筆…
チラシの裏の宣伝文句が以下。 『もとの黙阿弥:浅草七軒町界隈』井上ひさしの傑作、豪華キャストを得て、ここに復活!!ちょっとした思いつきが、たちまち大きな騒動に!?明治の浅草芝居小屋に笑いと涙が入り乱れる」 演出は栗山民也。チラシにあったあら…