2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧
私がいちばんすきな推理ドラマが"Law and Order" だとすると、私がもっとも好きな推理小説はP.D.ジェイムズのものである。英国は推理ものの伝統のある国である。世界中に「輸出」している立派なジャンルである。日本語にもかなりが翻訳されていて、私が読…
アメリカで大学院生活を送っていたときにはゆっくりとテレビドラマを観ている余裕はなかった。毎日山のように出されるリーディングアサインメント、それの合間に書き上げなくてはならないペーパーとで、あっぷあっぷの状態だったし、休みといえば学期中に仕…
「アゴラ」という意見交換のプラットホームを提供しているブログに, 『ソーシャルメディアマーケティング』を上梓された小川浩(@ogawakazuhiro) さんが「デジタルネイティブ礼賛はやめて、学生にもっと教養を持たせる努力をするのが大人の役目」という題の…
あなどるなかれNHK。ここの教育チャンネルはスグレモノである。早朝の番組にはほとんどはずれがない。「ロシア語講座」なんて数えるほどしか聴いたことがなかったのに、たまたま食事をしていて行き当たった。以前は講師の沼野 恭子さんがロシア文学者の沼野…
今朝はとてもいいスタートがきれた。というのも早朝5時35分からNHK教育チャンネルで再放送していた 「スーパーオペラレッスン: バーバラ・ボニーに学ぶ歌の心』(https://www.nhkbook.co.jp/shop/main.jsptrxID=C5010101&webCode=69107612010)を偶然視聴で…
昨日、今日と二日間にわたってのワークショップが終了した。英語教員対象の研修で、一年生に使用するテキストが則っている教授法、"Communicative Approach"の主旨と実際の教え方、使い方を分かってもらうためのものだった。前の記事に書いたように、旧態依…
今日、明日と英語教授法のワークショップが勤務先で開催されている。私はたまたま英語プログラムにかかわっているので、こういうときはいちおう指揮をとらなくてはならない。自分の仁とはまったく合っていないことをやっている。リーダーシップは私の得意分…
JBPressのObituary (訃報欄)でGeoffrey Bownas教授の死去を知った。記事では次のようになっていた。「戦後英国の日本学をオックスフォードとシェフィールドの両大学に起こして基礎を固め、たくさんの学者を育てながら、政治権力とは終生無縁、弟子達に囲まれ…
先日澁澤龍彦さんの三島由起夫への弔辞が収録されている本、『三島由紀夫覚え書き』を書棚で探していた折、『雨月物語』を見つけた。本棚の裏側の列に入っていたので、なかなか目につかなかった。どこへ行ったのかと以前探したこともあったけど、面倒でつい…
Twitterでフォローしている磯崎哲也さんという方の情報で、Quoraという Question/Answerサイト(アメリカの「はてな」版というところか)でBorders破綻の原因を探っているということで、早速サイトに入ってみた。これは「はてな」と同じく、投稿された質問(…
著者の立入勝義さんから、私が自分の「はてな」ブログに投稿した『ソーシャルメディア革命』書評へのお礼をいただきました。それもTwitter経由で。驚きました。そして、とてもうれしかったです。この本がソーシャルメディアものの中でいちばんおもしろかった…
昨日は友人と西宮の芸術文化センターに出かけ、神戸女学院小ホールで催された「第6回笛吹きの会」を聴いた。本当は土曜日に聴きたいコンサートがあったのだが、彼女の都合が悪く、昨日になった。主たる目的は話をすることだったので、コンサートは会う方便…
これが私の読んだ3冊目のソーシャルメディア、とくにFacebook, Twitterに特化した本ということになる。著者は大学(UCLA)からアメリカ在住で、血の利を活かした情報発信をしている方である。しかも実際にインターネットのハード事業にも携わったことがあり…
実は一昨晩の17日も呉服座に来ていました。玄海竜二さんがゲストとのことで、どんな方なのか興味があったこともあります。お芝居は、『男一匹千両幟』で、以前市川市二郎劇団でみた『甚平渡し』とほぼ同じでした。タイトルは違っていましたが。竜二さんは…
もう2ヶ月も前のことだったか、阪急電車の車内広告で『文藝春秋』1月号の特別企画が「弔辞-劇的な人生に鮮やかな言葉」であることを知った。著名人に捧げられた45編の弔辞が掲載されていたようである。それがきっかけで、私が今まで読んだ「弔辞」、ある…
お芝居は『甲州の鬼』。お神楽一家の親分(藤美真の助)は黄桜一家の若い衆、政次(柚姫将)の許嫁の梅香に横恋慕している。政次を一家に呼びつけ、梅香をゆずるように迫る。「骨になったら譲ってやる」といわれ、怒った親分は政次の帰り道を待ち伏せし、だ…
昨日書き忘れたので、別項としてしたためている。たしか2000年11月に出た新潮の『三島由紀夫没後三十年』の特集号の中に戦後50年の演劇史の中で最も優れた作品を劇作家、それに劇評家が選んだ結果が載っていた。私自身がこの雑誌を持っていて、去年11月のブ…
現在シアターコクーンでミシマダブル 『サド侯爵夫人』『わが友ヒットラー』を上演中だということを知った。3月には大阪に来るという。私がペンシルバニア大学に提出した博士論文の一章分は『サド侯爵夫人』を論じているので、本来なら何をおいてもチケット…
ひとことでまとめるなら、情報化、グローバル化が加速している今の社会で起きつつあるパラダイムシフト、それもマスから細分化されたグループ(ビオトープ)へと分裂してゆくという社会形態のドラスティックな変化を論じている本です。その具体例として、音…
ショックだった。トップの書店チェーンのBarnes & Nobleは大丈夫なんだろうか。Bordersのことは以前ブログ記事に書いた。あれだけあった店舗もかなり減らされるらしい。フィラデルフィアのセンターシティ(ダウンタウン)の店は大丈夫なんだろうか。あんなに…
三宮の書店でずっと気になっていた本を3冊手に入れた。どれも新書版である。最近は多少お堅い本でも新書になることが多い。佐々木俊尚著『キュレーションの時代』、小川浩著『Facebook超入門』、それと小林正弥著『サンデルの政治哲学』である。『Facebook…
プラハの発表がいよいよ一ヶ月に迫ってきたので、フライトのチケット、それにホテルをとろうとやっと重い腰をあげた。私はほんとうに懲りない愚図で、去年の3月のザルツブルグ行きの時も、フライトをとるのが遅かったため、散々な目にあったことを教訓に活…
現在新幹線こだまの車中。こだまだとPCをゆっくりと使える。でも充電がうまくいっていなくて、残りのバッテリーが28%!やれるところまでやります。お芝居は『仇討ち芋侍』。初めて見る芝居でした。題名から分かる通り、喜劇?です。茶店の主人がやくざか…
以前は海外旅行をする際には必ずや買い求めて「バイブル」として使っていた『地球の歩き方』、最近は買ったことがなかったが、今日西宮北口のジュンク堂で手に入れた。3月にプラハで開催される国際学会でかの地を訪れるからである。東欧圏はまだ旅行する人が…
2月9日、つまり今日から始まりました。ちょうど3ヶ月間開催されます。とはいえ、できるだけ早くみたいものです。パリ、ポンピドゥセンター所蔵のもので、以下の作家の絵画、彫刻、オブジェ、素描、写真、映画など170点が展示されます。アーウィン・ブルー…
日本のメディアは世界の動静を知るには適していない。NHKニュースがいくぶんかマシだけど、それとて早さ、正確さではNPRには敵わないのではないだろうか。NRR (National Public Radio)はその名称そのままに「公共ラジオ放送」ということになるのだろうが、実…
今月はお気に入り劇団が近場に乗っていないので、逆にそれを利用して、今まで観ていなかった劇団の舞台を観ることにしました。というわけで、今日はタイトルにある通り、枚方の「渚の湯」という銭湯が経営する劇場に出かけました。収容人数も100名程度の小さ…
先月、つまり1月は朝日劇場で公演中の伍代孝雄劇壇に頻繁に出かけました。劇団の評判は以前から聞いていましたし、私自身も去年10月の新開地公演は3回観たのですが、ちょうどプライベートで取り込んでいて、劇団の力を思い知るところまで観る機会はありませ…
やっと仕上げてメールの添付ファイルにして学会へ送ったところである。もっと早くに終わるはずが、保存したWordのファイルが開けられなくて、すったもんだした。それで1時間以上回り道をしてしまった。問題は結局解決することができなかった。というわけで…