yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

『地球の歩き方、チェコ・ポーランド・スロヴァキア編』

以前は海外旅行をする際には必ずや買い求めて「バイブル」として使っていた『地球の歩き方』、最近は買ったことがなかったが、今日西宮北口のジュンク堂で手に入れた。3月にプラハで開催される国際学会でかの地を訪れるからである。東欧圏はまだ旅行する人が他のヨーロッパと比べると少ないのか、インターネットで入手できる情報に限界があることが分かった。

去年はお隣の国、オーストリアに行ったけど、このときはネット情報のみで出かけていった。というのも発表が終わったら即帰国することになっていたから。今回も発表があるけど、それが終わったらせっかくの機会を生かしてプラハをじっくり見てくるつもりにしている。

プラハは小さな街だけど名所旧跡がいっぱいで、とても1,2日では見つくせないようだ。写真で見る限り、美しい街である。去年期待して行ったザルツブルグが、なんとなくヨーロッパの落日を象徴しているような観がありがっかりしたので、今回はあまり過大に期待はしないつもりにしている。でも神聖ローマ帝国の首都だったのだから、歴史の重みという点では他のヨーロッパの街でも比肩できるところは多くないのではないか。

いつも読書会をやっている哲学の先生は(現在椎間板ヘルニアで闘病中でいらっしゃるのだが)、前回の読書会の折にプラハに行く旨をお伝えしたら、とても喜んで下さった。彼自身も何回か訪問されていて、文化の粋を体現している街というお墨付きをいただいている。グルメの彼がおっしゃるには、食べ物も超一流とのことである。ただ、私は乳製品が好きじゃないので、ちょっと困るかもしれない。

おとなりのオーストリアの食事は良かった。以前にひどい目にあったドイツ料理を想像していったので、それとはまったく違う繊細な料理に感激し、結局食べ過ぎてお腹を壊してしまったけど。ホテルの宿泊には食べ放題の朝食がついていて、ザルツブルグでもウィーンででも酢漬けの魚がでて、これがとても新鮮でおいしかった。

アメリカのホテルでは朝食がつかないことが多いし、ついていても普通のものである。超高級ホテルは別だろうけど。それと、Embassy Suitesは例外で朝食食べ放題がついてくる。

ヨーロッパに行くと、食も文化、伝統と密接に関わっていることを思い知らされる。ベニスでも同じだった。イタリア人がいかにグルメかがよく分かった。そのときはアメリカ留学中だったので、Lonely Planet というアメリカで人気のある旅行書で調べていったのだが、レストランの項がいまひとつ信用できなかった。『地球の歩き方』があればと残念だった。

というわけで、今から『地球の歩き方』を頼りにプラハの「研究」をしなくてはならない。