2016-01-01から1年間の記事一覧
5時に起床。凍えそうに寒いリビング、身体にエンジンをかけるのに、コーヒーを飲む。テレビをつけて、画面に釘付けに。この番組が始まったばかりだった。なんという幸運。なんと今年の5月の放送。このときの紹介記事は以下。 バレエ界の世界的なスター、マニ…
MET(メトロポリタン歌劇場)のライブビューイングは数年前から利用しているけれど、これが2006年12月からスタートしていたことを今頃になって知った。ことほど左様に、他の歌劇場のオペラ、バレエのライブビューイングがすでに始まっていたことを、これまた最…
能の学校教育への普及を目指し、ワークショップを定期的に開催されてきている「伝統音楽普及促進事業」主催のワークショップ。教員教育関係者が対象。主催者は、文化庁、京都府、同志社大学創造経済研究センター、伝統音楽普及促進事業実行委員会。以上はこ…
休憩なしの2時間半、きわめてインテンシブな舞台。若い役者さんばかり。しかもAll male cast。観客は予想通り若い層。私の席は中央の最後列だったので、客席全てが俯瞰できた。みなさんしっかりと前を向いて熱心に観劇しておられた。感心、感激。極上文學の…
公演サイトからの情報は以下。 指揮:ヴァハン・マルディロシアン 管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団 ソプラノ:日紫喜恵美 アルト:田中友輝子 テノール:松原友 バリトン:大谷圭介. 合唱:大阪アカデミー合唱団 ほか この日の指揮者、ヴァハン・マル…
1月7日にみつなかホールで茂山家の「新春川西公演」が開催されるが、その準備レクチャー。レクチャーといっても、茂山逸平、茂山童司お二方の鼎談もどきの狂言イントロダクション。「逸平&童司の狂言をとことん楽しむ方法Part VII」と副題が付いている。タ…
歌舞伎は東京に遠征する。まず、「新春浅草歌舞伎」。花形歌舞伎なので、昼、夜の部ともに見る。演目は昼が「傾城反魂香」、「吉野山」、夜が「角力場」、「鈴ヶ森」、そして「棒しばり」。演者は20代の巳之助、隼人、壱太郎、梅丸が中心。そこにちょっと年…
楽しい狂言。狂言は皆楽しいんですけどね。この日は能、『羽衣』と『黒塚』との間に演じられた。緊張感のある『羽衣』の舞台で、体も精神もかなり突っ張った状態になっていた(寒かったというのもありますが)のに、この狂言のおかげで体がほぐれたし気分も…
春日大社の摂社、若宮のおん祭。その際に奉納された能。「後宴能」という。「若宮おん祭」とはなんぞや?時は1136年、疫病蔓延による万民の窮状を救済するために、若宮の霊威にすがろうとして祭礼を催したのがその起源という。以後、870年以上にわたって続い…
大槻能楽堂は今年の7月に野村万作/萬斎さん親子の狂言公演を見に行って以来。格式のある能楽堂。この自主公演はいくつかの能の演目をテーマごとに分け、それぞれに解説がつくという形式で進められてきているプロジェクト。もっと早くに知っていたらと残念な…
ちょっと早いクリスマスプレゼントかも。元同僚だった二人の先生方が結婚されていた。驚いたけど、喜びが込み上げてきた。お正月前にめでたいニュース。同じ経営学部で私と一緒に英語を担当しておられた専任の先生方。2004年4月、アメリカ帰りの私が配属され…
フランスのマルセイユでの大会。このショートプログラムは演技としても最高のもの。今期最も高い得点だった。演技の完成度はこれ以上ないほどで、そのスケーティング内容も曲の世界観を見事に具現化していた。受肉化していた!羽生選手が多岐にわたる音楽に…
TOHOが英国ロイヤルオペラと提携しての企画。リンクしておく。本場のオペラ、バレエが日本に居ながらにして見れるという企画、「METライブビューイング」(こちらは松竹が配給)が先鞭をつけたのだけど、すごい勢いで広まっているようで、喜ばしい。ナショナ…
延々8時間に及ぶ長丁場。ここ数日熱があり体調不良で、今日も観劇は無理かと懸念した。朝8時過ぎに家を出て、なんとか11時開演に間に合った。ただ宿泊は諦め、半分のところ(午後3時すぎ)で退出。最後まで見ていないので、批評は憚られるのだけど、一応心覚…
大阪公演が初めてという「劇団新」。関東を拠点に活動している劇団。今月は鈴成り座公演。私も見たことがなくて、一度見たいと願っていた。その願いがかなった。と同時に、「劇団荒城」の真吾座長のご子息たち四兄弟も見れた!「劇団荒城」、昨年の9月に木馬…
今年の10月22日に収録されたもの。イタリア語。今日は私の誕生日。この日を寿ぐ(?)のにこの「祝祭オペラ」はぴったりだった。風邪気味で鬱だった精神状態をいっぺんにアップしてくれた。感謝。何といってもモーツァルト!悲劇なのに明るい。伸びやかさが…
今月は歌舞伎のための東京遠征はなし。歌舞伎座第一部は以前に南座で見てあまり面白いとは思わなかった獅童・松也の『あらしのよるに』が。第二部の勘九郎が松王丸を演じる「寺子屋」は見てみたい気はするし、第三部の玉三郎の「二人椀久」と「道成寺」も見…
先日の「明治の歌舞伎と散切物の風俗」の講演で、散切物芝居のテーマの一つが「志願—出郷—学問—挫折—帰郷」にあると講師の神山さんが指摘されていた。これは明治になってから出てきたものだという。その点で、散切物は歌舞伎と新劇との間にあるのだとか。学…
見終わって、時間の無駄だったと思った。90分の映画だけど、その前に予告編が延々と30分も。とにかくうんざり。元はゲーム。それも「育成シミュレーションゲーム」というゲームの映画化らしい。人に「ぜひに」と薦められて、出かけたのだけど、途中でよっぽ…
『古事記』の英雄、ヤマトタケル。父天皇から東征を命じられ、神剣、草薙の剣を持って長い征伐の旅に出るものの、傷つき、遂には能煩野の地で命尽きる。その陵からは大きな翼の白鳥が空高く飛び立ったという。NHK杯最後に魂を震わせるような「白鳥」を披露し…
2月の歌舞伎公演を検索していて気づいたこと。巳之助の名が東京の公演にない!なんと九州博多座の澤瀉屋の公演に参加していた。猿之助との浅からぬ絆を知って、心から嬉しい。早速一泊の予定で博多に行くことにした。航空券とホテルも予約した。2月は大阪で…
チェンバロを聴くのは久しぶり。あの鄙びた音色にほっこりとした。会場はホールではあるものの、コージーな雰囲気。若い女性三人の演奏者というのも良かった。なんといっても、チェンバロのどこか懐かしい音に惹きこまれた。これがワンコインで見られる(聴…
ジョゼフさんという方のブログに劇中劇で歌舞伎の『鏡山』(加賀見山旧錦絵)が使われているとあったのを読んでいたので、何としても見たかった。てっきり例の「岩藤の草履打ち」が見られると予想していたのだけど、見事外れ。お初が尾上の復讐をする「奥庭…
ずっと以前、新開地劇場で見て、笑い転げたお芝居。その時は『お富与三郎』というタイトルだった。DVDを持っているので、何度も見直し、その度に笑い転げている。とにかく桜春之丞さんのぶっ飛びメークが強烈。出てこられたとき、どなたか判らなかったほど。…
舞台狭しと繰り広げられる殺陣/舞踊。演じるのはキラキラした目の役者さんたち。そのピュアさが直に伝わってきた。ほとんどがまだ20代前半と思われる。観客のほとんどもその年代層。とくに舞台前の数列は10代から20代と思われる女性が多かった。そこに高校…
こういう企画があることを、一昨日まで知らなかった。遅まきながらやっとのことで西宮ガーデンズTOHOシネマズでの上映に間に合った。刺激的なシネマになっていた。「ナショナルシアター・ライヴ」(NTLive)の向こうをはる企画なんだろう。先日、NTLiveのカ…
特別公演ということでお酒のプレゼントがあった。今、それをいただきながら記事を書いている。満足度百パーセントの舞台の余韻に浸りながら。とてもいいお酒。お芝居は『伝八酒』。ずいぶん以前に(2009—2010年)に恋川劇団、新川劇団で見ている。懐かしい人…
今後は大衆演劇では「劇団花吹雪」の舞台のみ見ることにしよう!そう思わせる素晴らしい舞台だった。ここまでの知的なレベルの高い、ウィットとブラックユーモアの効いた舞台は、大衆演劇では初めてだった。知的に大いに刺激された。先月の新開地劇場公演で…
以下、公演公式サイトからの情報と写真。 ハラハラドキドキの「離婚大作戦」! 名コメディエンヌがお届けする抱腹絶倒のノンストップ<爆笑> 喜劇!<スタッフ・出演> ロベール・トマ『DOUBLE JEU』 = 原作 福島三郎 = 上演台本・演出 大地真央、…
東京の各劇場に、役者陣総出の煌びやかな狂言が並ぶ。すべて観るつもり。こういう機会は滅多にないだろう。3泊以上しなくては制覇できなさそう。一番楽しみなのは、巳之助の出る「新春浅草歌舞伎」。 巳之助、隼人、松也、壱太郎、梅丸といった若手を錦之助…