音楽
プログラムを貼っておく。 最初のパルティータ第一番が始まったとき、その優しい音色に涙ぐんでしまった。なんという癒し!穏やかで優しい音が干からび、こわばった心にしみわたるような気がした。乾燥した草にゆっくりと、じんわりと慈水が注がれてゆく。そ…
2005年のショパンコンクール優勝者。マズルカ賞、ポロネーズ賞、コンツェルト賞、ソナタ賞を同時に受賞した当代有数のショパン弾き。「同世代で最高のショパン弾き」と称されている。同じくポーランド生まれのクリスティアン・ツィマーマンに続きポーランド…
演奏はすみだトリフォニーホール 小ホールにて2020年7月15日 採録されたもの。BS再放送。福間 洸太朗さんについての解説と曲目は以下。 20歳でクリーヴランド国際コンクールで日本人初の優勝を果たし注目を集める。ベルリンを拠点に、ソロ活動のほか国内外の…
今回のフリーの『天と地と』は、以下の2つが達成されていた点で、羽生結弦選手の今までの集大成だと感じた。 1.「天と地」は羽生結弦選手の演技を貫くテーマ 2. 和/洋のアマルガムが軸 1.「天と地」は羽生結弦選手の演技を貫くテーマ (1) 『天と地のレクイ…
もう完璧を超えた異次元の世界が展開していた。コンペであることを忘れてしまう。羽生結弦という人が全世界の観客を前に演技を披露する。私たちは観客として、ひたすらその舞台に魅入り同化する。ジャンプはもちろんどう跳ぼうと、凄いものものであることが…
以前にブログ記事にもして、期待して出かけた演奏会だった。 この日の曲目は以下。 モーツァルト:アダージョ ロ短調 K.540 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 シューマン:交響的練習曲 op.13(遺作変奏付き) 「ABC Classic Guide」に載った公演情報もアップ…
早朝、たまたまつけたBS、その画面と音色に釘付けになった。5時からの放映だったらしく、私が聴いたのはショパンの「ポロネーズ」の途中から。「ポロネーズ」は好きな曲で何枚かCDを持っている。私の中での最高峰はポリーニなのだけれど。しかし、今目の前で…
バスでロンドンの中心から北西に30分くらいのフリンジにあるライブハウス「OTO」でのライブ。図書館のF子さんが誘ってくださった。日本人ロッカーのMakoto Kawabata (河端一)さんのバンド、“Acid Mothers Temple”のロンドン公演。このバンドの英国世話人がF…
ロンドン大学SOASの日本語科で教鞭をとっておられたK先生が誘ってくださって出かけた。ずっと以前に、ケンブリッジ(英国)、オックスフォードで教会(もちろん英国国教会)でのパイプオルガンのコンサートに行ったことを思い出した。今回の滞在はなぜか私の…
先日、BSフジで「美空ひばり特集」をやっていた。運良く、途中から見ることができた。彼女の生まれた5月とか彼女が亡くなった6月とかではなく、意外な時期だったので、ぬかっていた。私の頓挫したプロジェクトの一つが「美空ひばり論」を本にすること。それ…
林佳南子さんのヴァイオリン、小野文さんのピアノ伴奏、ともにレベルの高い演奏だった。マグノリア・サロンコンサートには何度もお邪魔しているけれど、例外なく演奏者のレベルが高い。ハズレがない。今回はその中でも最も満足したコンサートだった。観客も…
元旦に聞き逃したので、真夜中(午前零時始まり)の再放送で聞くことができた。ここ数年はずっと元旦に聞いているので、逃してしまったのが残念だった。これでやっと落ち着いた。曲一覧が以下。 第1部 1.喜歌劇「ウィーンの女たち」より ネヒレディル行進曲…
公演サイトからの情報は以下。 指揮:ヴァハン・マルディロシアン 管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団 ソプラノ:日紫喜恵美 アルト:田中友輝子 テノール:松原友 バリトン:大谷圭介. 合唱:大阪アカデミー合唱団 ほか この日の指揮者、ヴァハン・マル…
チェンバロを聴くのは久しぶり。あの鄙びた音色にほっこりとした。会場はホールではあるものの、コージーな雰囲気。若い女性三人の演奏者というのも良かった。なんといっても、チェンバロのどこか懐かしい音に惹きこまれた。これがワンコインで見られる(聴…
番組サイトからの情報が以下。リンクしておく。 「お祭りマンボ」「東京ブギウギ」など、昭和の歌謡曲は「リズム」から始まりました。今回は「リズムの変遷」という視点から昭和歌謡を特集しました。 本日の楽曲一覧。 ♪1:笠置シヅ子『東京ブギウギ』♪2:美…
3月6日に放映されたものの再放送。最近この番組を見ていなかったので、たまたま見れてラッキーだった。佐渡さんの時はほぼ見ていたのに。昨年の10月、佐渡さんを引き継がれた五嶋龍さんが司会するのを見て、佐渡さんとは違った切り口なのが、面白いと思った…
詳細は以下。 【プログラム】 バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 prelude ブラームス:チェロソナタ第2番 ピアソラ:ル・グランタンゴ アンコール ラフマニノフ チェロ/ピアノソナタ OP. 19【出演】 櫃本瑠音/チェロ 坂口航大/ピアノ 櫃本瑠音さんのプロフ…
マグノリア・サロンコンサートはこれで5回目。演奏者のレベルがとても高く、安心してすばらしい演奏を堪能できる。ホールの音響効果も良い。なによりも「サロンコンサート」ということ自体が普通のコンサートにはない贅沢。ヨーロッパの昔の王侯貴族が味わ…
この時間帯、佐渡裕さんの「題名のない音楽会」を朝ご飯を食べながらみることが多かった。佐渡さんはウィーンの「トーンキュンストラー管弦楽団」で音楽監督を務められることとなり、番組を9月で「卒業」された。五嶋龍さんがその後を引き継いでの番組。五嶋…
マグノリアサロンコンサートは今回が4回目。いつもレベルの高い演奏者の方々、後援の阪急文化財団の力の入れ方が分かる。このコンサートシリーズの楽しみのひとつが、演奏者が演奏する曲の背景や由来、そこにご自分の体験を絡めて解説して下さること。新しい…
芸文センターの「ワンコインコンサート」、申し込もうとしても、たいていは即満杯で、席がとれるなんてことがなかったので、ずいぶん前にあきらめていた。でも昨日は友人が確保してくれていた。クラッシックのコンサート、バレエ公演では何回も来ていたのに…
東京での歌舞伎観劇遠征から帰宅。テレビをつけたら、ちょうどこのピアニスト、ヤン・リシエツキの演奏を放映していた。思わずひきこまれた。でも、あっという間に終わった。アンコール演奏(ショパン、ノクターン第20番嬰ハ短調)だったから。画面からはい…
ここ3年ばかり元旦にはNHKが放送する「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」を聴くのが恒例になっている。今年も7時過ぎにはテレビの前に座って聴いている。でも明日は始発のバスで伊丹空港に行くので、最後までは聴けない。残念。今年の指揮者はズー…
昨日(もう日付が替わり一昨日)には東京の歌舞伎座で魂の震えるような感動の舞台を昼/夜と観て、今晩、今度は魂が温まるような歌曲が聴けたのは、いくら神様(!)に感謝しても感謝し足りない気がする。延原武春さんのテレマン室内合奏団、合唱団の演奏だ…
今日は観劇の予定を入れていなかったので、7時始まりのベルリンフィルのコンサートに行くつもりで、スケジュールを組んだ。まず、昨日カメラを忘れたため写真を撮れなかったブランデンブルグ門の写真を撮った。このときは人影もまばらだったのに、このあと団…
今日はブランデンブルグ門からフリードリヒシュトラーセに出て、目的のモールをさがしたのに、見つからず。そのままアレクサンドルプラーツのガレリアに直行して、朝昼兼用のサラダを食べた。これで一日分の野菜の量にかろうじて達しているようで、一安心。…
曲目は以下。 ヘンデル(アスラマジャン編曲):パッサカリア ト短調 チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番 作品11よりアンダンテ・カンタービレ ミルゾヤン:弦楽四重奏曲ニ短調「主題と変奏」ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 作品12…
ニーチェを読むのにやっぱりドイツ語は必須。昨日花火をご一緒したもと同僚の哲学の先生からドイツ語速習用のとてもよい教科書があると伺ったので、入手してどこまでできるか試してみる。でも「効率主義者」なので、もっと楽に楽しく習得できる方法があるん…
この公演のチケットを取ったのも先週のラモン・オルテガ・ケロのコンサートチケットと同時期なので、ずいぶん前。何ヶ月も前に取ってしまうと、後で別予定を入れる際に困ることが多い。今回も先週と今日とで東京遠征の日程をずらさざるを得なかった。ともあれ…
プログラム曲目は以下。 サン=サーンス:オーボエ・ソナタニ長調op. 166シュンケ:アンダンテとボレロプーランク:オーボエ・ソナタ FP185シューマン:幻想小曲集 op. 73ファリャ:恋は魔術師ボルヌ:カルメン幻想曲 予定はgoogleカレンダーには入れてはい…