猿之助
「猿之助、自殺未遂」。このニュースを18日、謡のお稽古に出向いた京都からの帰りの新快速の中で読み、動転してしまった。8日から17日までポルトガルのリスボンに旅行していた。帰りが羽田経由だったので明治座の猿之助座長公演が見られるのかと調べたら、17…
配役表はズルをしてスクリーンショットをアップしておく。 付いた解説は以下。 新版 伊達の十役(しんぱん だてのじゅうやく) 伊達家のお家騒動を十役早替りで魅せる人気作を“新版”でお届け! 足利家のお家乗っ取りをたくらむ仁木弾正は、亡父である赤松満…
コロナでキャンセルになっていた公演が次々と公開されるようになり、うれしい限りである。 能は「井上定期能」、「林定期能」、「浦田定期能」、そして「京都観世会例会」を見る予定である。 それと、林宗一郎師と茂山逸平師が落語家と組んだ「さかさま会」…
昨年6月の歌舞伎座公演は見逃しているので、それ以来いつか見たいと願ってきた。まさかこんなに早くシネマ版公開があるとは!とにかく早く見たくて、初日の昨日行ってきた。『歌舞伎風雲児たち』のWiki サイトに登場人物一覧が出ているので、お借りする。 役…
「奇想天外!お伊勢参りなのにラスベガス!?」が副題のこの作品、2016年8月に歌舞伎座で観て以来、すっかりファンになった。CM写真が以下。それにしてもたった4年前なのに、幸四郎、猿之助共に若い! シネマ歌舞伎になったのも観ている。その歌舞伎座公演の…
YouTubeにアップされたもの。リンクしておく。こういうハチャメチャな舞台を見ると、少しは気分も晴れる? https://www.youtube.com/watch?v=w4t8Lz9X5RE 2009年4月、歌舞伎座での「俳優祭」の出し物。これはこの翌年(2010年)に建て替え前の歌舞伎座での「…
昨年7月、大阪松竹座での録画。なぜか本公演を見逃してしまっている。以下が公式サイトからお借りしたスチール。 近松をこのように地元大阪で演じるのは、「弥次喜多」を東京で演じることと対(つい)にしている?つまり、上方の代表である近松物悲劇と江戸…
能はいくつか見る予定にしている。修学院きらら山荘での薪能、林宗一郎師の『山姥』と片山九郎右衛門師の仕舞「砧」を楽しみにしている。京都観世会館での「京都観世能」では梅若実師の『卒都婆小町』と杉浦豊彦師の『融』を見る予定。社中会は去年素晴らし…
第1作は実際の舞台で見て、第2作はシネマ歌舞伎で見ている。第2作は特に面白く、シネマということもあり二回も見てしまった。江戸戯作の諧謔精神に満ち満ちた作品で、随所に入れ込んだモジリ・モドキのあまりにものハマりように嵌った。第1作よりかなり…
東京遠征は考えていなかったのだけれど、息子一家が帰国し、東京で会うことになったので、急遽歌舞伎を取った。といっても出遅れてしまい、三部あるうちの一つのみが三等 A(5000円)席、「東海道」の方は二等席以上しか残っていなかった。一般売り出しの前…
「配役」と「みどころ」 珍しい序幕「高嶋館」の上演と頻繁に上演される「吃又」 印象的だった役者たち 「配役」と「みどころ」 以下、「歌舞伎美人」から拝借した「配役」、「みどころ」。 高嶋館・竹藪〉 〈土佐将監閑居〉 狩野四郎二郎元信 不破入道道犬 …
幸四郎・猿之助の遊び心から生まれる滑稽感 二人の思惑は? 意外と「大真面目」(?)な幸四郎と猿之助 白鸚の大きさ 幸四郎・猿之助の遊び心から生まれる滑稽感 「浜松屋見世先」より「稲瀬川勢揃い」までの二場構成。そして、斬新(?)な幸四郎・猿之助の…
この日は前日に続いて国立劇場の歌舞伎を見たのだが、第4幕まで見て、歌舞伎座に移動、なんとか夜の部にぎりぎりセーフだった。 猿之助・幸四郎・七之助の阿吽の呼吸がいい! 「八百屋お七」をシャレのめす趣向 三人三様の「ずらし方」に見応えが 猿之助・…
以下に「歌舞伎美人」から拝借した配役とみどころを。 奈河七五三助 作 石川耕士 補綴 序 幕 向島大七入口の場より 大喜利 隅田川渡しの場まで 浄瑠璃「双面水澤瀉」 <配役> 〈法界坊〉 聖天町法界坊 猿之助 五百平 巳之助 おくみ 尾上右近 野分姫 種之助 …
この作品のシネマ版、公開時にロンドンにいたので、残念ながら見ること能わず。箕面の映画館での再映があるということで、一昨日に行ったのだけれど、それでも何か「見落とし感」があり、結局上映最終日の今日も行ってしまった。 前の記事で見落としていたの…
これぞ「江戸歌舞伎!」と興奮してしまった。ありとあらゆる歌舞伎のエッセンスというか、観客をたらし込む手練手管がぶち込まれた作品。染五郎(当時)と猿之助の「どうだ!」という声が聞こえてきそうだった。目一杯の歓声、手が痛くなるほどの拍手で、対…
以下、「歌舞伎美人」サイトからお借りした宣伝ポスター。 <プロダクション&キャスト> 岸本斉史 原作 G2 脚本・演出 うずまきナルト うちはサスケ 綱手 大蛇丸 春野サクラ うたたねコハル 猿飛ヒルゼン シズネ 干柿鬼鮫 薬師カブト 水戸門ホムラ うちはイ…
今月は名古屋公演だとか。そういえば私が松竹座で見てから1ヶ月近く経過してしまった。評を書く気もしないほど失望したから。今回の『ワンピース』、ABCDと四部構成になっていた。私が見たのは「B日程」。その配役は以下。 ルフィ、ハンコック 市川 猿之助 …
猿之助/染五郎大奮闘。健気なほどに大奮闘。この二人をシネマ版で初めて見た人は虜になったこと間違いなし。二人にもそうだけど、歌舞伎に。それほどシネマ版は効果があったと思う。実際の舞台は昨年8月に見て、ここの記事にしている。まず構想の奇抜さに脱…
東映公式サイトからの情報が以下。 【脚本】 森下佳子 【原作】 鬼塚 忠「花戦さ」(角川文庫刊) 【音楽】 久石 譲 【監督】 篠原哲雄 【キャスト】 • 野村萬斎 池坊専好 • 市川猿之助 豊臣秀吉 • 中井貴一 織田信長 • 佐々木蔵之介 前田利家 • 佐藤浩市 千…
「歌舞伎美人」から拝借した情報は以下。 四世鶴屋南北 作 武智鉄二 補綴 石川耕士 補綴・演出 市川猿翁 演出 三代猿之助四十八撰の内ここに大喜利所作事の「双面道成寺」組み込まれているとの明示も。さらに、「市川猿之助宙乗り相勤め申し候」と付け足され…
なが〜い副題がついている。曰く、「三世實川延若より直伝されたる 十八世中村勘三郎から習い覚えし」『怪談乳房榎』と。以下「歌舞伎美人」からの概説。 三遊亭円朝 原作 『怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)』 中村勘九郎三役早替りにて相勤め申し候 …
「歌舞伎美人」からの「配役」と「みどころ」が以下。 <配役> 白拍子花子実は狂言師左近 猿之助 所化 尾上右近 同 種之助 同 米吉 同 隼人 同 男寅 同 初舞台龍生 <みどころ> 狂言師が鮮やかに踊り分ける道成寺 鐘供養が行われると聞き、近江国三井寺へ…
「市川猿之助早替り並びに宙乗り相勤め申し候」と但し書きが付いている通り、昼の部とは趣向の異なった猿之助の宙乗りが見られた。このサービス精神からも察せられる?ように、従来の「雪之丞変化」の演出とは違っていて、そこにかなりの「差別化」が施され…
これは一昨年5月に明治座でほぼ同じ配役のものを見ている。大衆演劇では昨年、「たつみ演劇BOX」で見ている。遡れば、1994年、今は焼失してしまった大阪中座で、三代目鴈治郎(現藤十郎)で見たのが最初だった。以前の記事にも書いたけれど、私にとって、鴈…
「幹部俳優出演」となっている通り、主要役者が全員打ち揃っての舞踊ショー。壮観だった。大衆演劇の舞踊ショー、宝塚、OSKのレビュー等を連想させた。個人舞踊はもちろんのこと、相舞踊、群舞取り混ぜてのショー。どこまでも客を楽しませることに主眼がおか…
公演チラシは以下。引用させていただく。 長い副題がついている。曰く、「壽新春大歌舞伎 市川右近改め三代目 市川右團次 襲名披露二代目 市川右近 初舞台」。澤瀉屋の市川右近が三代目市川右團次を襲名した。初代右團次は上方の出身なので、同じく上方出身…
舞台版を新橋演舞場で昨年10月に見ている。シネマ版はそれをずっと凝縮、映像ならではの手法を駆使、ソフィスティケイトされたものになっていた。どなたが編集の指揮を取られたのでしょうか(もちろん猿之助も加わっていたのだろうけど)、知りたい。クレジ…
以下、チラシ写真。 とにかく楽しかった。松竹のサイトに以下の解説が。 浄瑠璃 お半長吉「写書東驛路」(うつしがきあずまのうまやじ) 市川猿之助・坂東巳之助 宙乗りならびに十三役早替り相勤め申し候 作者と演出者 四世鶴屋南北 作 奈河彰輔 脚本・演出 …
先日アップした「その壱」の続編。全部で十三場もある。そのほとんどにいろいろな仕掛けの工夫が凝らしてあって、感心。びっくり玉手箱から何が出てくるのか、ワクワクして待つ心境だった。どの場の演出にも裏切られなかった。とにかくすごい!感心したのは…