yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

学会へプロポーザル提出

今年の11月21、22日にロンドンで開催される「ポップカルチャーとポリティックス」と銘打った国際学会にプロポーザルを提出した。今月末が締め。もともとは去年3月に発表する予定だったものを手直しした。「大衆演劇」での発表は初めてになる。1年以上経って…

8月歌舞伎観劇予定

8月は一般演劇は「夏枯れ」模様。でもさすが歌舞伎は熱い。歌舞伎座の「八月納涼歌舞伎」のチケットを取った。若手がそろい踏み。三部に分かれている。以下に「歌舞伎美人」からのチラシをアップ。 第一部は「おちくぼ物語」と「棒しばり」。いずれにも巳之…

橘小寅丸と飛龍劇団の舞踊@梅田呉服座 7月26日昼の部

<舞踊ショー> 第一部 小寅丸 「源氏店」 三日前に歌舞伎座で海老蔵の与三郎をみたところなので、比べてしまうけど、小寅丸与三郎には生々しい色気があった! 春之介 ? 第三部 群舞 「きらきらキラー」順一 「影法師」 春之介 「相棒酒」 大輔 「ブラジル…

『南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)』七月大歌舞伎@歌舞伎座7月23日昼の部

芳流閣屋上の場と円塚山の場のみ。以下「歌舞伎美人」からの配役とみどころ。 <配役> 〈芳流閣屋上の場〉 犬塚信乃 獅 童 犬飼現八 市川右近 〈円塚山の場〉 犬山道節 梅 玉 犬飼現八 市川右近 犬川荘助 歌 昇 犬江親兵衛 巳之助 犬村角太郎 種之助 浜路 …

玉三郎と海老蔵主演『与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)』七月大歌舞伎@歌舞伎座7月23日昼の部

構成と配役、それにみどころを「歌舞伎美人」から。 見染め 源氏店配役 与三郎 海老蔵 蝙蝠安 獅童 番頭藤八 猿弥 お岸 歌女之丞 鳶頭金五郎 九團次 和泉屋多左衛門 中車 お富 玉三郎 みどころ 一目惚れから始まった男女の恋の顛末 江戸の大店伊豆屋の若旦那…

歌舞伎NEXT『阿弖流為』染五郎、勘九郎、七之助主演@新橋演舞場7月24日昼の部

劇団新感線の中島かずき作、いのうえひでのり演出のこのお芝居、22日に続き2回目。2回観てあらためて強く感じたのが、「主題」をかなり鮮明に打ち出そうとしているということ。それは今までの歌舞伎にはなかったもの。脚本の中島かずきらしい。高い志、至誠…

『蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)市川猿之助六変化相勤め申し候』@歌舞伎座7月23日昼の部

歌舞伎座7月公演、今日昼・夜と観た中でいちばん面白かった。驚いたのは猿之助主演のこの演目に海老蔵が出ていたこと。初めての経験。そんなことって、ありました?でも「やっぱり!」と思ったのは、猿之助の八面六臂の大活躍のあと、最後にちょろっと出てき…

玉三郎と中車主演 通し狂言 『怪談 牡丹燈籠(かいだんぼたんどうろう)』@歌舞伎座7月23日夜の部

構成と配役、みどころを「歌舞伎美人」から。 <構成と配役> 第一幕 大川の船 高座 新三郎の家 伴蔵の住居 高座 伴蔵の住居 萩原家の裏手 新三郎の家 第二幕 高座 関口屋の店 笹屋二階座敷 元の関口屋夜更け 〈第一幕〉 お峰 玉三郎 伴蔵 中車 お米 吉弥 お…

歌舞伎NEXT『阿弖流為(あてるい)』@新橋演舞場7月22日昼の部

圧巻だった!最後はスタンディングオベーション。歌舞伎ではめったにない経験。時間を忘れて楽しんだ。脚本が良かった。演出が良かった。そしてなによりも役者が良かった!染五郎、勘九郎、七之助の圧倒的存在感。新しい歌舞伎の誕生。これぞ歌舞伎!累々と…

『生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)』夏休み文楽特別公演@国立文楽劇場7月21日第2部

『生写朝顔話』の構成は以下の6段。 宇治川蛍狩の段/真葛が原茶店の段/岡崎隠れ家の段/ 明石浦船別れの段/薬売りの段/浜松小屋の段第2部全部と第3部の後半で「通し」になっていてる。残念ながら第3部は観ていない。ただ第3部の「嶋田宿笑い薬の段…

ギリシャ危機と道化芝居

ギリシャ演劇といえばtragedyだけど、今回の騒動はまるでcomedyそれもイタリアのコメディア・デラルテのようだった。キャラクターが決まっているのが特徴で、旅回り芝居が発祥だという。ミラノでは残念ながら観ることができなかったが、ずっと以前にケンブリ…

エマニュエル・トッド著『帝国以後:アメリカシステムの崩壊』(石崎晴巳訳、藤原書店、2003年)

やっと図書館で借り出すことができた。原題は『APRES L’EMPIRE: ESSAI SUR LA DECOMPOSITION DE SYSTEME AMERICAIN』。出版が「9.11」の一年後の2002年9月だったのが興味深い。和訳が出たのは2003年4月30日で英訳よりも半年早かった。さすが日本。独・仏語本…

エマニュエル・トッド著『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』(文春文庫、2015)

複数のインタビュワー(オリヴィエ・ベリュイエ他)の聴き取りいう形式を採っている。2011年から2014年までに採録されたもの。エマニュエル・トッドの名は、『帝国以後』(2002)が出版されたた当時、西洋美術史専門の同僚から聞いていた。この著書でアメリ…

心躍る歌舞伎の新潮流

先週、「NEWシネマ歌舞伎」と銘打った『三人吉三』の映画版を観た。シアターコクーンで一年前に上演された舞台を串田和美が映画版に組み直したもの。圧巻だった。今までの「シネマ歌舞伎」は一日1回上映だったのに、今回のものは一日2回になっている。マー…