2019-01-01から1年間の記事一覧
あまりにもの下世話なスキャンダルの数々。この一家の人にdecencyなんてことばは当てはまるの? 到底無理でしょ?一家揃っての「皇籍離脱」が、彼らにとって、なによりも私たち国民にとって、最上の解決策。あなたたち一家の醜態をこれ以上見たくはない。皇…
表現者としての羽生結弦選手の面目躍如たる「SEIMEI」だった。おそらくフィギュア史上に残るであろう芸術的完成度の高い「SEIMEI」。興奮が醒めやらない。他の演者が(どれほどの演技をしようとも)有無を言わせず君臨する。そんなドラマを見せてくれた。感…
見ている間に、三島由紀夫の『近代能楽集』の巻頭を飾る『邯鄲』が浮かんできた。九郎右衛門師が演じられる盧生に三島『邯鄲』の次郎が重なった。以前にみた『邯鄲』ではこういうことは起きなかった。九郎右衛門師の盧生解釈がおそらく他演者と異なっていた…
フリーの演技を終えて、二位選手との点差が8点もあるなんて、到底納得できない。ショートとの差を勘案するとフリーで13点も羽生結弦選手の方が少ないなんて。おかしい。到底承服できない。 宇野選手のジャンプのいくつかには瑕疵があった。それにステップ、…
改めて、その美しさと力強さに感動。スポーツではこの二つは両立しないことが多いけれど、羽生選手の場合は完璧なまでの一致。 4年ぶりの全日本、全くぶれがなく、彼の自らの技への「信頼」が窺えた。強靭と美の混合態。それをごく当たり前のように、自然体…
以下の記事を読んで、戦慄してしまった。 女性・女系天皇議論 安倍首相は「棚上げ」の方向性 NEWS ポストセブン 12/21(土) 7:00配信 安倍首相が女性・女系天皇の議論は棚上げして、女性宮家を作る気満々だとわかった。呆れてものが言えない。あの小室某が宮…
新年1月は能楽例会の目白押しである。例会のほとんどを見る予定にしている。とくに元旦の京都観世会の「謡初式」に参加したい。最初に参加したのが、もう2年前になるなんて。その時は観世会館から平安神宮に移動、能と狂言をみた記憶が蘇って来た。 歌舞伎…
なんと鬼女(前場では上臈)がゾロゾロ五人も登場する。シテ(前場では上臈の長、後場では鬼女神)の林宗一郎師を入れると六人が舞台をところ狭しと舞い回る。実に壮観。中心にはもちろん宗一郎師。お若い。鬼女たちも若い演者であるのが、なんとなくわかる…
元宮内庁職員の小山さんのブログ「皇室是々非々自録」で暴露されていた。納得。 koshitsu.info 記事を一部引用させていただく。 美智子さま愛読書は「女性週刊誌」 一方、雅子さまは「研究書」を熱心に嗜む 美智子さまの愛読書は『ジーヴスの事件簿』(P・G…
12月13日午後6時に立ち上げた「ガールズちゃんねる」のトピックが上のタイトル。 girlschannel.net それがすでに15日午前9時で8000件に迫る勢い。ほぼ全部が美智子前皇后批判に加えて秋篠宮夫婦、そのできの悪い子供たちへの批判。Yahooのこのニュースへの…
平成は女帝の時代だった。 週刊誌、特に女性週刊誌を、皇室担当記者を抱き込み、昭和、平成の長きにわたってヨイショ記事を書かせてきた前皇后。そして令和になっても、天皇陛下、雅子皇后陛下に慶事があるとそれを邪魔する(それに水を差す)かのように、自…
今回の公演チラシが以下。 今年9月の公演で、浅井通昭師が演じた『錦木』に衝撃を受けた。記事にしている。 www.yoshiepen.net 格の高さ、品位、そして美しさで申し分なかった。どういう方なんだろうと思っていた矢先、この公演に出逢えた。幸運としか言いよ…
一応公式サイトのチラシをアップしておく。 近松半二作の古典歌舞伎「盛綱陣屋」、今まで見てきて楽しめたことはなかった。ところがである、今回の「盛綱陣屋」は大ヒットだった。とにかく白鴎が良かった。品格があった。加えて脇を固める役者が粒ぞろい。そ…
かなり期待していたので、ちょっと肩透かしを喰らった感がある。でもそれは無い物ねだり。もともと木村錦花がチャップリンの『街の灯』を歌舞伎にした作品で、それを十三代目守田勘弥が演じているので、「元ネタ」が既にあった。それをそう大幅には改変でき…
まず、「配役」と「みどころ」を「歌舞伎美人」からお借りする。 遊君阿古屋 秩父庄司重忠 榛沢六郎 岩永左衛門 梅枝 彦三郎 功一 九團次 愛する人を思い奏でる、麗しき音色 平家滅亡後、平家の武将悪七兵衛景清の行方を詮議するため、問注所に引き出された…
「歌舞伎美人」から「みどころ」をお借りする。 恋人の面影を追い、春の野をさまよう 桜と菜の花に彩られた春。野辺をさまよい歩くのは、恋人が自害したことを嘆き、正気を失った保名。亡き恋人の姿を追い求めますが、現実に引き戻され、形見の小袖を狂おし…
作は福内鬼外とあるけれど、平賀源内のペンネームだとか。 全編義太夫語りに乗りながらの狂言。これがどれほど難しいことか。それを「新米」の梅枝が見事に演じきった。素晴らしかった。「歌舞伎美人」から「配役」と「みどころ」をお借りする。 <配役> 渡…
随分以前に「俳優祭」での上演があったらしいが(データベースには載っていなかった)、この『白雪姫』はそれとは違った形、内容になっているようである。玉三郎が中心となって、グリム原作を下敷きに歌舞伎にしたということ。竹柴潤一、脚本坂東玉三郎 補綴…
「歌舞伎美人」サイトから今月のチラシをお借りする。 今月の歌舞伎座公演は、芝居も舞踊も玉三郎好みの色合いが強いように感じた。玉三郎が自身が理想形とする「歌舞伎」を示したものとして、ずっと語り継がれるかもしれない。 古典芝居・舞踊(『壇浦兜軍…
あまりにも滑らか、あまりにも美しく、それはまさに日本の和歌(うた)世界を展開しているように感じた。しかもそれが能の舞——序の舞・中の舞・急の舞——と共振しているようにも感じた。能そのものは和歌的なものと漢詩的なもののハイブリッド(しかもそれは…
「天」というよりも「贔屓の引き倒しだった審判」としたいけれど、そこは我慢。不公平な採点を跳ね返し、むしろ乗り越えてゆく決意を新たにしたのが、「日刊スポーツ」のインタビュー記事(2019年12月8日20時40分)に載っていた。改めて感動。非難していない…
Il VOLO(イル・ヴォーロ)の「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」。原題は「Notte Stellata (The Swan)」、原曲はフランスの作曲家サン・サンースの「白鳥」であり、タラソワコーチが羽生結弦選手に使って欲しいと渡したもの。羽生選手のEX曲、ひとつとして…
姿はスッキリと、声は朗々とで、長山耕三師シテの舞囃子「高砂」が頭抜けて良かった。二年前の京都・大阪での「大連吟」に参加して以来、この演目には想い入れがある。全体を覚えているので、思わず口をついて出てしまう。だから、うまい能楽師のものしか聞…
点数を稼ぐのに集中しなくても良い場で思いっきり舞う。想いの丈を込めて。真っ白にピンクのさし色、かつフリル全開の衣装が美しい。こういうのが似合う男性スケーターは彼以外考えられない。アンドロジナス的な美を、その身体で、その演技で表現できるのは…
プルシェンコ選手の「ニジンスキーに捧ぐ」は、ニジンスキーが一翼を担っていた「バレエ・リュス」を氷上に再現させる試みだった。そしてその試みは見事に結実していた。その「ニジンスキーに捧ぐ」を「オリジン」として氷上にこれ以上ない美しいスケーティ…
江戸前の明るさと洒脱を期待したら、結構陰惨な場面があり驚いた。以下に歌舞伎美人」サイトから拝借した演者一覧、それにみどころをアップしておく。 お祭佐七 菊五郎 芸者小糸 時蔵 倉田伴平 團蔵 鳶の者すだれの芳松 権十郎 同 巴の三吉 坂東亀蔵 鳶重太 …
この狂言もおそらくは天皇皇后両陛下即位の礼を寿ぐという意味が込められた出し物だと思う。どこまでも明るく、めでたく、楽しい舞台に仕上がっていた。下書きで書いていたのに、一ヶ月近くすぎてのアップ。情けない。以下が公式サイトからの概要と演者一覧…
懐古趣味はないのだけれど、「一体最初に見た能はなんだっか?」と考え込んでしまった。大学で六人だけの一軒家を使った寮に一年だけいたのだけれど、一年先輩が能学クラブに入っていた。仕舞やら謡の練習を毎晩していた。京都観世会館(?)での発表会に連…
プログラムと会の流れは以下だった。 受付開始(10:00) ◇代表挨拶(10:30 ~10:35) 三宅晶子 ◇研究発表(10:35 ~11:15) 「〈嵐山〉間狂言考―能を補完する間狂言―」富山隆広氏 ◇トークセッション「お稽古の現在」(11:20 ~ 12:40) 〔司会〕横山…
歌舞伎は歌舞伎座の昼・夜と国立劇場の両方を見る予定。 歌舞伎座の昼の部の『たぬき』、児太郎と中車の組み合わせはまさにツボ。一昨年の『弥次喜多』での夫婦の再来である。児太郎の妾お染がどんな女になるのか、見る前から想像をたくましくしている。もの…