新年1月は能楽例会の目白押しである。例会のほとんどを見る予定にしている。とくに元旦の京都観世会の「謡初式」に参加したい。最初に参加したのが、もう2年前になるなんて。その時は観世会館から平安神宮に移動、能と狂言をみた記憶が蘇って来た。
歌舞伎は東京遠征時に浅草歌舞伎を観る予定を組んでいる。若手中心の舞台、最近はマンネリ化している。どこまで新風を吹き込むことができるのか。私が観るのも最後になってしまうかもしれない。
正月の歌舞伎座、見てみたいのは勘九郎・七之助兄弟の『鰯賣戀曳網』のみ。ただ、私の「(研究)専門」が三島由紀夫なので、厳しい評価になってしまいそう。ということで、今回はパスする。新橋演舞場は海老蔵中心の公演。もちろんパス。未だにこの人を出す松竹の気がしれない。田舎者しか見ませんよ、あんな「ナンチャッテ役者」の芝居。他の真っ当な役者に失礼でしょ。
東京遠征の主目的は篠原演芸場で公演の「劇団荒城」。6日間の間、できるだけ多くの芝居を見ようと臨戦態勢で臨む。週末以外は夜公演のみなのが残念である。10月の木馬館公演から鑑みるに、すごい持ち札を展開してくれるだろう。ワクワクしている。
篠原演芸場、週末以外は夜公演のみ。昼間が空く。好機なので、国会図書館で、御茶水女子大が博士号を出したキコ妃の「博士論文」とやらに目を通してきたい。8月に国会図書館からその論文の冒頭50頁をコピーして取り寄せたけれど、到底博論に値するとは思えない低レベルだった。全文読んで、本当に博論に値するのか確認するつもり。
そうそう、私の母校、ペンシルベニア大学からPh. Dを取得した(ことになっている)キコ妃父、川島辰彦氏の論文も、この10月にペン大で確認するつもりだったのだけれど、アメリカ訪問を諦めたため未完了。来年早々には是非ともフィラデルフィアに行くつもりである。ペン大に直接問い合わせたところ、この男、一応、Ph. Dはとったみたいだった。とはいうものの、「ぬけがけ」、「インチキ」、「裏取引」に長けた川島一族。未だに腑に落ちない。なにか裏がありそう。
この川島一族の「末裔」が「ショーライノテンノー」なんて、「どこまで国民をばかにしてるの?」って怒り心頭です。