yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

池波正太郎の献立日記

アマゾンに注文していた神坂次郎著、『元禄御畳奉行の日記』が届き、もう一度目を通した。先日のブログ記事に書きそびれたのは、朝日文左衛門の日記の「芝居批評」と「献立日記」の部分である。彼の芝居の批評はとても辛辣、かつ的を射たものだったとは、神…

池波正太郎『食卓の情景』、新潮文庫1980年初刊

アマゾンに注文していた池波正太郎の『食卓の情景』食卓の情景 (新潮文庫)作者: 池波正太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1980/04/29メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 42回この商品を含むブログ (66件) を見るが届いたので、早速読み始めた。図書館で借…

METライブビューイング2012ー2013シーズン上映詳細決定

11月3日から来年の4月19日まで二週間交替で松竹系主要映画館で上映される。去年のシーズンは見逃して、この8月に東京の東劇で『ジークフリート』だけを観たという経験から、次回はなるべく大阪か神戸でできるだけ多くみるつもりにしている。でも以前もそうだ…

佐藤隆介著『池波正太郎の食卓』新潮社2001年刊

池波正太郎のことは『鬼平犯科帳』の作者として知ってはいたが、読んだことはなかった。剣客小説は『眠狂四郎』と『宮本武蔵』を高校生の頃に、山本周五郎のいくつかの短編を留学中に読んだきりである。だから池波正太郎が人気があるときいても、自分で読も…

神坂次郎著『元禄御畳奉行の日記―尾張藩士の見た浮世』中公文庫、1984年刊

日記というのは『鸚鵡籠中記』(気取ったタイトル!)といって、元禄期の尾張藩の下級藩士(同心)だった朝日文左衛門重章が27年にわたって書き続けたものである。Wikiにあるように、「元禄時代の下級武士の日常の記録として非常に貴重な資料」といえるだろ…

huluでアメリカのテレビシリーズが視聴可能に

なんと、すでに去年の8月31日からサービスが開始されていた。テレビをデジタルに買い替える(未だだったのです)ついでに、以前使っていたスカパーを復活し「Law and Order]」等のシリーズをみようかと調べていて、行き当たった。なんとも遅れていた!でも分…

『高崎情話』たつみ演劇BOX@新開地劇場9月25日

このお芝居はたつみさんのお父さま、小泉のぼるさん最晩年の書き下ろし創作だそうです。とてもよく練られた内容で、大衆演劇の世話物狂言のエッセンスがすべて揃っていました。さすがですね。観客がどこで泣き、そして笑うのか、どういう人物、設定に感情移…

「韓流ドラマ」放映の終焉

「鈍い日本のTVがやっと重い腰を上げた」というタイトルのブログ記事を読んだ。内容は「どれだけ虚仮にされても儲けのために、日本のB層おばさんたちを韓流ドラマ漬けにしてきた電通やテレビの経営者たちも少しは日本人としての自覚が芽生えてきたのでし…

『瞼の母』in 「九月大歌舞伎、六代目中村勘九郎襲名披露」@大阪松竹座9月3日

大衆演劇ではおなじみの演目。それまで「長谷川伸なんてお涙頂戴の権化」とバカにしていた(すみません、なんという傲慢)私の評価を覆した。それ以降、いくつかのヴァージョンで観て来たし、長谷川伸の原作も読んだ。大衆演劇では上演時間の制限上前半をカ…