2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧
27日の『友情断片録』、28日の『太助を夢見る男』、そしてこの千秋楽の『鼠小僧と白鷺銀二』と、観てきて、やっぱり千秋楽が最も気が充実していた。もちろん、どの演目にも小泉劇団(たつみ演劇BOX)ならではの格調の高さがあったし、上方劇団のはんなりした…
「切られのお富」となってはいるが、もちろん『切られお富』(『処女翫浮名横櫛』)。河竹黙阿弥作である。有名な『切られ与三』(『与話情浮名横櫛』、こちらは瀬川如皐作)の書替え狂言である。「の」が挿入されているのは、おそらくわざと(歌舞伎のコピ…
7月初めに東京に行く。英国ロイヤルバレエ公演を観るためだが、歌舞伎も「花形歌舞伎」ということで、「歌舞伎会」の先行予約を試してみた。運良く良い席が昼夜ともに取れた。昼は「骨寄せの岩藤」、夜は「東海道四谷怪談」。7月に相応しいというべきか、…
これは以前にみたときにはたしかもっと長い芝居だった。口上で、たつみさん自身がそれを認めていた。一部のミニショーを入れたので、芝居を極限まで短くしたのだという。ところどころ、「ちょっと無理だな」と思うところもあったが、これはこれで巧くまとめ…
池田の逸翁美術館にあるマグノリアホールで開かれた、とてもオシャレでそしてコージーなコンサートだった。それにしてもサロンコンサートは本当に贅沢な楽しみである。去年、大阪のモーツアルト・サロンで若手ヴァイオリニストの演奏を聴いたが、小さなサロ…
「歌舞伎鑑賞教室」の後での上演だった。プログラムとその解説は以下に貼っておく。 以下はこの若手二人の写真とそれぞれのお父上の写真。 この二人が『紅葉狩』の中でつかわれる「竹本」、「長唄」、「常磐津」の3つの「音曲(おんぎょく)」を紹介するのだ…
朝一番の公演の三番目の演目だった。サイトから借用した<配役>及び<みどころ>は以下。 平家女護島 三、俊寛(しゅんかん) <配役> 俊寛僧都 吉右衛門 丹波少将成経 梅 玉 海女千鳥 芝 雀 平判官康頼 歌 六 瀬尾太郎兼康 左團次 丹左衛門尉基康 仁左衛…
6月公演の初日に出かけたのだが、11時の開演前には劇場前には長蛇の列。一幕見席の確保に並んでいることが分って、ホッとした。それにしても、並んでいた人の半分も入場できなかっただろう。それほど多かった。向かいの通りも人だかり。ほとんどの人がカメラ…
二人の芸達者と有望若手勢揃いの演目だった。この日は三部になっていて、これは二部だった。一部が「鞘當」、三部が「俊寛」である。その三演目で、これがいちばん楽しめた。歌舞伎美人のサイトにもある「みどころ」解説は以下。 ◆ 六歌仙の一人、喜撰法師の…
驚いた。CNNのニュースをみたところ、32nd St. とMarket St.と報道していたけれど、その写真に見覚えがなかったので、googleでニュース検索をかけた、別のソースでは22nd Stとなっていた。たしかにそのあたりにはSalvation Armyのthrift shopがあったと、思…
パリ・オペラ座が『天井桟敷の人々』をひっさげて日本にやってきた。以下、公式サイトよりの写真。 東京、名古屋のみの公演で関西公演はない。「なぜ名古屋?」と思っていたら、トヨタの後援だった。日本公演の最終回、6月1日(土)の夜の部を東京文化会館で…