yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

宮本茂樹師シテの能『大会』京都観世会11月例会@京都観世会館11月25日

演目の演者一覧が以下。 シテ 宮本茂樹 シテツレ 河村和貴 ワキ 岡充 アイ 茂山茂 島田洋海 井口竜也 笛 左鴻泰弘 小鼓 林大和 大鼓 石井保彦 太鼓 前川光範 後見 杉浦豊彦 大江又三郎 地謡 河村和晃 河村浩太郎 木下千慧 浦田親良 橋本忠樹 大江信行 深野貴…

「帯屋」を語った呂勢太夫の語りの妙!『桂川連理柵』 in 「第152回文楽公演」@国立文楽劇場 11月24日昼の部

呂勢さんは「帯屋の段」を語られた。千変万化の語りにノックアウトされた。人物の気持ちの襞に分け入っての語り。人物の裡にこもった情が溢れ出てくるような語りである。それも旧世代の太夫たちのこってりしたものではなく、情の発露は緻密に計算されている…

マシュー・ボーンIN CINEMAバレエ『シンデレラ』英国サドラーズ劇場にて収録@シネリーブル神戸11月22日

予想したものとまるで違っていて、かなり失望。いわゆる「シンデレラ」のお話というより、戦時下の男女の悲恋にハリウッド的色気を加味したバレエ作品といったほうがいいような。一応、映画のサイトにアップされていた情報をあげておく。 matthewbournecinem…

ボリショイ・バレエ、英国ロイヤル・バレエのライブ・ビューイング情報

ボリショイ・バレエ、英国ロイヤル・バレエの情報は公開されているけれど、パリ・オペラ座のものが今のところ不明。ボリショイ、ロイヤルのものを以下にアップしておく。ボリショイは必見!昨年、ポルーニンとザハロワの競演を見逃したのが口惜しい。今度は…

茂山千作師の狂言『墨塗』in 国際交流基金主催「能と狂言の会」@京都観世会館 11月20日

初めて見る演目。とにかくおかしかった。外国人留学生も大喜び。「思い知ったか、京都大蔵流狂言の実力!」って、心の中でつぶやいていた。演者一覧は以下。 シテ(大名) 茂山千作 アド(太郎冠者) 茂山茂 アド(女) 茂山千五郎 後見 島田洋海 以下、いた…

片山九郎右衛門師の能『海士』in 国際交流基金主催「能と狂言の会」@京都観世会館 11月20日

能『海士』は今年9月の林宗一郎師の舞台を見逃してして以来、見る機会がなかった。昨年の京都市立芸大の講習で浅見真州師シテのDVD(NHK放映を録画したものらしい)版を見て以来、ずっと見たいと願っていた演目。以下に一昨日の演者一覧を。京都観世らしく、…

—羽生結弦が「羽生結弦」であるために—羽生結弦選手「秋によせて」inフィギュアスケート・グランプリシリーズロシア杯@メガスポルト、モスクワ

進化し続ける羽生結弦選手の演技。アスリートでありながら、アーティスト。そしてフィロソファーでもある。彼以上のフィギュアスケーターはもう出ることはないだろう。彼の前にも、そして後にも。今回のロシア大会での練習中、足首を再び痛めてしまったこと…

コテコテの大坂感を前面に出した『雁のたより』 in 「當る亥歳吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」@京都南座 11月14日夜の部

まず、配役を以下に。 <配役> 髪結三二五郎七 若旦那万屋金之助 前野左司馬 愛妾司 医者玄伯 高木治郎太夫 乳母お光 花車お玉 鴈治郎 染五郎改め幸四郎 亀鶴 壱太郎 寿治郎 市蔵 竹三郎 秀太郎 なぜか、「歌舞伎美人」に「みどころ」が」アップされていな…

「高麗屋襲名披露口上」 in 「京都南座新開場記念「當る亥歳吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」@京都南座11月14日夜の部

京都南座、3年弱の改修工事を経て今月から新開場。毎年恒例だった11月の「顔見世興行」のメインは「高麗屋襲名披露」。「二代目 松本白鸚」、「十代目 松本幸四郎」、そして 「八代目 市川染五郎」が誕生した。 夜の部に「口上」があった。ただ、高麗屋三代…

「中将姫雪責の段」『鶊山姫捨松(ひばりやまひめすてのまつ)』in 「11月文楽公演」@国立文楽劇場 11月3日夜の部

「中将姫(雪責)」の話自体はとてもドラマチック。だから、芝居の作り手の興味を引くのだろう、謡曲、浄瑠璃、そして歌舞伎で取り上げられている。以下、Wikiからの興味をそそられる解説。 中将姫伝説をもとにした演目であり、中将姫のことはこの『鶊山姫捨…

12月観劇予定

能・狂言は主として京都観世会館でのものをいくつか見る予定。「京都観世会例会」では青木道喜師シテの『鉢木』、橋本擴三郎師シテの『籠太鼓』、分林道治師シテの『船弁慶』、茂山七五三師の狂言、『魚説法』と豪華な布陣。初めて見るものが多く、楽しみ。…

味方玄師シテの能『花筐〜筐之伝〜』in 「京都観世会館60周年 第60回京都観世能 第二日目」@京都観世会館 10月28日

記念公演ということで、なんと能が四本!申し訳なかったけれど、最後の『石橋』は失礼した。残念だったのだけれど、疲労の極限だったので。前週の第一日目を見ていないのも残念。体力と財力とに余裕があれば(なにしろ二等席で一万円ですから)、両日見たか…

『隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)』[法界坊] in「吉例顔見世大歌舞伎」@歌舞伎座 11月9日夜の部

以下に「歌舞伎美人」から拝借した配役とみどころを。 奈河七五三助 作 石川耕士 補綴 序 幕 向島大七入口の場より 大喜利 隅田川渡しの場まで 浄瑠璃「双面水澤瀉」 <配役> 〈法界坊〉 聖天町法界坊 猿之助 五百平 巳之助 おくみ 尾上右近 野分姫 種之助 …

菊五郎と時蔵の『十六夜清心』in「吉例顔見世大歌舞伎」@歌舞伎座 11月10日

配役とみどころを「歌舞伎美人」からお借りしておく。以下。 河竹黙阿弥 作 花街模様薊色縫 十六夜清心(いざよいせいしん) <配役> 清心 十六夜 恋塚求女 船頭三次 俳諧師白蓮実は大寺正兵衛 菊五郎 時蔵 梅枝 又五郎 吉右衛門 <みどころ> 情緒豊かな清…

劇団荒城『二人の藤太郎』@行田湯本温泉茂美の湯内「もさく座」 11月9日昼の部

お芝居はタイトルは違っても大衆演劇でよく見るお芝居だった。詳しい内容は書けないので、ごく簡単に人物像を。 藤太郎 秋太郎に殺された男 秋太郎 一宿一飯の義理で藤太郎を殺めてしまうが、藤太郎故郷の母の元で藤太郎になりすまし「親孝行」することにな…

右近と梅枝のイチャイチャぶりが可愛い『お江戸みやげ(おえどみやげ)』 in 「吉例顔見世大歌舞伎」@歌舞伎座 11月10日昼の部

久しぶりに見る右近の女方。彼(彼女)が阪東栄紫役の梅枝にデレデレ甘えるさまが「過激」だった!どこかぶっちぎれた感じ。かなりのハイ状態だったのでしょう。梅枝が「困ったナ」っていう感じでそれを受けているのがおかしい。右近は『ワンピース』の折に…

「Originから新しい門出へ」の意思表示だった羽生結弦選手フリーの演技「Origin」@2018年グランプリシリーズ・フィンランド大会

羽生結弦選手の今回のフリー曲は、プルシェンコ選手が以前に使ったエドウィン・マートンの「ニジンスキーに捧ぐ」を編曲した「Origin」なる曲だった。ニュースを聞いたとき、「無謀!」って思ってしまった。でもそここそが、羽生結弦選手が一旦戻り、そして…

能『恋重荷』in「大槻能楽堂自主公演能 改修35周年記念ナイトシアター」@大槻能楽堂 11月1日

着いた早々、シテ変更のお知らせがあった。『恋重荷』のシテは梅若実師と告知されていたのだけれど、肺炎になられたということで、急遽大槻文蔵師が代わられた。実師の足元が最近とみに不安定な気がしていたので、文蔵師が代わられて正解だったと思う。でも…

「芝居の『荒城』」の面目躍如『太陽(ヒ)と月』(DVD、篠原演芸場で録画したもの)

実際に舞台で見た人が羨ましい。圧巻の舞台だった。さすが、「芝居の『荒城』」!以下が演者一覧。あらすじを載せるのはご法度のようなので、割愛する。 柳生十兵衛 荒城真吾 長男 巽央(ソンオウ) 荒城勘太郎 次男 又右衛門 荒城月太郎 柳生宗矩 荒城照師 …

やっぱり中村屋兄弟が光っていた「三浦屋格子先の場」 in 『助六曲輪初花桜(すけろくくるわのはつざくら)』@歌舞伎座 10月23日夜の部

「三浦屋格子先の場」のみの上演。「歌舞伎美人」掲載の配役とみどころは以下。 <配役> 花川戸助六 三浦屋揚巻 白酒売新兵衛 通人里暁 若衆艶之丞 朝顔仙平 三浦屋白玉 福山かつぎ 男伊達 男伊達 男伊達 男伊達 文使い番新白菊 傾城八重衣 遣手お辰 くわん…