yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

オペラ『魔笛』プラハ国立歌劇場公演@神戸文化ホール10月27日

神戸文化ホールには苦い経験がある。去る6月30日のハンガリー国立歌劇場オペラ公演(『トラヴィアータ』)のときに迷惑客に辟易した。だから、行くのに二の足を踏んでしまう。ただ、この公演のチケットは4月にすでに買っていたので出かけざるを得なかった。…

『任侠甲州鴉』、伍代孝雄劇団 10月26日昼の部

オリジナル脚本は悲劇だったのかもしれないが、今日のものは悲劇ではないように演出されていた。ホッとした。ハッピーエンディングのみを是としている訳ではないが、やみくもに救いのない「悲劇」にもってゆく九州系劇団の「方針」にはうんざりなので、この…

「伍代孝雄20周年記念公演」10月23日夜の部

芝居は『上州土産百両首』だった。これはいくつかの劇団でみたが、様々なバージョンがあった。おそらくこの日のものが最ももとの形に近いのだろう。「亀治郎の会」が2010年にやったものの筋が某サイトにあった。リンクしておくので、オリジナル芝居に興味の…

『恋の弥太郎懺悔』伍代孝雄劇団@新開地劇場10月17日夜の部

伍代孝雄劇団をみるのはずいぶん久しぶり。2011年1月の朝日劇場以来である。その前年の10月に新開地劇場で初めてみたのだが、お芝居の上手い劇団だと感心した。何回か通った。そのときはまだ伍代一也さんが在籍、三河家諒さんも客演でとても充実した舞台をみ…

沖浦和光著『陰陽師の原像 民衆文化の辺界を歩く』岩波書店 2004年刊

前の記事に書いた『旅芸人のいた風景』と上記の本二冊を読み比べ、それらで提出されている「仮説」に興奮した。先日歌舞伎座で染五郎、海老蔵、勘九郎演じる『陰陽師』をみたばかりだった。でもあれがロマンチック、あえていえばマンガチックだったのに比べ…

沖浦和光著『旅芸人のいた風景』文春新書 2007年刊

箕面に幼いころ住んでいたという沖浦氏、歌舞伎好きの父に連れられて池田の芝居小屋に頻繁に行ったという。もちろんこれは明治村に移転した「呉服座」(くれはざ)だろう。「呉服座」は「ごふくざ」として池田に「復活」している。播州の東高室というところ…

猿之助 in 『ヴェニスの商人』@兵庫県立芸術文化センター中ホール 10月12日昼の部

蜷川幸雄演出 オーメールキャストで、主要な配役は以下。 シャイロック 市川猿之助 ポーシャ 中村倫也 バッサーニオ 横田栄司 アントーニオ 高橋克実以下、公演チラシ。 猿之助の独り舞台だった!あとの役者はすべて翳んでしまった。このシャイロックをみた…

『通し狂言 夏祭浪花鑑』@大阪松竹座10月10日夜の部

松竹のサイトからの引用は以下。 序幕 お鯛茶屋の場 住吉鳥居前の場 二幕目 内本町道具屋の場 横堀番小屋の場 三幕目 釣舟三婦内の場 長町裏の場 大詰 田島町団七内の場 同 大屋根の場<配役> 団七九郎兵衛 愛之助 一寸徳兵衛 亀 鶴 玉島磯之丞 薪 車 団七…

アレクサンダー・コブリン ピアノリサイタル、シューベルト、「四つの即興曲」@兵庫県立芸術文化センター9月29日

プログラムのひとつがシューベルトの即興曲だった。ちょっとがっかりした。私の好きなリヒテルの演奏とあまりにも違いすぎたから。コブリンはベダルを多用し、即興曲の軽やかさを損なっているところが多々あった。特に「即興曲変ホ長調、アレグロ」。導入部…

谷崎潤一郎作品は好きになれない

ここ2ヶ月ばかり谷崎潤一郎の作品とつきあってきた。先週末に40枚弱のささやかな論文を書き終え、さきほど註をつけた草稿が出来上がった。で、分かったこと。どうしても谷崎を好きになれない。でも谷崎論は、例えば三島由紀夫について何か書くよりも、はるか…

「SWITCHインタビュー 達人たち 藤原竜也 長谷川穂積 」NHK Eテレ10月5日

昨晩、たまたまこの番組に行きあわせた。藤原竜也のファンという訳でもないので、みるつもりはなかったのだけど、「藤原が、彼がもっとも会いたい憧れの人に会いに、神戸を訪れた」というフレーズが気になって、そのまま観てしまった。神戸のボクシングジム…

『新・油地獄 大坂純情伝』、十月花形歌舞伎@大阪松竹座 10月3日昼の部

サイトからの情報及びチラシ写真は以下である。 <配役> 河内屋与兵衛 愛之助 お吉 壱太郎 刷毛の弥五郎 亀鶴 皆朱の善兵衛 萬太郎 天王寺屋遊女小菊 新悟 おかち 尾上右近 雁金文三 薪車 山本森右衛門 猿弥 おさわ 吉弥 豊嶋屋七左衛門 男女蔵 果心 翫雀<…