2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧
iPad 2 購入が空振りに終わり、かなりがっかりしたのだが、このコンサートで多少気が晴れた。中之島三井ビルに入っている建築設計事務所が会場のコンサートである。以前にこのオフィスを一度訪ねようとしたことがあったが、場所がよく分からず止めてしまった…
せっかく心斎橋のアップル直営店に行ったのに、iPad 2 のWifi モデルはすでに昨日で売り切れていて入荷待ちということだった。梅田のヨドバシカメラでも同じだった。3G 搭載分はあるのだけれど、それだとまだ1年半も残っている e-Mobile の契約が無駄になっ…
遂に発売された。発売当日はiPhone 4 や iPadの前モデルの時と同じく、多くの購入希望者がアップルストアに並んだというニュース記事を読んだ。東京の話だが、大阪でも同じだったと思う。前宣伝をまったくしなかったのに、それに発表は前日の午後9時だったと…
ハーバード大学の研究員をしている田村耕太郎さんの tweet に「ボストン・シンフォニー堪能。大学会員なので年間20ドルで聞き放題。リーマンショックまではタダだったという噂。それにしても贅沢な話だ。富裕層の富の循環が学問や芸術を支えている」というの…
これは再三池田信夫さんがブログで取り上げていたトピックで、今日のブログでも再度言及されている。沖縄の集団自決をめぐって争われた名誉毀損訴訟の最高裁判決で、被告の大江健三郎氏と岩波書店が勝訴した(2011年4月、最高裁にて原告側請求棄却判決確定)…
カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』(以下『わたし』)の中に、寄宿学校生活の描写が出てくる。読んでいると図らずもジュリアン・ミッチェル原作、マレク・カニエフスカ監督の『アナザー・カントリー』 (Another Country、1984) を思い出してしまった…
カズオ・イシグロの原作はKindle で注文したので、その場で手に入った。さっそく2日前から通勤の電車の中で読んでいる。まだ10%のところなので、どういう経過を辿って行くのかはまだ分からないのだけど、非常に魅力的な作品であることは間違いない。語り手…
このやばいは猪子さんの「ヤバい」ではなく、原義の「あぶない」という意味です。Twitterをみていて行き当たった『アゴラ』への北村隆司さんという方の投稿です。演繹法のレトリックで書かれているので、結論は最初に来ています。少し長めですが引用します。…
勤務先のキャンパスは四季折々の自然が楽しめる。春、3、4月は桜、5月は新緑、秋は紅葉と飽きることがない。キャンパスにいるときはできるだけ木々の下、中を歩き、その時々の木々や花をめでるようにしている。今年は桜の開花が遅くて、八重桜がやっと満…
NHK教育でカズオ・イシグロ特集を放映していました。さすがNHK、民放のように「大衆」におもねないところは評価できます。構成もよく練られたものでした。内容についてはまた明日にでも書きます。もう就寝時間をとっくにすぎ、明日の準備も残っているので、…
記事は以下。「東京電力は17日午前の記者会見で、東日本大震災で被災した福島第1原子力発電所3号機の原子炉建屋内に無人ロボットを投入すると発表した。遠隔操作で内部に進入させ、放射線量や温度、酸素濃度などを測定する。作業は同日午前10時からで、内…
アメリカのフィラデルフィアにいる元ハウスメートからメールが来て、夏にフィリーに行くなら彼女の家に泊まらないかという誘いだった。うれしくて飛び上がった。最近引っ越して、以前に私たちがいた大きな家のすぐ近所のこれまた大きな家に下宿しているとい…
先月、新開地劇場で公演中の橘菊太郎劇団の舞踊ショーでかかった曲がずっと気になっていた。今月の朝日劇場でもかかったので、控えた歌詞をネットで検索してみたけれど、ヒットなし。ところがラッキーなことに、先日劇団でいただいたDVDにこの舞踊が入ってい…
気分が滅入ったときに聴く音楽はだいたい決まっている。最右翼はモンテヴェルディ作曲の歌劇『オルフェーオ』なのだ。それも、エリオット・ガーディナーのイングリッシュ・バロック・ソロイスツの演奏のものである。この曲に出逢ったのがアメリカの大学院に…
先日読んだ野口悠紀雄さんの『「超」勉強法』の中のコラム欄に、「こころがいちばん落ち着く場所は図書館、それも書庫だ」とあった。私も同感である。近所の公共図書館は、字が読めるようになってからはもっとも居心地のよい場所で、学校から帰るとすっとん…
今年は1年生のゼミクラスを2つも持つことになった。昨日1クラス目が終わって、今日は2クラス目。一昨年までは2年間にわたって教務委員をしていたので、オリエンテーション等で新入生の前に露出することが多く、つい優しい本性(?)をみせてしまうことに…
Twitterの縁で面白いサイト(http://www.ouzak.co.jp/blog/?p=17951)に出逢った。著者は川崎 和男という方で、肩書きは以下のようになっている。 デザインディレクター 大阪大学大学院教授・博士(医学) 工学研究科・医学系研究科 教授また、ブログ掲載の…
演目は『碁太平記白石噺』、『女殺油地獄』でした。長丁場で、特に、『碁太平記白石噺』は不覚にも途中居眠りをしてしまいました。あらすじは以下です。 江戸にいる姉を頼って奥州から出て来た信夫(しのぶ)は、浅草で悪人に売り飛ばされそうになりますが、…
古書で注文していた本が届いた。今もっている服部本の中で、これが一番出版年(1989年)が古い。この本も予想通り、とてもおもしろい。副題が「<視>の江戸文化論」となっている通り、さまざまなパースペクティブから江戸文化、特に戯作に登場する「演劇」を…
突っ込みどころ満載なので、「なにこれ?!」と叫びつつ観た。とにかく変な映画である。冒頭は、さまざまなマシンが回転しているという、まるで北朝鮮の広報映画と見紛うシーンから始まる。そして、着物姿の原節子が典型的純日本家屋(これもいくらなんでも…
この映画をみたのはずいぶん前で、それもDVDだった。そのときの衝撃は忘れられない。昨日つれあいのところからDVD2本と演劇関係の本を数冊もって帰ってきた。この映画はYoutubeでも断片を継ぎ合わせればみれるようだけど、やっぱりきちんと観た方がいい。監…
今年から自分のゼミクラスの学生のパソコン教室での履修科目登録にゼミ担当者が付き合うことになった。こんな「雑用」の類は以前にはなかったので、イヤだったが、実際にやってみると有意義だった。何よりも初回の授業以前に「顔合わせ」ができたことと彼ら…
服部幸雄さんによると、江戸時代の歌舞伎役者がもっともこだわったのが仕内のくふう・こんたんだという。「役者は『性根=役柄にもとることのない人間像の把握』を腹に据えた上で。事故の芸風を生かしつつ、まったき個の創造である芸の問題と向かい合う。そ…
どうしても欲しくなったので、アップルのサイトでみてみると、なんと「ご注文できません」というメッセージが出てきた。これはWiFiの方で、3G付きのものは発売中のようである。国内キャリアがソフトバンクに決まったようなので、これは結局iPhoneと同じく3G…
今回の原発の放射能汚染が報じられたとき、Twitterで「公安9課に出動してもらったらいい」なんていう、冗談とも半分本気のようなつぶやきがあった。たしかにこういうとき、サイボーグなら放射能にやられる心配はないから、もっともな意見ではあった。人間も…
4月といえばアメリカの大学生がそわそわするころである。1月から始まった春学期が修了するから。5月は卒業式で、そのあと長い夏休みに入る。そして9月に秋学期(新年度)が始まる。ヨーロッパの大学はすこし違っているけど(10月に秋学期が始まる)ほぼ同…
副題が「批評と創造のための対話」となっているように、歌舞伎、文楽、能といった伝統演劇の抱える問題への忌憚ない批評、批判であると同時に、それらの問題をどう解決するかの提案ともなっている。この書がユニークなのは、その作業を富岡多恵子との対話を…
友人がメールをくれて、いっしょに文楽を観に行こうといってきた。私自身も一ヶ月前からそのつもりで、冷蔵庫の上に演目表を貼付けていたのに、彼女に連絡をとるのを忘れていた。彼女とは歌舞伎も文楽も毎年2回は一緒しているし、最近では大衆演劇も一緒し…