勤務先のキャンパスは四季折々の自然が楽しめる。春、３、４月は桜、５月は新緑、秋は紅葉と飽きることがない。キャンパスにいるときはできるだけ木々の下、中を歩き、その時々の木々や花をめでるようにしている。
今年は桜の開花が遅くて、八重桜がやっと満開になった。ソメイヨシノに少し遅れて咲く八重桜は少女期を過ぎた美しくも艶めいた女人を思わせるあでやかさである。いつも『源氏物語』の紫の上を連想してしまう。毎年写真をとりたいと思いながらいつの間にか時期を過ぎてしまい、果たせなかった。去年、iPhone を手に入れたので、ここぞとばかりに激写した。とはいいながらあまり上手くは撮れていなくて桜さんに申し訳ないのだけれど、アップしてみる。
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あと何日楽しめるだろうか。明日も違ったアングルで撮ってみるつもりである。
