呂勢太夫
国立文楽劇場の公演、『心中天網島』をみる。歌舞伎の東京遠征は今月はなし。というか、7月の松竹座公演に非常に落胆したので、しばらくは歌舞伎観劇はなし。 8月は能公演も全体的に少なめである。一応、ロームシアターでの「能楽チャリティ公演」は昼の部を…
地下鉄の日本橋駅を出て文楽劇場へゆく地下道に、また大阪地下鉄の主要駅などそこかしこに、文楽公演のCMにしては少々派手目のポスターが登場、人目を引いている。 ネットで調べると、以下のような解説文が付いていた。 「東京・国立劇場の7月歌舞伎鑑賞教室…
能『翁』を模倣した文楽の「三番叟」。翁が出てくる形で見るのはおそらく初めて。能の『翁』の形式をかなり踏襲していた。ただ、白式尉をつけて舞う翁の舞、黒式尉を付けて舞う三番叟の舞は省かれていた。さらに、抽象的な能の詞は、主要神社と祀られている…
公演チラシ表・裏の「配役表」と「あらすじ」をアップしておく。 国立劇場サイトには今まで見たことのない第一部、第二部、第三部それぞれの「予告編動画」なるものがアップされている。リンクしておくが、公演終了後は見られなくなる可能性がある。 www.ntj…
霜月を直前にして、一挙に冬がやって来たような寒さ。それにもめげずに観劇を頑張る?予定です。 能の「正規」公演は京都観世会11月例会のみ観劇になりそう。それを補って余りあるのが多くの社中会。今分かっているだけでも7公演もあります。できるだけ多く…
チラシの表と演者一覧をアップしておく。 今回「道行初音旅」の演者は名実ともに「若手」当代トップを揃えている。太夫では静御前を呂勢太夫、狐忠信を織太夫、三味線は清治、誠志郎、そして人形は静御前を一輔、狐忠信を玉助。(もはや「若手」とは呼べない…
待ちに待った本拠地大阪での文楽公演、先月末に幕が開いた。今月に入って早速第3部の『本朝廿四孝』を見てきたのだけれど、公演中眠気が襲ってきて、前半部は記憶になし。ここまで無様だったのは初めて、なんとも不甲斐ない。情けなくて自信喪失である。 気…
24日に床前の良席で観劇できたのだけれど、あまりにすばらしい舞台。公演中全席完売だと知っていたのだけれど、諦めきれずに文楽劇場サイトにアクセス。なんと急遽2席空席が。迷わず確保した。 どの段も優れて見応えがあったけれど、その中でも特に良かった…
この4月に文楽劇場で「大序」から「四段目」まで見て、記事にしている。 www.yoshiepen.net ただ、この放送を見て、前には見落としていたことが結構あったことに気づいた。かなり後ろ席だった所為もあり、人形及びその遣い手の表情をしっかりと認識していな…
公演チラシ 「謎」が解けた 呂勢太夫の語りと清治の三味線 咲太夫の語りと燕三の三味線 人形遣い手の充実 公演チラシの演者一覧とあらすじ 公演チラシ 公演チラシをアップしておく。 「謎」が解けた 『仮名手本忠臣蔵』、このように「大序」からの通しで見る…
最近になって「大夫」が「太夫」に変更になっているのに気づいた。「太夫」は「大」の中に点が入っているのを「ちょぼ」とよんで、歌舞伎語りの太夫に適用、人形浄瑠璃の語り手には使わないと聞いていたので、意外。以下「日経」の記事。 文楽協会と日本芸術…