大倉源次郎
公演チラシ掲載のプログラムは以下である。 『求塚」の演者一覧は以下である。 前シテ(菜摘の女、実は菟名日処女) 林宗一郎 後シテ(菟名日処女の亡霊) 林宗一郎 ツレ二人(菜摘の女) 杉浦悠一朗 井上裕之真 ワキ(旅の僧) 福王茂十郎 喜多雅人 中村宜…
演者は以下である。 シテ 玉藻前・野干 林宗一郎 ワキ 玄翁道人 岡 充 アイ 能力 山下守之 小鼓 大倉源次郎 大鼓 石井景之 太鼓 前川光範 笛 左鴻泰弘 後見 井上裕久 杉浦豊彦 地謡 梅田嘉宏 河村和貴 大江広祐 谷弘之助 味方團 河村晴道 古橋正邦 松野浩行 …
『国栖』は2017年の「あじさい能」(シテ吉井基晴師)で見たのが最初で、後3回見ている。最近は2019年の「林定期能」でのもので、若い役者さんが勢揃いのみずみずしい舞台が印象的だった。記事にしている。 www.yoshiepen.net 今回の出演者一覧と京都観世会…
まず能楽は、京都観世会例会に参加する。能3本で、橋本光史師シテの「絵馬」、青木道喜師シテの「隅田川」、河村和貴師シテの「鵺」。また、林宗一郎師シテの「白髭」、樹下千慧師シテの「乱」が組まれた「SHITEシテ。2022」(林定期能改め)をみる予定…
素晴らしい動画をあげてくださっている。渡邊守章氏による解説とシテ方の観世銕之丞師、小鼓方の大倉源次郎師、そして大鼓の亀井広忠師からの追悼メッセージ、さらに能『融』が映像になっている。1時間弱だけれど、いつまでも見ていたい。消されないことを…
チラシの裏、番組表は以下。 この前日はお稽古のあと、稽古仲間(芸歴、芸格プロ級の方です)のお宅にお邪魔して帰宅が午前1時半なんていうことになってしまった。翌朝のこの能公演は体調に自信がなく、最後の能だけ見ることにした。ということで、片山九郎…
この日の演者は以下。 シテ 葛城山の女 観世清和 葛城明神 ワキ 旅の山伏 福王茂十郎 ツレ 山伏 是川正彦 山伏 中村宜成 アイ 里人 松本 薫 小鼓 大倉源次郎 大鼓 河村 大 太鼓 前川光長 笛 杉 市和 後見 林宗一郎 杉浦豊彦 地謡 河村和晃 大江泰正 深野貴彦…
文化庁主催、京都府と京都市教育委員会後援の企画。「90分で能観劇」3回シリーズの第一回公演。人間国宝の大倉源次郎師がサポートされた公演だと公演前の大倉源次郎師のお話から推察している。文化庁が京都に移転する本年、2020年、コロナもあって遅れてい…
この企画を今日まで知らなくて、やっと先ほど第十の謡まで聴き終えた。一覧を見るには以下のサイトにアクセスください。 www.youtube.com 「走者」一覧は以下。敬称略。 第一走者 片山九郎右衛門 第二走者 浦田保親 第三走者 大江信行 第四走者 林宗一郎 第…
『翁』を初めてフルで見たのは3年前の1月3日、八坂神社での奉納能でのこと。シテ翁を金剛流宗家の金剛永謹師、三番三を茂山茂師が演じられた。シテの白色尉、三番三の黒色尉の面、それに三番三による鈴ノ段での能らしからぬ派手さが印象的だった。あとで能成…
ちょうど東京滞在中だったので、ホテルでニュースでは見たのだけれど、別にきちんと全編見るつもりはなかった(当方、海老蔵と聞いただけで虫酸が走るので)。昨日、羽生結弦さんの「スケート・カナダ」でのEXの演技、「パリの散歩道」をyoutubeで検索中、引…
『吉野天人」はどんな能? 大和猿楽由来の糺能を下鴨神社で 『吉野天人』での演者たち 『吉野天人」はどんな能? 「吉野天人」、仕舞としては何度となく見ている。つい先日4月には、「林喜右衛門 三回忌追善 林松響会 春の大会」での、舞囃子「吉野天人 天人…
厳かではあったけれど、どこかゆったりしていた「糺能」。初めての参加だったが、来てよかった。清新な令和の御代にふさわしい、清々しい出しものだった。平安神宮の薪能のような、関係要人の挨拶がないのもよかった。途中雨がかなりきつくなってはきたけれ…
堺能楽会館来歴 三人の人間国宝の出演 演者と解説 たおやかな天女 「東遊びの数々に」 白龍の喪失感 堺能楽会館来歴 開演前に能楽堂のオーナーである米田氏より、堺能楽会館の来歴の解説があった。当時、米田氏のご兄弟、五人が観世流を習っておられたため、…
能公演ではまず、「京都観世会例会」。番組は能が梅田嘉宏師シテの『賀茂』、河村和重師シテの『夕顔』、橋本雅夫師シテの『藤戸』の三本、それに茂山七五三、茂山宗彦、網谷正美各師共演の狂言『文荷』が加わっている。 次に「大江定期能」公演。能は大江広…
「阪神能楽囃子連盟 調和会」の主催で、とても面白い内容だった。宮中の式楽である雅楽、武家の式楽である能、この二つの式楽を組み合わせて舞台に乗せ、比較するという試み。雅楽では天王寺楽所の演奏する「萬歳楽」が披露され、能では梅若実師による『羽衣…
豪華なお囃子方 悲劇の美女、王昭君 新作能『王昭君』の特徴 演者の力演 豪華なお囃子方 人間国宝の小鼓方大倉源次郎師、それに大鼓の大倉慶乃助師が出演される上、新作能ということで、予約をとっていた。前の週の土曜日に足を捻挫してしまい、「片山定期能…
着いた早々、シテ変更のお知らせがあった。『恋重荷』のシテは梅若実師と告知されていたのだけれど、肺炎になられたということで、急遽大槻文蔵師が代わられた。実師の足元が最近とみに不安定な気がしていたので、文蔵師が代わられて正解だったと思う。でも…
非常にラッキーなことに、人間国宝の大倉源次郎師の演奏を聴くことができた。そもそも今日は京都観世会館での「京都観世会館60周年記念京都観世能1日目」に行こうかどうか、ギリギリまで迷っていた。源次郎師はこの公演で、四本ある能の三番目の『羽衣』の小…
いくつかの断章(断片)のみの放映だった。残念。フルバージョンが放映されることを期待している。 梅若実師の『翁』は初めて。ちょっと意外な感じだけれど、襲名の祝い事の一環としての演能なので、当然なのかもしれない。『翁』を見たのは2年前の正月に八…
今、ロンドンのホテル。テレビを見る気もしない。何処も同じくだらない番組に決まっているから。こういう時に聴きたくなるのは、やっぱり日本のもの。中でも「松虫」。連れ合いが檜書房のサイトからダウンロードしたものを送ってくれた。それをただひたすら…
この日は冒頭に河村晴久さんの演目解説があった。踏み込んだ解説で、今まで知らなかったことが多かった。いただいたプリントの解説も役立った。この物語に登場する人物の歴史的な背景がわかり、実盛に対する同情が今までに増して強くなった。斎藤別当実盛は…
この企画を最初に立てたのはギリシャ人演出家のミハイル・マルマリノス氏。賛同した人間国宝の能楽師、梅若玄祥さんが二役で挑み、他の能役者を巻き込んでの公演だった。昨日の公演、小鼓は人間国宝の大倉源次郎さん。この大淀町桧垣本地区は室町時代、囃子…
味方玄さん主催の「テアトル・ノウ」。これが初めての参加。今回の東京遠征で最も期待していた番組で、予想を裏切られなかった。それ以上だった。1時間20分の長丁場だったけど、最後まで眠くもならず、退屈もしなかった。途中、ほとんどシテの動きのない時…
この日は午後2時から宝生能楽堂で味方玄師主催の「テアトル・ノウ」を観劇、その後こちらに出向いたので遅刻。馬場あき子さんのお話と狂言、『長光』を見損ねた。残念だったけれども、味方玄師の『巴』を最後まで見たかったので、仕方ない。『鬼の研究』で著…
「片山定期能」では二本の能と一本の狂言、それに仕舞が数本入るというプログラムになっているらしい。12時半に始まり5時前に終わるという長丁場。でも全く退屈しなかった。定期能の締めは『松風』。なんと1時間45分!演者さんたち、特にお囃子の笛と地謡の…
5月から受講していた京都市立芸大のお囃子講座で見たもの。この講座、能『海士』の謡本(テキスト)とそのビデオが教材に使われた。作品中のお囃子を中心とした「音楽」の歴史的背景、由来と、それらがどういう形でお囃子や謡に発展、結実しているのかを探る…
「能は見るんじゃない 妄想しながら眺めるの」とは女性能楽師、林美佐さん(MisaH)のtwitterでのつぶやき。それを実体験したのが、この『杜若』だった。シテの舞とそれを煽る囃子によって、つぎつぎと幻想が湧き上がり、それらが渾然一体となって、夢かうつ…
『小鍛冶』は初めて見る能の演目。期待が高まる。しかもシテはこれまた初めて拝見する演者、杉浦豊彦さん。そして何よりも期待値が高まるのが小鼓が大倉源次郎さんであること。そこに大鼓の山本哲也さん、そして太鼓の中田弘美さんが加われば、期待はマック…
なぜ謡の人は8人全員が合わせられるんだろう。それはテキストが厳密に決まっていて、個人が勝手にそれを自分風に変えることができないから。これに気づいたのがつい先日。youtubeで岡田准一さん司会のラジオ番組(?)に収録された大倉源次郎さんの「解説」…