今年は1年生のゼミクラスを2つも持つことになった。昨日1クラス目が終わって、今日は2クラス目。
一昨年までは2年間にわたって教務委員をしていたので、オリエンテーション等で新入生の前に露出することが多く、つい優しい本性(?)をみせてしまうことになり、「とんでもはっぷん」(フルイか?)の男子学生が私のゼミを取るものだから、5月半ばには登校拒否になっていた。外見で判断してはいけないのだけれど、ヤンキーやらなんやら、「過激」な外見の学生がなぜか私のクラスの学生に多かった。
ところが教務委員を辞めた途端、つまり去年からはけっこうまともな(真面目な)学生が多くなった。今年も2クラスともに以前のような「?」の学生はいない。ちょっと驚いている。外見でサーファー?と思った学生も話をすると、きちんとしている。そして、これも驚いたのだけれど、遅刻者がほとんどいなかった!4月に雹が降るんじゃないかと思うくらいだった。
昨日のクラスは女子学生がゼロで、この一年どうなるかと心配だったが、今日のクラスは女子学生が4人もいた。一般的にいえることだけれど、女子学生の方が学力が高い。それに遅れている学生の面倒をみてくれるのも女子学生のことが多い。だからある程度の女子学生がクラスにいてくれないと、非常に不安定なクラスになってしまう。
学部が経営ということで男子学生が多いのだろうけど、そこにジェンダーへの無意識の差別化があるように思う。外国語に関係した学部に女子学生が多いのもその一例だろう。アメリカだとここまで極端な差はない。日本ではジェンダーに対する社会の縛りを、個人が内面に取り込んでしまうのだ。意識化しないままに。
今日のクラスは女子がいるぶん、活気があった。楽しいクラスになることを期待している。少なくとも去年よりは。