猿之助
今回の東京での歌舞伎観劇、収穫が多いなんてものではなく、頭の中がひっくり返り、心臓がバクバクするような、そんな舞台が見れた。それもすべての部で。新作、改訂作のオンパレード。第一部の『権三と助十』、第二部の『東海道中膝栗毛』、第三部の『廓噺…
以下、「歌舞伎美人」サイトからの引用。 市川猿之助宙乗り相勤め申し候<配役> 流星 猿之助 織姫 尾上右近 牽牛 巳之助<みどころ> 四人の雷たちの騒動を一人で踊り分ける軽妙洒脱な舞踊 七夕の夜、年に一度しか会うことのできない牽牛と織姫が今宵の逢瀬…
以下、松竹サイトからの借用。 真山青果 作 真山美保 演出 江戸絵両国八景 <配役> 荒川の佐吉 猿之助 相模屋政五郎 中車 極楽徳兵衛 男女蔵 大工辰五郎 巳之助 お八重 米吉 絵馬屋重作 桂三 あごの権六 由次郎 鍾馗の仁兵衛 猿弥 丸総女房お新 笑也 隅田の…
十日前の観劇。PCをホテルに持ち込まなかったので、観劇の感激度が上手く表現できなくて残念。とりあえず、松竹サイトからの引用。 宇野信夫 作・演出 織田紘二 補綴・演出本所菊川町浪宅より 駒込六義園庭園まで <配役> 柳澤吉保:海老蔵 護持院隆光:猿之…
歌舞伎の月刊誌、「ほうおう」で発見。松竹サイトにはまだアップされていない。この狂言の巳之助、猿之助率いる澤瀉屋一門にただ一人他家からの参加。思わずニンマリしてしまった。演目は四世鶴屋南北の『獨道中五十三驛』。これは2年前の10月に新橋演舞場、…
まずは今回公演のチラシを。 この通しの全体像とその狙いを「歌舞伎美人」にアップされた「みどころ」から。 流転する義経に翻弄された三人の男たち―長編歴史ロマンを三部制で初上演― 『義経千本桜』は、『菅原伝授手習鑑』、『仮名手本忠臣蔵』と並ぶ歌舞伎…
まずはチラシを。 内容は二部構成。以下。 道行初音旅 (三代猿之助四十八撰の内) 川連法眼館 市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候 「歌舞伎美人」からの「配役」と「みどころ」が以下。 「配役」 〈道行初音旅〉 佐藤忠信 (実は源九郎狐) 猿之助 逸見藤…
元の番組案内は以下。 ウタフクヤマ 市川猿之助 2015年10月11日 市川猿之助がゲストで登場する 福山雅治、リリー・フランキー、桐谷健太、小室哲哉、市川猿之助 ゲストの猿之助が「兄弟船」を歌った。なかなかのもの。大衆演劇舞踊曲の定番中の定番。三味線…
プロダクションは以下。 【作】 秋元松代【演出】 蜷川幸雄 【出演】 市川猿之助 宮沢りえ 高橋一生 鈴木 杏 市川猿弥 新橋耐子 段田安則 ほか 結論から言うと、がっかりした。猿之助がここに参加する意味が分からない。というのも、芝居自体は完全にTAKARAZ…
主役を市川猿之助。その他の出演者に宮沢りえ、鈴木杏、段田安則、市川猿弥、新橋耐子等。東京ではシアター・コクーンで1月7日から31日まで。大阪ではシアターBRAVA!で2月6日から14日までとなっている。去年の10月から発売されていたのに、いまごろ気づく迂…
「歌舞伎美人」から配役とみどころを。 配役 ルフィ/ハンコック/シャンクス:市川 猿之助 白ひげ:市川 右 近 ゾロ/ボン・クレー/スクアード:坂東 巳之助 サンジ/イナズマ:中村 隼 人 ナミ/サンダーソニア:市川 春 猿 はっちゃん/戦桃丸:市川 弘…
歌舞伎座7月公演、今日昼・夜と観た中でいちばん面白かった。驚いたのは猿之助主演のこの演目に海老蔵が出ていたこと。初めての経験。そんなことって、ありました?でも「やっぱり!」と思ったのは、猿之助の八面六臂の大活躍のあと、最後にちょろっと出てき…
構成と配役、みどころを「歌舞伎美人」から。 <構成と配役> 第一幕 大川の船 高座 新三郎の家 伴蔵の住居 高座 伴蔵の住居 萩原家の裏手 新三郎の家 第二幕 高座 関口屋の店 笹屋二階座敷 元の関口屋夜更け 〈第一幕〉 お峰 玉三郎 伴蔵 中車 お米 吉弥 お…
演目は以下。 序、演目解説 一、猿翁十種の内 独楽 二、双面水照月 演目解説では猿之助のお弟子さん(名前を聞きそびれました)が太鼓、ツケを使って歌舞伎での「効果音」について解説。歌舞伎の殺陣の解説も。それに掛け声の掛け方の練習?この日のお客さん…
以下、歌舞伎美人」からの引用。 <配役> 泥棒権太郎 市川 猿之助 あんま秀の市 市川 中車 <みどころ> 夜更け、泥棒権太郎は、あんま秀の市の家へ泥棒に押し入る。権太郎は、秀の市が高利貸しの烏金を貯めていると噂を聞きつけ、秀の市に金を出すように迫…
もとは映画。昭和16年(1941)に小國英雄脚本、マキノ雅弘監督、長谷川一夫主演で映画化された。それをもとにした芝居が、昭和37年(1962)に大阪新歌舞伎座に乗った。このときも主役の加賀谷歌右衛門は長谷川一夫。土生玄碩を演じたのは二世市川猿之助(初…
副題は「市川猿之助早替り並びに宙乗り相勤め申し候」。前日19日の夜の部、『新・八犬伝』では市川右近による宙乗りをみたのだけれど、その折に隣席に座られた方から、お昼の部の方が迫力があったと聞いていた。実際にその通りだった。猿之助のサービス精神…
演目は口上を除くと、「嫗山姥」、「京人形」、そして『傾城反魂香』の三つだった。友人が大阪市優待の一等席を取ってくれたので、本来なら18000円(!)の席が半額ですんだ。でも明らかに18000円の値打ちはなかった。半分でもどうかなっていう感じ。松竹座…
以下、「歌舞伎美人」よりお借りした。 <配役> 老女岩手実は安達原の鬼女 猿之助 山伏大和坊 門之助 強力太郎吾 寿猿 山伏讃岐坊 男女蔵 阿闍梨祐慶 勘九郎 <みどころ> 自らの罪業に苦しむ老女が現す本性 芒(すすき)の生い茂る奥州安達原。日が暮れる…
大仰なタイトルが付いていた。曰く、「三代猿之助四十八撰の内 金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)大喜利所作事 双面道成寺 市川猿之助宙乗り相勤め申し候」。以下、「歌舞伎美人」からの引用。 <配役> 如月尼娘清姫 右衛門尉藤原忠文:猿之助 白拍子…
いわずと知れた長谷川伸作品。猿之助の口上で興味深いエピソードが聞けた。、彼の祖父(初代猿之助)と祖母の仲人が長谷川伸だったのだという。その縁で長谷川作品を演じることが多かったそうである。新猿之助の祖父母はもちろん中車の祖父母でもある。二人…
松竹大歌舞伎の巡業「中央コース」の一環。前日は彦根、20日は八尾、21日は岸和田の浪切ホールと、ほぼ毎日移動。大変である。アルカイックホールはずっと前に三代目鴈治郎(現坂田藤十郎)が「近松座」としてやった『封印切』を見に来たことがあるのみ。設…
以下、松竹サイトに掲載の主人公二人のスティール。 第三幕のみで、この芝居は成立したのでは。この幕のみが「歌舞伎」だったから。「スーパー歌舞伎」というからには、アンチテーゼを提出するにせよ歌舞伎というベースがあって成立するものなのだから、やっ…
筋書に掲載されている英語のサマリーでも、また劇場アナウンスでも「空」を「ソラ」と読んで(理解して)いて、鼻白んだ。一旦独り歩きしてしまったタイトルを変更するのは大変だろうけど、これはやっぱり「クウ」でしょう。劇中に「ソラ」に当たるものはま…
「歌舞伎美人」掲載の写真が以下。猿之助の博奕打は上の人物右側。左は愛之助の義賢(「義賢最期」)。また下の人物は左が亀鶴の折平(「義賢最期」)、右が男女蔵の金的の与一(『上州土産百両首』)。公演チラシは以下。 配役は以下。 博奕打:市川 猿之助…
配役は以下。 正太郎:市川 猿之助 牙次郎 :坂東 巳之助 勘次女房おせき:上村 吉 弥 宇兵衛娘おそで:中村 梅 丸 亭主宇兵衛:市川 寿 猿 みぐるみ三次:中村 亀 鶴 金的の与一:市川 男女蔵 隼の勘次:市川 門之助 猿之助、この表現者をひとことで表すな…
以下が配役。 正太郎:市川 猿之助 牙次郎:坂東 巳之助 勘次女房おせき:上村 吉弥 宇兵衛娘おそで:中村 梅 丸 亭主宇兵衛:市川 寿 猿 みぐるみ三次:中村 亀 鶴 金的の与一:市川 男女蔵 隼の勘次:市川 門之助 『歌舞伎美人』に掲載された紹介記事が以…
今年初めて「新春浅草歌舞伎」をみた。歌舞伎を長く観てきていたのにである。「花形歌舞伎で実験的な試みが多い」ということに二の足を踏んでいたからだろう。最近の若手の活躍ぶりを目の当たりにして、歌舞伎にも世代交替が起きつつあることが判った。去年…
今年の顔見世、正式には「當る午歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」という。二代目市川猿翁 、四代目市川猿之助、九代目市川中車の襲名披露でもある。今年1月に大阪松竹座で「二代目市川猿翁、四代目市川猿之助 九代目市川中車 襲名披露 壽初春大歌舞伎…
蜷川幸雄演出 オーメールキャストで、主要な配役は以下。 シャイロック 市川猿之助 ポーシャ 中村倫也 バッサーニオ 横田栄司 アントーニオ 高橋克実以下、公演チラシ。 猿之助の独り舞台だった!あとの役者はすべて翳んでしまった。このシャイロックをみた…