yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート 2015

ここ3年ばかり元旦にはNHKが放送する「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」を聴くのが恒例になっている。今年も7時過ぎにはテレビの前に座って聴いている。でも明日は始発のバスで伊丹空港に行くので、最後までは聴けない。残念。

今年の指揮者はズービン・メータ。3曲目が終わったところでの印象は、去年のバレンボイムに比べるとかなりテンポが速い。それぞれの個性、好みなのだろうけど、それを忠実に再現できるウィーン・フィルの実力のほども窺える。先日のベルリン滞在時にサイモン・ラトル指揮のベルリンフィルを聴いておくべきだった。オペラでは聴いたけど、単独では聴いていない。残念。このメータ、ラトルとは、そしてバレンボイムとはかなりちがった指揮だったのだと思う。もっと挑戦的、アグレッシブ。ソフィスティケート度では最高峰のウィーン・フィルにこのアップテンポはちょっとそぐわない感はあるけど、だからこそ組み合わせの妙が生きるんですよね。今までのところでは大成功。

今年のゲストにはかなりがっかり。司会も今いち。2012年のがいちばん良かった。下手な解説をしてくれるくらいなら、なにもない方がマシ。

バレエがどこかに入るはず。でもまだ。寝るまでに観ることができればいいんだけど。

以下、NHK のサイトをアップしておく。

【ゲスト】俳優…井上芳雄,音楽評論家…舩木篤也,料理人…神田真吾,【司会】渡邊佐和子,【出演】指揮…ズービン・メータ,管弦楽…ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

楽曲

「“ウィーンの朝・昼・晩”序曲(フランツ・フォン・スッペ)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「ワルツ“東洋の物語”(ヨハン・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「ポルカ“ウィーンの生活”(ヨーゼフ・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「ポルカ“人が笑い生きるところ”(エドゥアルト・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「ワルツ“オーストリアの村つばめ”(ヨーゼフ・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「ポルカ“ドナウのほとりから”(ヨハン・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「常動曲(ヨハン・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「加速度ワルツ(ヨハン・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「電磁気ポルカ(ヨハン・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「ポルカ“蒸気をあげて”(エドゥアルト・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「ワルツ“エルベ川にて”(ヨハン・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「アンネン・ポルカ(ヨハン・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「シャンペン・ギャロップ(ハンス・クリスチャン・ロンビ)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「学生ポルカ(ヨハン・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「自由行進曲(ヨハン・シュトラウス(父))」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「ワルツ“酒・女・歌”(ヨハン・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「ポルカ“粋に”(エドゥアルト・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「美しく青きドナウ(ヨハン・シュトラウス)」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ
「ラデツキー行進曲(ヨハン・シュトラウス(父))」
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ズービン・メータ

現在9時19分。「学生ポルカ」と「酒・女・歌」にバレエが入った。今年の舞台背景はウィーン大学。映画にもよく使われるホールや豪華なホールが舞台になっていた。モダンダンスに近いバレエ。踊り手たちはベテラン揃いのようだった。

観客席には多くの日本人が。どうして分かるかといえば、女性が着物を着ているから。洋装の人もいたのだろうけど、着物がやたらと目立つ。残念なことに綺麗なひとがいない。着物は着こなすのが難しい衣裳なんだと改めて納得。着つけていないと、なんともダサイ。それなら、いっそのことドレスの方がマシ。アジア人なら十中八九は日本人。日本からダイレクトにやって来たのだろうけど、楽友会館で世界に発信される映像に映り込むのだから、もう少し「決めて」欲しかった。それと西欧人に混じるとその姿勢の悪さが際立つ。それが無理ならあえてウィーンくんだりまで来ないこと。チケットは日本では入手困難らしい。その希少なチケットを手に入れたんであれば、姿勢、歩き方をもう少し研究して来場して欲しい。こんなこと言ったって、だれも気にも留めてはくれないんでしょうけど。

なんと!いよいよ「ラデツキー行進曲」!

これで安心して(?!)眠れそう。