yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

心に沁みわたるバッハの演奏@St. Martin-in-the-fields (セント・マーティン・イン・ザ フィールズ教会) 7月5日

ロンドン大学SOASの日本語科で教鞭をとっておられたK先生が誘ってくださって出かけた。ずっと以前に、ケンブリッジ(英国)、オックスフォードで教会(もちろん英国国教会)でのパイプオルガンのコンサートに行ったことを思い出した。今回の滞在はなぜか私のヒストリーを反芻する(させられる)機会が多い。出来事も出会う人も。不思議な感じがしている。

この教会については面白い紹介サイトがあるので、リンクしておく。私も先ほど知ったところ。

www.travel.co.jp

ここでの情報によると「ヘンデルやモーツアルトもオルガンを演奏した」とのこと。今日の演目にもヘンデルは入っていた。納骨堂がカフェになっているのを今知って、ここでお茶をしなかったのを後悔。「次回は必ず!」と思っている。ここのトイレを使ったのだけれど、趣きのあるカフェでした。

 二部に分かれていて、20分の幕間があった。その時に撮った写真が以下。

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プログラムは以下。ただし、第一部と第二部で曲の入れ替え、そして追加があった。

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フルート奏者がリコーダーも吹いたのだけど、優しい、温かい音色に身を委ねて聞き惚れた。全体的にとても優しい演奏。突出して己を顕示したいという演奏者がいなくて、非常にまとまりがあった。それも枠にはめ込むという感じではなく、自然にまとまる感じ。普段から仲がいいんでしょう、皆さん。こういうのがまさにバロック音楽に相応しいと思う。

ここでの演奏を、滞在中に何回かは聞きたいと考えている。ほぼ毎日、リーズナブルなチケット代(無料も多々)でコンサートがあるんですよ。

帰路、K先生がラッセルスクエアまで送ってくださった。教会からトテナムコートロードをまっすぐ北上したところに懐かしいYMCAの勇姿が!ロンドンに年に2回も芝居を見に来ていた頃の定宿だった。最近の数年はロンドンにほぼ毎年来ているのに、このYMCAの前を通ったことがなかった。またもや不思議な感じがしている。