「Spice」からの情報をリンクさせていただく。
今シーズン、以下の9作品の上映が決定したとのこと。
『マクベス』2019/2/15(金)~2/21(木)
『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』2019/3/1(金)~3/7(木)
『リア王』2019/4/19(金)~4/25(木)
『英国万歳!』2019/5/31(金)~6/6(木)
『アントニーとクレオパトラ』2019/6/21(金)~6/27(木)
『アレルヤ!』2019/7/12(金)~7/18(木)
『リチャード二世』2019/9/6(金)~9/12(木)
『みんな我が子』2019/10/4(金)~10/10(木)
『(作品タイトルは後日発表)』2019/11/8(金)~11/14(木)
各作品については、この「Spice」のリンク先に解説が載っている。
昨年6月から2ヶ月間ロンドンに滞在した折にこの『マクベス』をみて、このブログの記事にしているので、リンクしておく。
『マクベス』(Macbeth)@ Olivier Theatre, ナショナルシアター、ロンドン 6月20日マチネ - yoshiepen’s journal
そこにも書いたのだけれど、かなりがっかりした。セットの「王宮」が場末のおんぼろ小屋を模したもの、その上登場人物の「衣装」もまるでズタ袋。衣装替えを舞台の上でするというのは、昨今の風潮だからいいとしても、あまりにも「裏」を見せすぎだった。顔、手足も泥で汚れた風のスメアだらけで、これにも鼻白んでしまった。斬新を狙ったあまり、奇を衒い過ぎたのでは。上演したオリヴィエ・シアターはナショナル・シアターの中で最も大きな劇場。格の最も高い芝居を打つ。だからスタッフは今までとは違った試みをしようとしたのかもしれない。これを見たのが6月21日で、その3日後にオリヴィエ・シアターの次に大きなLyttleton Theatre(リトルトン・シアター)で『令嬢ジュリー』を見たのだけれど、こちらはその斬新さが舞台効果に活きていて、魅力だった。この折、隣席の女性に『マクベス』の感想を聞かれたので、「The costumes were too casual」で感心しなかった旨答えたら、レビューもあまり良くないとおっしゃっていた。
今シーズンのNTLiveで取り上げる舞台は、『アントニーとクレオパトラ』以外はナショナル・シアターではなく、ウェストエンドの劇場で上演されたもの。特に『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』(ハロルド・ピンター劇場)と『リア王』(@デューク・オブ・ヨークス劇場)はどうしても見たい。なにしろ昨年のロンドン滞在中はウェストエンド界隈に行っていないので。