yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

マグノリア・サロンコンサート「林佳南子/Vn&小野文/Pf」@阪急文化財団マグノリアホール8月3日

林佳南子さんのヴァイオリン、小野文さんのピアノ伴奏、ともにレベルの高い演奏だった。マグノリア・サロンコンサートには何度もお邪魔しているけれど、例外なく演奏者のレベルが高い。ハズレがない。今回はその中でも最も満足したコンサートだった。観客も満足したのだろう、「ブラボー!」の声が何度もかかった。コンサート詳細は以下。

<出演> 
林 佳南子/ヴァイオリン 大阪フィルハーモニー交響楽団
小野 文/ピアノ

<プロフィール>
林 佳南子(ヴァイオリン)
東京藝術大学音楽学部卒業。
兵庫芸術文化センター管弦楽団コアメンバーを経て、
2015年より大阪フィルハーモニー交響楽団ヴァイオリン奏者。

小野 文(ピアノ)
京都堀川音楽高校を経て、大阪音楽大学ピアノ専攻を首席で卒業、同大学院修了。修士演奏・論文ではJ.S.バッハ『ゴルトベルク変奏曲』に取り組む。大阪音楽大学演奏員、同大学付属音楽院講師。

<プログラム>
エルガー:愛のあいさつ
ボッケリーニ:メヌエット
ヴィダーリ:シャコンヌ
フォーレ:シシリエンヌ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ

すべて馴染みのある曲ばかり。映画音楽にもよく使われているもの。でもポピュラー曲というわりには難しい曲。一番よかったのが、ヴィダーリの「シャコンヌ」。これかなりの技巧が要求される曲のはず。それをたやすくのびのびと弾き込んだ林さんはすごい!その上ピアノの伴奏の手練れなこと。また、お二人の息もぴったりだった。

お二人ともお若い。どこか少女の面影を残しておられる。耳福だけでなく眼福でもあった。鳴り止まない拍手にちょっとはにかみ、涙ぐまれた。これも本当に初々しくて、まさに眼福。このお二人に、これからも注目してゆこうって思った。

サロンコンサートほど贅沢なものはない。これは以前にも書いたけれど、ヨーロッパの王侯貴族になった気分。これがたったの千円とは信じがたい。阪急財団が財政面で随分とバックアップしているに違いない。感謝!

帰りは阪急池田駅近くのカフェで一緒に行った友人と乾杯。キャッチアップもできて、楽しかった。