yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

過激ロックバンド“Acid Mothers Temple”のライブに行ってきた

バスでロンドンの中心から北西に30分くらいのフリンジにあるライブハウス「OTO」でのライブ。図書館のF子さんが誘ってくださった。日本人ロッカーのMakoto Kawabata (河端一)さんのバンド、“Acid Mothers Temple”のロンドン公演。このバンドの英国世話人がF子さんのボーイフレンドのグレアムさん。彼は熱心なサポーターだそう。今回の欧米ツアーでの構成員は以下。欧米で有名というだけあって、英語のサイトがありました!

Current touring members (April 2018) of Acid Mothers Temple & the Melting Paraiso U.F.O.

  • Kawabata Makoto – guitarsvocals, "speed guru" (1995–present)
  • Higashi Hiroshi – synthesizerkeyboards, guitars, vocals, "noodle god" (1998–present)
  • Jyonson Tsu - vocal, guitar, bouzouki, electronics, "midnight whistler" (2017, 2018–present)
  • Satoshima Nani - drums, "another dimension" (2014–present)
  • Wolf (a.k.a. S/T), - bass guitar, "space & time" (2016–present)

 

二部構成で、第一部はエレキギター、MakotoさんとドラムのNaniさんとの競演。曲は不明。何しろこんなライブは初めてなので。ものすごい音とノリノリの人たちに呑み込まれてしまった。第一部開始前に一枚だけ写真を撮った。写真向かって左にドラムのNaniさん、右端にMakotoさん。開始前といっても、すでにドラムはさざなみのようなかすかな音で演奏は始まっていた。能の舞台開始を知らせる「お調べ」を思い出してしまった。このNaniさん、華奢な身体つきに似合わない、猛烈な演奏をする。まるで何かが憑依したかのよう。もう忘我の域。聞いている人たちも巻き込まれていた。対して、Makotoさんの演奏は非常に冷静で、ドラムをリードする形。合いの手がいくつも入るんだけれど、あれってジャズなんかと同じインプロビゼーション?この掛け合いもすばらしかった。

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第二部は後のメンバーがすべて参加。Jyonson Tsuさんがボーカルのほとんどを担当した。金髪の鬘で出てこられた時、女性と見間違うほどの体型。細い体から絞り出すように切々と歌われた。ゲストで参加されたフルート奏者、なんでも70年代に英国で活躍された方らしい。このあたりの事は明るくないので、バンド名を聞いてもわからなかったでしょうけど。

ライブハウスの中がまるでサウナのような暑さ。演奏者は汗だく。フルーティストの方が「酸素マスクが要るよ!」って冗談を言うくらいのむしむし感。普段より観客が少な目だったのはこの暑さのせい?ロンドンも異常高温に悩まされている。冷房なんてほとんどの店ではついていない。図書館も今滞在しているインターナショナル・ホールも。

8時開演で終わったのが11時すぎ。なんとバスは走っているんですね。それに驚いてしまった。F子さんとおしゃべりしながら、夜のバスツアー?を楽しんだ。