yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

笛吹きの会@兵庫県立芸術文化センター 2月20日

昨日は友人と西宮の芸術文化センターに出かけ、神戸女学院小ホールで催された「第6回笛吹きの会」を聴いた。

本当は土曜日に聴きたいコンサートがあったのだが、彼女の都合が悪く、昨日になった。主たる目的は話をすることだったので、コンサートは会う方便なんだけれど。それとホールに付属しているレストラン、igrekでランチをするという以前からの約束を果たすためでもあった。

コンサートはオカリナ、リコーダー等の生徒さんたちの発表会だった。35組が発表し、最後に主催者である先生たちの演奏があった。無料で、参加者のほとんどが発表者かその家族、友人だったようである。12時半から始まって、この演奏が終わったのが6時すぎ、長丁場だったので、途中で頻繁に出入りがあった。私たちも1時過ぎに抜けて、ランチをして、また舞い戻った。

今までオカリナという楽器そのものを聞く機会がなかったので、発表者の演奏の巧い下手云々よりも音の微妙な変化、機種の違い等が興味深かった。ほとんどが合奏だったので、合わせるのが大変だったようだ。ソロの人はそれなりに経験もある比較的上段者だったのではないだろか。

プログラム最後の先生がた(橋詰智章さん、斉藤智枝さん、山下憲治さん)の演奏はやはりさすがプロと思わせた。中でもアイルランド民謡、「ツウィティング オヴ ザ ローブ」はその琴線に触れる音色とメロディで、感動的だった。アイルランドの民謡の演奏に使われる笛で演奏されたのだが、そういえば「アニーローリー」もこの音色だったなと、昔の友人に会ったような懐かしさを覚えた。

主たる目的だったランチもおいしかった。一番安いのを頼んだのだけど、とても洗練された味だった。さすが、北野クラブの系列だけのことはあると、ナットク。

それと、この小ホールは初めてだったが、「小」さくはなかった。大阪のシンフォニーホール、そして東京のサントリーホールよりも一回り大きく、階段状の座席がぐるりと舞台を取り囲む造作になっていた。アコースティックもすばらしく、どの座席からも最高のヴューと音が確保されている。音楽会にだけでなく、芝居の舞台としても最高だろうと思う。シェイクスピア劇などに最適だ。友人がロンドンのオールドビック劇場を思わせるとコメントしたけれど、その通り。ロイヤルシェイクスピア劇団を招聘するなら、ぜひここを使って欲しい。

この劇場に神戸女学院の名が冠されているのは、友人によると神戸女学院からの寄付があったからとか。彼女も私もここの中高部の出身(彼女は大学も)なので、ちょっと誇らしい気分になった。アメリカではアルママータに個人で寄付するというのはごく普通のことなのに、私は恥ずかしながら神戸女学院へは寄付したことがない。これを機会に少しでも貢献しようかと反省した。