yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2016-01-01から1年間の記事一覧

仁左衛門と染五郎で魅せる「御浜御殿」in『元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)』吉例顔見世大歌舞伎@歌舞伎座11月9日夜の部

以下、「歌舞伎美人」のサイトから。 真山青果 作 真山美保 演出 <配役> 徳川綱豊卿 仁左衛門 富森助右衛門 染五郎 中臈お喜世 梅枝 中臈お古宇 宗之助 津久井九太夫 橘太郎 小谷甚内 松之助 上臈浦尾 竹三郎 御祐筆江島 時蔵 新井勘解由 左團次 <みどこ…

春日大社第六十次式年造替奉祝 黒川能公演@春日大社境内 奈良春日野国際フォーラム甍(能楽ホール)11月13日

プログラムは以下。 能「野守」「大瓶猩々」 狂言「末広」 解説 増田正造氏 「黒川能」なるものを初めて知った。Wikiに解説があるので、リンクしておく。そこからの抜粋が以下。 山形県の庄内地方に伝わる伝統芸能。国の重要無形民俗文化財(1976年指定)。…

通し狂言 『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)【第二部】』四幕五場@国立劇場11月9日昼の部

本公演には但書、「国立劇場開場50周年記念 平成28年度(第71回)文化庁芸術祭主催」が付記されている。以下、公演サイトからの引用。 <作> 竹田出雲・三好松洛・並木千柳=作 <美術> 国立劇場美術係=美術<構成>」 浄瑠璃 道行旅路の花聟 清元連中五…

羽生結弦選手 エキシビション@スケートカナダ2016 (グランプリシリーズカナダ大会)

競技としてでなく、「舞」の一場面として羽生結弦選手のパフォーマンスをみれるしあわせ。EXが付いてくることをこれほどありがたいと思うスケート選手は、他にはいない。緊張感はあるけど、競技中のそれとは違った緊張感。リラックスして観賞できる。至福の…

市川猿之助主演 シネマ歌舞伎『スーパー歌舞伎IIワンピース』@尼崎MOVIX 10月24日

舞台版を新橋演舞場で昨年10月に見ている。シネマ版はそれをずっと凝縮、映像ならではの手法を駆使、ソフィスティケイトされたものになっていた。どなたが編集の指揮を取られたのでしょうか(もちろん猿之助も加わっていたのだろうけど)、知りたい。クレジ…

【『繻子の靴』——テクストと演出】in『繻子の靴をめぐる対談@京都芸術センター10月30日

渡邊守章さんと木下歌舞伎主宰の木ノ下裕一さんとの対談形式のワークショップ。とはいえ渡邉さんのレクチャーに木ノ下さんが質問形式で補う形式が採られていた。私が渡邉さんをじかに拝見するのは1995年の吹田メイシアターでの『サド侯爵夫人』以来。この時…

羽生結弦選手 SP@スケートカナダ2016(グランプリシリーズ・カナダ大会)

SPは昨夜放映されたテレビ朝日で視聴した。羽生選手の曲はプリンスの「Let’s Go Crazy」。パトリック・チャン選手の後に画面に登場した羽生選手。ちょっと緊張過剰の感じ。こちらも胃がシュリンクする。滑り始めて不安が的中。苦しい。解説の織田さんも少し…

羽生結弦選手 フリー@スケートカナダ2016 (グランプリシリーズカナダ大会)

テレビ朝日の放映にかろうじて間に合った。PC画面で見るより、やはりテレビの大きな画面で見たい。映像もはるかに綺麗でクリア。間に合ってよかった!「羽生結弦選手 応援ブログ〜kosumo70」さんの記事から羽生選手フリー演技の写真をお借りした。ありがとう…

海老蔵主演テレビ東京『石川五右衛門』第二話

初回も第二話も見ていなかったけど、なんと公式サイトで直近のものを視聴できるという。早速第二話を見てみた。つまらなかった。吉右衛門主演の「鬼平」にも藤田まこと主演の「必殺仕事人」にも及ばない。さきごろ再放送で見た菊五郎主演の「半七捕物帳」と…

平幹二朗さんの訃報

今月の8日に彼が主演の『クレシダ』をサンケイ・ブリーゼで見たところだったので、ショックが大きい。未だに信じられない。カーテンコールが数回ある舞台、拍手が鳴り止まなかった。その都度、舞台に再登場されてお辞儀をされた平さん。ちょっとはにかんだ様…

ゲキxシネ 劇団☆新感線『五右衛門ロック』@尼崎MOVIX 10月21日

2008年の舞台。古い感じがしないのはさすが。舞台をほとんど見ていない者にとっては、このゲキxシネはありがたい。以下、公式サイトからの情報。 新感線流ROCK活劇! 2008年夏、圧倒的人気を誇る劇団☆新感線が、東京・大阪を熱狂の渦に巻き込んだ舞台、新感…

「新版国性爺合戦」by 3D-DELUX@シアター・ドラマシティ10月15日

現代に近松劇という古典を蘇らせると言う試みは評価できる。でも逆にそれに返り討ちされたという面も否定できない。古典の枠を借りつつ、そこに現代的な舞踊(殺陣)と演劇とを入れ込むという趣向だったのだろう。テンポそのもには演劇というより、ゲーム的…

中村勘九郎主演 舞台版『真田十勇士』@兵庫県立芸術文化センター大ホール10月14日夜の部

映画版はすでに9月末に見ている。 今までに見てきた舞台の中で舞台装置がもっとも凝っていた。また豪華だった。ありとあらゆるメディア、とくにCG処理した映像を駆使して、一大スペクタルを展開させ、それを成功させたところは賞賛に値する。「岩」を累々と…

創作能「船弁慶」@兵庫県立芸術文化センター中ホール10月10日

発売からだいぶん時間が経ってからチケットを購入。前から二列目の良席。これだと「当日の入りは良くないんでは?」と心配したけど、杞憂。満席だった。トークと実演との二部構成。芸文センター所在地の西宮、阪神間が「舞台」になっているということで、こ…

猿之助と巳之助のダブルキャストで魅せる『獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)京三條大橋より江戸日本橋まで』@京都春秋座10月11日

以下、チラシ写真。 とにかく楽しかった。松竹のサイトに以下の解説が。 浄瑠璃 お半長吉「写書東驛路」(うつしがきあずまのうまやじ) 市川猿之助・坂東巳之助 宙乗りならびに十三役早替り相勤め申し候 作者と演出者 四世鶴屋南北 作 奈河彰輔 脚本・演出 …

平幹二朗が老演出家を演じる『クレシダ』@サンケイホールブリーゼ 10 月8日

すばらしい舞台だった。気がついたら泣いていた。カーテンコールが3回。スタンディングオベーションも。主演の平幹二朗を始めとする男優陣が良かった。また演出(森新太郎)が最高だった。主役のシャンクを演じた平幹二朗と衣装係役の花王おさむ以外はすべて…

大川興業暗闇演劇「The Light of Darkness」@神戸アートビレッジセンター 10月9日(日)昼の部

以下、本公演のサイトから。 大川興業 第40回本公演 作・演出:大川豊 出演:大川豊、寺田体育の日、鉄板■魔太郎、Jonny、牛越秀人、俺はゴミじゃない 特別出演:小椋あずき光が生きている!! 暗闇演劇で100円ライターの閃光が舞台、客席に飛び、日頃は使い…

11月観劇予定

歌舞伎は国立劇場で『仮名手本忠臣蔵』の第二部を見る。10月に第一部、12月に第三部と、月をまたがっての「通し」になっている。第二部は「道行旅路の花聟」、五段目「山崎街道鉄砲渡し」、六段目「勘平腹切り」、そして七段目「祇園一力茶屋」で構成されて…

『鶴八鶴次郎』劇団花吹雪@新開地劇場9月22日昼の部

衝撃的だった。大衆演劇がここまでやれるのかと。この翌日の23日に新派の『振袖纒』と『深川年増』を見たのだけど、作劇の上で、清新さの点で劇団花吹雪のいわゆる新派劇にはるかに及ばなかった。「本家」である新派のお株を奪った感じがした。川口松太郎の…

『あわての安太郎』たつみ演劇BOX@新開地劇場10月3日夜の部

以前に一度見たお芝居。でも記事にしていないので、以下ざっとあらすじを。あわて者なので「あわての安太郎」と異名を取っている粟津の安太郎(たつみ)。旅をかけている途中に雨宿りをしたところがうどん屋。夫婦でやっている店で、あいにく亭主(愛)の方…

『ご存知一心太助—天下の一大事—』たつみ演劇BOX@新開地劇場10 月1日初日夜の部

阪急三宮駅から徒歩で劇場まで行くつもりで早めに出たのに、阪急神戸線が止まっていて、西宮北口から今津線経由で阪神電車に乗り換える羽目に。結局20分の遅刻。しかも途中、仁川駅で阪神競馬の帰りの人、それに試合のあった甲子園帰りの人の渦に巻き込まれ…

『超高速!参勤交代』と続編の『超高速!参勤交代 リターンズ』

予告編で「超高速!参勤交代 リターンズ 」を知って、公開直後に見に行った。内容が「リターンズ」ではない方の「超高速」を見ていないと、すっきりしないところが多々あったので、一昨日huluでこちらも見た。いずれもエンターテインメントのツボを心得た作…

映画『真田十勇士』@109シネマズ大阪エキスポシティ9月26日

映画公開は同名の舞台とのパラレルになっている。舞台の方は気づくのが遅く、5日前にやっとチケットを取ったところ。10月14日から22日まで兵庫県立芸術文化センター大ホールに乗る。以下、映画版の作品サイトより。 関ヶ原の戦いから14年。天下統一を目前に…

市川月乃助改め二代目喜多村緑郎 襲名披露「九月新派特別公演」@大阪松竹座9月23日昼の部

ある程度期待して出かけたのだけど、がっかりだった。新派を見るのは久しぶり。2012年11月に南座で『滝の白糸』と『麦秋』を見たきり。記事にしているので、リンクしておく。このたび喜多村緑郎を襲名する月乃助は2015年9月に、これまた南座で『あらしのよる…

弘前の文学者たち

弘前での二日目、洋館めぐりのついでに弘前市立郷土文学館に行ってきた。洋館の図書館に隣接する瀟洒な近代建築の建物。ちょうど「福士幸次郎展」が開かれていた。そのチラシが以下。 さらに、以下が文学館サイトの情報。 第40回企画展「福士幸次郎展」 福士…

弘前カルチャー

東北に行くことは仙台を除いて今までなかった。あの震災の後、一度は行きたいと願ってきたのだけど、機会がなかった。先だっての康楽館での「劇団悠」観劇、往きは青森から高速バスで小坂まで行ったのだけど、帰りは十和田南駅から弘前に出て、一泊、その後…

『刺青奇偶』劇団花吹雪@新開地劇場9月20日夜の部

この日、神戸は台風の暴風圏内に入っていたけど、昼の部、夜の部で大入りが出た。お芝居目当てできた人が多かったということだろう。劇団花吹雪の『刺青奇偶』は初めて。期待通りに素晴らしかった。歌舞伎のものに最も近かった。しんみりと悲しい。玉三郎の…

『滝の白糸』劇団花吹雪@新開地劇場 9月19日昼の部

第一部が舞踊ショー、第二部がお芝居の二部構成。芝居は『滝の白糸』。そういえば水芸の部分のみを4、5年前の公演で見たのを思い出した。場所は(多分)今日と同じ新開地劇場。春之丞さんが滝の白糸を演じていた。水芸なるものを見たのが初めてだったので…

明治の芝居小屋、康楽館

康楽館をWiki で当たると、以下の解説に出くわす。 康楽館(こうらくかん)は、秋田県鹿角郡小坂町にある小坂町立の芝居小屋。建物は国の重要文化財である。旧金毘羅大芝居(香川県仲多度郡琴平町)や永楽館(兵庫県豊岡市)とともに、日本最古級の劇場の一…

劇団花吹雪『遠山の金さん 帰ってきた幽霊』@新開地劇場9月5日夜の部

お芝居、『遠山の金さん 帰ってきた幽霊』は骨子がほぼ同じものを、先月歌舞伎座で見たばかり。『権三と助十』がそれ。権三を獅童、助十を染五郎という配役だった。リンクしておく。原作は岡本綺堂。歌舞伎では、奉行は登場しない。奉行の遠山の金さんならぬ…