yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

11月観劇予定

歌舞伎は国立劇場で『仮名手本忠臣蔵』の第二部を見る。10月に第一部、12月に第三部と、月をまたがっての「通し」になっている。第二部は「道行旅路の花聟」、五段目「山崎街道鉄砲渡し」、六段目「勘平腹切り」、そして七段目「祇園一力茶屋」で構成されている。行こうと決めたのは菊五郎が勘平(五、六段)、菊之助がおかる(道行、六段)を演じるから。「勘平腹切り」では親子顔合わせが見られる。

来年1月の国立劇場は『しらぬい譚』で、これも菊五郎が出るだけでなく、監修も行っているはず。ことほど左様に、国立劇場は菊五郎が監修、出演、そして音羽屋の役者が出るものが多いように思う。直近では今年の1月に『小春穏沖津白浪』を見ている。これ、素晴らしかった。菊五郎の素晴らしさを最近になってやっと(オソイ!)認識し始めたので、たっぷりと見てきたい。

歌舞伎座は成駒屋の襲名興行。でも実際はあまり見たくない。新芝翫にも、さらにはそのご子息たちにも食指が動かない。見るたび、「なんとかならないの?」って思ってしまう。まるで木偶の坊。口上のある夜の部は飛ばして、昼の部のみ。こちらの方が当該役者の出番が少ない目なので。面白そうなのは四番目の「加賀鳶」。これは黙阿弥作。巳之助と尾上右近が出るので、それが楽しみ。

能は春日大社での「黒川能」を観る予定。文楽は文楽劇場の11月公演を昼、夜ともに観る。若手のそろい踏みで楽しみ。でもやっぱり第二部の「酒屋」の三勝を遣う簑助さんがなんといっても一番の楽しみ。第一部では「黄八丈」の奥を語る呂勢大夫さんの語りも見逃せない。

大衆演劇では京橋羅い舞座にかかる「劇団花吹雪」。先月の新開地公演で、その芝居の選択と構成、演出のうまさ、役者さんたちの熱演に感激したところ。舞踊ショーの華やかさにも圧倒された。京橋でもきっと感激が持続するに違いない。なんと今月の演目予定が春之丞座長のブログに載っている。さらには-来月11月の演目予定まで(一部ではありますが)出ている。客フレンドリー度ではナンバーワンかも。

梅田呉服座にかかる「たつみ演劇BOX」。こちらも素晴らしいお芝居を見せてくれるだろうと期待している。今月は新開地劇場で公演中。

その他、「ゲキシネ」を何本か観る。また、小劇場でいいのがあれば見るつもりにしている。