yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

チャイニーズの猛烈パワー

以下の記事は香港でトランジット中に書いたもの。関空行き便の搭乗前にアップするつもりが、間に合わなかった。香港ではかなり衝撃を受けたのだけれど、その生々しさが幾分か伝わることを願って、そのままアップする。

往きとは全く違った光景が。それとも往き時に気づかなかった?今日は日曜日で、観光帰りの人が多かったからかもしれないが、ものすごい人、人、人。今までに行った空港でこんなに大勢の人を見たのは初めて。また店、店、店!店の洪水。それもヨーロッパのブランドショップがほとんどで、賑わっている。お上品な日本でのブランドショップとは違った雰囲気。客は中国人(メインランド)から来た人が殆どのはず。その熱気に圧倒される。猛烈なエネルギーの発露を肌身で感じた。以下に空港の光景の一部を。
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ここにこそビジネスチャンスがあるんだと否応なく思い知らされる。この力強さは日本の銀座やらには感じられない。もちろん中国人観光客は例外。彼らは実にたくましく、貪欲。銀座であろうが祇園であろうが、お構いなし。香港でのトランジットには二の足を踏んだけれど、今も失敗だったと思っているけれど、でも中国人のパワーをじかに感じ取ることができたこと、将来きっと彼らにこそビジネスチャンスがあるだろうと確信できたことは、とても良かった。

一党独裁で、トップが「経済発展が第一!」と号令を出せばすぐに結果が出せるのも「強み」なのかもしれない。民主的とは到底言い難いけれども、経済発展の成果の前には組み伏されざるをえないのだろう。AI等の先端テクノロジーも中国は国家をあげて推進、邁進している。結果は出てきている。翻って日本、旧態依然とした体制に安住している企業多し。国の政策も遅れを取ってしまっているのではと、かなり心配になる。この人の数ですからね、優秀な人も多いはず。イノベーションには不可欠な「人材と資金」がそろっていれば、千人力でしょ?

ロンドンでも感じたけれど、来るたびにキャシュレス化が進んでいる。今回3年前に来た時に両替したポンド札をほとんど使わなかった。去年来た時にも持ってきて、ごくわずか使っただけで持ち帰った。使ったのはホテルでのチップとオイスターカードへのチャージ程度。スーパーで10ポンド札を出したら、旧札だと断られてしまった。先月、新札に変わったのだとか。銀行で新札に変えようと思って、結局そのまま持ち帰ってきた。もっと困ったのは香港での買い物。水を買ったのとカフェで食事をしたのにクレジットカードを使ったのだけど、そういう客は多くないよう。例のギンレイなるカードを使う人がほとんど?今更だけれど、金融のあり方が変わりつつある。それもブロックチェーンという先端テクノロジーの出現によって、180度転換しつつある。中国ではそこまであと一歩なのかも。これ、かなり身に堪えた。キャッシュ中心の日本が世界的にかなり遅れをとっていると感じた。

キャセイ機内食はそう悪くはなかったのだけど、それでも喉元あたりまで食べ物が詰め込まれている感じには辟易した。とはいうものの、4時間もあるトランジット、「大家楽」というフードコート内のカフェで軽食をとった。これはチェーン店で、返還前の香港に父母を連れて来た時に入ったことがあった。それが縁?でこのカフェチェーン企業(Cafe de Coral Holdings)の株を買った。売らずにそのままになっている。この名前を見た時、とても懐かしかった。
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香港はもう「英国領」とはいえない。完璧に中国の一部。それが吉と出たのかそうでなかったのか、香港人にしかわからないだろう。でも私には繁栄を謳歌しているようにみえた。「Who cares?」っていう感じが強烈にした。政治よりも経済をとったんでしょうか、彼らは?

さまざまなことを感じさせられたトランジットだった。香港で無駄に長いトランジットのあるキャセイには二度と乗るつもりはないけれど、実際にこの目でチャイニーズの勢いを体験できたことは収穫だった。アメリカで多くのチャイニーズの同輩と大学生活をしたけれど、それだけではわからなかった彼らのパワーを見聞できたのは、非常に「勉強」になった。

今、日経のビジネスサテライトで、AIを使ったイノベーション特集をしているのを横目で見ているのだけれど、ビッグデータを有効利用できる中国のイノベーションの速度の速さに、日本が完全に先を越されていることが鮮明に示されていた。