生まれて初めての経験。アメリカ生活は長かったし、海外旅行もけっこうしたのだが、幸運なことにスリにあったことはない。
あまりうれしくない「初体験」だったが、財布を盗られずにすんでよかった！パリと同じくらいミラノも危ないところなのかもしれない。地下鉄の Centrale FS 駅でのこと。電車が来たので乗り込もうとしたらラティノ(中南米）の若い男二人が体を押し付けてきた。左右から羽交い絞めにする感じ。押しのけたら"Sorry!"と言った。で、ふっとバッグをみるとチャックが開いていた。すでにその二人は電車を降りていた！財布は盗られなかったのだが、気分がいっぺんに悪くなった。でも、"Sorry!"は変ですよね。アメリカから「出稼ぎ」に来ているのかしらん。アメリカのラティノはこういう危険人物は少なかったように思うけど。
ホテルに帰るまでの間、ショルダーバッグはコート下にしておいた。不格好なのだけど、背に腹はかえられない。
そういえば絵画館近くで若い日本人の女の子の集団をみたけど、彼女たちのこともが心配になった。いかにも無防備だったから。私はけっこう「すれっからし」のつもりだけど、それでも未遂とはいえこういう目にあっている。一人でいるより複数人でいる方が油断が出やすい。
