yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

ミラノ、リナーテ空港 (Linate Airport, Milan) に到着

怖れていたように、スーツケースがミラノのリナーテ国際空港に届いていなかった。成田からの便が遅れて、シャルル・ドゴールでの乗り換え時間が15分しかなく、私自身もターミナル内を走って乗り換えたので、心配していたのだが、現実になった。これで2年前のプラハから2回目のlost luggage。アメリカででは経験しなかったこと。プラハのときはANAのミスだけれど、今回は明らかにAir Franceのミス。本当にいやになる。プラハのときは翌日に朝一で学会発表があり、時間もすでに午後10時をまわっていたので、ホテルに荷物を届けてもらうことにした。それも翌々日の遅くにやっと届いた。シャルル・ドゴールからの飛行機、ほとんどの乗客がスーツケースを機内に持ち込んでいたことの理由が分かった。航空会社を信用していないのだ。

仕方ないので午後10時10分に着くという次の便を待つことにした。これに乗っていなければ、明日ホテルに届けてもらうことになる。まあ、発表があるわけではなく、オペラを見に来ているだけだから、気分は大分楽。ただ明日中に届かなければ、明日夜にオペラに着てゆく服がない。

空港内で待つことにしたのだが、WiFiが使えない。フランクフルト空港といやでも比較してしまう。最近では羽田、成田でもFree WiFiがつかえるというのに。ドイツ、あるいはデンマーク等の北欧とも比較してしまう。Efficiencyのレベルが違いすぎる。経済発展が遅れていることも当然と思ってしまう。

ホテルまではタクシーに乗るつもりだけれど、客引きタクシーの運転手がうろうろしている。こんなのに乗ったらべらぼうな運賃を吹っかけられるんだろう。イタリアの嫌な面を見てしまう。せっかく飛行機の機内でフランス人、イタリア人のおしゃれ度の高さに感激したところなのに。でもなんとなく、スローでボーッとした感じがアングロサクソンとの違いで、それは悪くはないのだけれど。

時間がいっぱいあるので、これを書いているのだが、ホテルに着いたらブログにあげるつもり。こういうのもすべて楽しめるようにならなくては。日本人のようにきちっとした「人種」は一部のゲルマン系とアングロサクソン系を除いてそういないんだから。それが嫌なら日本から出るのを止さなくてはならなくなる。

2時間遅れの10時10分着の便で荷物が届いたので一安心。タクシーでホテルまで行き、チェックインを済ませ、シャワーを浴び、荷物を片付けたらこんな時刻。日本との時差は8時間なので今日本は午前8時37分。疲れた。

明日は午後8時からオペラ、『吟遊詩人』をみるので、昼間はできるだけ体力を温存しなくては。とはいえ、街を散策してみるかな。タクシーの車窓から見るミラノの街は予想と反して、どこかうらぶれていた。流行の発信地といわれているけど、ヨーロッパでも地盤沈下が起きているのかも。芸術だけはしぶとく生き抜いているだろうけど。