yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2014-01-01から1年間の記事一覧

ベルリンの気温が低すぎる

いまさらながらにかなりの低温であることが分かり、愕然としている。今日の最高気温が5度Cだった。最低気温はそれでも零下にはなっていない模様。ちょっと一安心。やっぱタカを括っていたナなんて、後悔。「こちらは何しろアメリカのニューイングランド、そ…

コミタス弦楽四重奏団:アルメニアの響き@フェニックス・ホール 12月1日

曲目は以下。 ヘンデル(アスラマジャン編曲):パッサカリア ト短調 チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番 作品11よりアンダンテ・カンタービレ ミルゾヤン:弦楽四重奏曲ニ短調「主題と変奏」ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 作品12…

1月観劇予定

1月2日、3日、4日は私の「恒例」行事になっている浅草公会堂の「新春浅草歌舞伎」に加えて歌舞伎座の「初春大歌舞伎」を観る予定。新橋演舞場の海老蔵の『石川五右衛門』は今回はパス。いずれ京都南座にかかるだろう。浅草公会堂の「新春歌舞伎」は、つい先…

「英会話教室coco塾」の広告がオゾマシカッタ!

今日は9月のお彼岸にさぼってしまった祖父の墓参に、京都の西大谷廟に出かけた。西大谷は清水寺と同じバス停なので、私の大嫌いな観光客の渦に必ずや巻き込まれる。京都の四条河原町からバスに乗ると、平日でも渋滞で時間がかかるので、今日はJR京都駅からバ…

『銀のかんざし』都ゆかりお誕生日公演@明生座11月28日夜の部

ゆかりさん、お誕生日おめでとうございます。掛け値なく大衆演劇界でナンバーワンの女優さんであることを証明された公演だった。若丸座長との阿吽の呼吸のお芝居、絶品でした!『銀のかんざし』、私には初めてのお芝居。松竹新喜劇自体を最近になるまで実際…

東劇&なんばパークスシネマにて、《わんさか歌舞伎》上映決定!

METの「ライブビューイング」の情報を得ようと松竹サイトに入ったら、上のニュースが目に飛び込んできた。 東劇では、東劇初上映となるグランドシネマ『日本橋』を含む、全22作品を上映、 なんばパークスシネマでは、関西初のアンコール上映として、選りすぐ…

『大工の一日』都若丸劇団@明生座11月18日夜の部

お芝居『大工の一日』は2011年4月の新開地公演の折に観ただけで、今回が二回目。そのときには英国人の知り合いと一緒だったのだけど、彼は大工のトメとその後の舞踊ショーの美しい女形(座長)が同一人物だと分からなくて、説明するのが大変だった。「もう一…

12月観劇予定

クリスマスイヴに歌舞伎なんて、酔狂な人はそういないと思うけど、予約してしまった!1月に新春浅草歌舞伎を観るつもりだったのだが、12月の歌舞伎座「大歌舞伎」の方がはるかに魅力的だったので、仕方ない、急遽予定変更。玉三郎のオンパレードなんだもの。…

『晴れ姿千両役者』都若丸劇団@明生座11月10日夜の部

以前に観たときとは配役に少し入れ替えが。菊之丞を苛める紀伊国屋は城太郎さんでなく今回はあきらさんだった。「へぇー」と思ったのが、以前には気づかなかった二人のやり取りのキモの部分、紀伊国屋の台詞。「『鏡山』の中で私がなんで岩藤であんたが尾上…

11月文楽公演『双蝶々曲輪日記』@国立文楽劇場11月5日 第1部

友人が大阪府の半額チケットを予約しておいてくれた。下手の前から2列目の席だったので、二人で「字幕を見ると首が痛くなるよね」と言い合っての観劇。ほぼ4時間の通し狂言。首を上に向けたままでの観劇は少々きつかったけど、十分にその値打ちがあるものだ…

『法界坊』たつみ演劇BOX@新開地劇場2014年10月30日千秋楽

午前のデイトレで、目標金額以上をゲインできなかったら行かないつもりだった。運良く9時40分の時点でクリアできたので、急いで用意をして出かけた。前日は午前の最初の取引で上手く行ったのに、その後で仕掛けた株で損を出し、それをプラスにするため、午後…

『伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)』十月大歌舞伎@歌舞伎座10月17日&20日昼の部

十七世中村勘三郎二十七回忌 十八世中村勘三郎三回忌 追善上記のようにこの公演は二人の故勘三郎の追善公演だった。というわけで、ほとんどの演目に十八世子息の勘九郎、七之助が出演している。昼の部最後の演目、『伊勢音頭』では以前から再度観たいと願っ…

仁左衛門・玉三郎の『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)寺子屋』十月大歌舞伎@歌舞伎座10月20日夜の部

「寺子屋」は『菅原伝授手習鑑』の一段でしかないが、単独で板に乗ることの最も多い演目のひとつ。松王丸と源蔵との「confrontation」が最大のみどころ。加えて、「主のために自らの子供を犠牲にする」という(おそらくは)現代人には理解できない封建精神を…

「大学入試の新共通テスト、英語にTOEFL活用も 
中教審答申案」日経10月24日付

以下がその記事の一部。 中央教育審議会(中教審)は24日、大学入試改革の答申案を示した。大学入試センター試験に代わる「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」は複数回実施。英語は「読む・聞く・書く・話す」という4技能を評価する方針を明らかにし、…

十月花形歌舞伎『GOEMON』@大阪松竹座 再訪 10月22日夜の部

10月11日にも観て、記事にしている。前回は三階席だったのだが、この日は一階席、それも花道すぐ傍の席だったので、見える光景がずいぶんと違っていた。どちらもぞれぞれに利点があった。でもやっぱり一階席の花道横でみる芝居はそれなりの値打ちがあること…

『金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)大喜利所作事 双面道成寺』@新橋演舞場10月18日昼の部

大仰なタイトルが付いていた。曰く、「三代猿之助四十八撰の内 金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)大喜利所作事 双面道成寺 市川猿之助宙乗り相勤め申し候」。以下、「歌舞伎美人」からの引用。 <配役> 如月尼娘清姫 右衛門尉藤原忠文:猿之助 白拍子…

『平家女護島 俊寛』十月花形歌舞伎@新橋演舞場10月18日昼の部

以下、「歌舞伎美人」から。 <配役> 俊寛僧都 右 近 海女千鳥 笑 也 丹波少将成経 笑三郎 平判官康頼 弘太郎 瀬尾太郎兼康 猿 弥 丹左衛門尉基康 男女蔵<みどころ> 昼の部は市川右近の『俊寛』で幕開きを飾ります。 鬼界ヶ島に流罪となった俊寛僧都、平…

勘九郎・七之助で『鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)』十月大歌舞伎@歌舞伎座10月20日夜の部

原作はもちろん三島由紀夫。以下松竹の「歌舞伎美人」からの紹介。 <配役> 鰯賣猿源氏:勘九郎 傾城蛍火実は丹鶴城の姫 七之助 博労六郎左衛門:獅童 傾城薄雲:巳之助 同 春雨:新悟 同 錦木:児太郎 同滝の井:虎之介 同 乱菊:鶴松 庭男実は薮熊次郎太…

東京歌舞伎観劇総括

まず、悪かったものを。最悪は海老蔵の自主公演。8500円の値打ちはなかった。南座での『源氏物語』もそうだったのだけど、コラボした異ジャンルの人たちが二流以下。海老蔵さん、あなたには人を見る目がないんですね。それとも、意図的?あとのものは、予想…

『友情断片録』たつみ演劇BOX@新開地劇場2014年10月15日

このお芝居、大好き!この1月に梅田呉服座で観たものはブログ記事にしているのでリンクしておく。昼の部を観たのだが、そのあと元町で所用があった。それが終わって帰るつもりが、足は新開地に。夜の部(ちょっと遅刻してしまったのだけど)も観てしまった…

十月花形歌舞伎『GOEMON(ごえもん)石川五右衛門』@大阪松竹座10月11日昼の部

公演の概要を「歌舞伎美人」のサイトから引用する。 水口一夫 作・演出配役 石川五右衛門 片岡 愛之助 カルデロン神父 今井 翼 出雲の阿国 中村 壱太郎 加藤虎之助 中村 種之助 友市 若山 耀 人 (ダブルキャスト) 友市 菊田 千 瑛 (ダブルキャスト) 石田…

『迷子札』たつみ演劇BOX@新開地劇場2014年10月8日昼の部

喜劇。他劇団でも何回かみたことがあるが、たつみさんのところでは二回目。他劇団と決定的に違っていたのは、その構成の緻密さ。大枠の筋にサブプロットが絡むかなり複雑な展開。それぞれの筋は展開をすっきりと整理、組み直すことによって、観客が容易に理…

『鳶娘亀甲組』たつみ演劇BOX@新開地劇場10月6日夜の部

とびっきり良いお芝居。以前にも三回観ている。このクオリティの高さなのに大入りが出なかったようで、納得行かず。たつみ演劇BOXのファンの皆さん、どうしていらっしゃるんですか?それと大衆演劇好きの神戸の人はどうしているんでしょうか?神戸の人はセン…

『疑惑』@京都南座10月7日午前11時開演の部

ネットに「南座ミステリー劇場『疑惑』制作発表」の記事がアップされていた。そこからの引用が以下。 『疑惑』は保険金殺人と目される事件の謎解きと、その容疑者と弁護士の女同士の葛藤、そして女たちのバトルに翻弄される男たちの姿を描いた松本清張のミス…

シンビジウムの花

先月26日に京橋羅い舞座でたつみ演劇BOXの『伊達の新造』を観たのだけれど(レポは後日)、その折に一緒に観劇した元同僚の友人に蘭の花をいただいた。ラオス、タイと旅行して、ちょうど前日に帰国したばかりで、タイの空港で買ってきたという蘭だった。もう…

OFFICE SHIKA×Cocco『ジルゼの事情』@神戸オリエンタル劇場 9月28日

歌手、Cocco主演の舞台だった。私は恥ずかしながらCoccoさんについては歌手だという情報程度しか知らなかった。MUSIC-MANからの情報。 舞台「ジルゼの事情」は、バレリーナを夢見ていたCocooの発案により古典バレエ「ジゼル」を下敷きに、人気劇団「劇団鹿殺…

『男の花道』in ダイヤDay、たつみ演劇BOX@京橋羅い舞座2014年9月28日昼の部

昨日はお兄さまのたつみ座長の日、今日は弟座長のダイヤさんの日だった。それぞれがご自身で選んだ演目をかけるということで、ダイヤさんの選択した演目は『男の花道』。昨日の『下北の弥太郎』と同じく、劇団としては初めての演目ということだった。もちろ…

『下北の弥太郎』in たつみDay、たつみ演劇BOX @京橋羅い舞座2014年 9月27日夜の部

初めて板に乗せるお芝居ということで、たつみ座長、大はりきりだった。その甲斐あって、お芝居としての完成度はとても高かった。この芝居を九州系劇団でみたことがある。検索をかけてみると、この芝居をやっているのは、ほとんどが九州系の劇団だった。この…

『ひかげの軍団』スクエア傑作リバイバル@ABCホール9月19日

「スクエア」という劇団を見るのは初めて。もっとも最近は小劇場系の劇団をそんなに観ているわけではないので、どの劇団でも初見に近い。劇団サイトからのチラシ写真、そしてCMが以下のようになっていた。 スクエア兄さん4人による 傑作リバイバル!!かつて…

『法界坊』たつみ演劇BOX@京橋羅い舞座2014年9月21日夜の部

たつみさんの『法界坊』は今年の元旦に梅田呉服座で観ている。歌舞伎を下敷きにしていたが、そのままやると長くて時間に収まらない。骨組みとその「精神」はそのままに、かなり短くまとめられていた。でも不自然感、齟齬はまったくなく、理がきちんと通るよ…