METの「ライブビューイング」の情報を得ようと松竹サイトに入ったら、上のニュースが目に飛び込んできた。
東劇では、東劇初上映となるグランドシネマ『日本橋』を含む、全22作品を上映、 なんばパークスシネマでは、関西初のアンコール上映として、選りすぐりの全9作品を一挙上映いたします。
とのことなので、なんばの方のスケジュールをみると、上映演目は以下のようになっていた。
ふるあめりかに袖はぬらさじ
わが心の歌舞伎座
人情噺 文七元結
怪談 牡丹燈籠
野田版 鼠小僧
野田版 研辰の討たれ
刺青奇偶
京鹿子娘二人道成寺
鷺娘/日高川入相花王
サイトをリンクしておく。
京都南座で観た『ふるあめりかに袖はぬらさじ』とシネマ歌舞伎で観た『鼠小僧』とはこのブログ記事にしている。ベルリン旅行中は無理だけど、なんとか観ていないものを制覇しようと考えている。
METの「ライブビューイング」の方は「2014—15シーズン」の2作をすでに見逃してしまっているけど、12月13日からはじまるシリーズの残り8作は観ておきたい。私がこの5月にMETで観た二作品、『マダム・バタフライ』と『清教徒』はこの中には入っていないのが残念。『清教徒』で主人公を演じたOlga Peretyatkoをもう一度観たかった。
それにしても松竹の心意気に打たれる。地域によっては赤字覚悟でしなくてはならない場合があるだろうに。「シネマ歌舞伎」はそこそこ人がはいるだろうけど、「METライブビューイング」はそれほど集客できないのでは。そこをあえてやるところに老舗エージェントとしての気概を強く感じる。