2014-01-01から1年間の記事一覧
絶対に見逃せないのが歌舞伎座の昼の部の『伊勢音頭』。玉三郎の万野がみられるなんて、なんとラッキー。今から胸が高鳴る。そして夜の部の三島由紀夫の『鰯賣』。玉三郎と勘九郎の組み合わせで観たのが最初で最後。だから今回は二度目。とはいうものの、当…
この『鳴神』は第二部の舞踊ショーの最後の20分を割いてのものだった。この日のお芝居は長谷川伸の『沓掛時次郎』で、それだけでも十分意欲的なのに、この『鳴神』が舞踊ショーのハイライト部を飾るというんですからね。たつみ座長のこの公演にかける意地の…
今日でウォーキングを始めて1年になる。去年、アメリカから帰ってきて体重が増えたので始めたのだが、まさかこんなに続くとは思っていなかった。本人がいちばんびっくり。数日を除いてほぼ毎日、1時間前後歩き続けたことになる。この3月末までは勤めていたの…
長谷川伸の原作。でもたつみ版は私が2013年に新橋演舞場で観たものとはかなり違っていた。この公演についてはブログ記事にしている。もともとは講談だったということなので、たつみ版がプロトタイプから外れているということではなく、「旅芝居としての型」…
なかなかできずにいて、さきほどやっと先日のたつみ演劇BOXのお芝居をアップできた。たつみさんの公演、できるだけこちらにもアップするつもりにる。Wordpressは世界で最もよく使われているブログ。だから露出度が高い。驚いたことにこの10月の松竹座での『G…
たつみ演劇BOXでは以前にみたことがあったように思うが、記憶は確かではない。それと他の劇団(津川竜さんのところ)でも観たもの。非常にモダンなお芝居、心理劇に近いものだった。たつみさんが口上で、「観た方に『あんな悪人がなんで良い人に改心するのか…
今年の6月、このお芝居(小泉たつみ版では『勘太郎夢枕』)のことを書いたブログ記事に、これが「第17回座長大会」(2007年12月20日於新開地劇場)でも舞台に乗ったとの情報をいただいた。新開地劇場で買い求めるつもりだったのだが、この7月、若丸さん梅田…
先日図書館で『ダンスマガジン』を借り出した際、ついでに(?)この『回想 回転扉の三島由紀夫』も借り出した。新書版なので、あっという間に読めるはず(だったのだ)が、なにか人の秘めごとを覗き見しているような気持ちにさせられ、結局2日もかかった。…
訪米歌舞伎凱旋記念 三世實川延若より直伝されたる 十八世中村勘三郎から習い覚えし『怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)』、中村勘九郎三役早替りにて相勤め申し候」というものものしい但し書きが付いている。「歌舞伎美人」からの「配役」、「みどころ…
今ごろになってやっとアップ。もうだいぶん忘れかけていた。以下「歌舞伎美人」のサイトから。 <配役> 柏屋金兵衛 三津五郎 太鼓持蝶作 勘九郎 妾お染 七之助 門木屋新三 郎 秀調 松村屋才助 市蔵 倅梅吉 波野七緒八 隠亡平助 巳之助 芸者お駒 萬次郎 狭山…
『そよそよ族の叛乱』は別役実作で今回の演出は水沼健。別役実作品は、『マッチ売りの少女』しかきちんと読んだことがない。それもペンシルバニア大の大学院で現代演劇のクラスを履修していた折に、不条理劇をテーマにペーパーを書くことになり、大急ぎで読…
以下劇団のサイトから収録した情報。 劇団赤鬼所属の女優・田川徳子さんが「わからないことをわかるようになりたい!」と始めたソロ・プロジェクト【ジューマーク】の5週年記念公演!共演に同じく劇団赤鬼の同期女優・山田結子さんを迎え、PM/飛ぶ教室の蟷螂…
京都の西大谷に祖父の墓参に行った。お盆のときに行かなかった代わりである。毎年お盆の前に行っていたのに、今年は行きそびれてしまった。盆の混雑ほどではなかったのは助かったのだけど、大谷本廟は清水寺に近いので外国人を含む観光客の人並みがものすご…
私にとっての今回の歌舞伎座公演一番の収穫は若手の清新な演技、舞踊をみれたこと。「龍虎」然り、第三部の「勢獅子」然りである。たしかに技術的にはイマイチかもしれないけど、一生懸命な気持ちと心意気が見る側に伝わってきた。「歌舞伎美人」のサイトに…
昨日、今日と歌舞伎座に行って来た。昨日第二部と第三部を観て、今日は第一部を観た。伊丹空港に着いたら滝のような大雨でびっくり。大雨警報が出ていたよう。家に帰るまでには大分小降りになっていたけど、先日の広島の災害を思いだした。何かまがまがしい…
「テアトル梅田」のサイトから借用した引用が以下。 監督 : トラヴィス・ファイン 出演者 : アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、アイザック・レイヴァ、フランシス・フィッシャー全米映画祭の観客賞を総ナメにした 実話をもとに生まれた魂を震わす…
『芸術新潮』6月号の「玉三郎特集」について書いた。『ダンスマガジン』5月号にも彼の「鼓童」との公演についての記事が載っていた。今日西宮北口にある西宮市立図書館北口別館でみつけた。今日は借り出さなかったけど、近日中に目を通したい。以下がその内…
先月東京に行った折に教文館でみたこの号、帰宅してからアマゾンで買った。ずっと保存したい特集号。芸術新潮 2014年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/05/24メディア: 雑誌この商品を含むブログ (2件) を見る中にある写真は2012年の南座公…
NHKサイトでの概要は以下。 バルテュス(1908−2001)は、さまざまな芸術運動が勃興した20世紀を生き「最後の巨匠」と呼ばれた孤高の画家。92年の人生を通して描き続けた特異なエロティシズムを放つ作品群は、称賛、そして同等の誤解や非難を浴びてきた。「少…
この10月、新橋演舞場での「花形歌舞伎」に行く予定を組んでいたが、歌舞伎座の「大歌舞伎」はパスするつもりだった。ところが内容を調べたところ、垂涎ものの演目、演者が打ち揃っていた。新猿之助の獅子奮迅の働きになるに違いない「花形歌舞伎」の「三代…
毎年恒例の花火大会のよう。こちらに引っ越してきた2007年以来、8月は日本にいたのに今日まで知らなかった。そういえばドーンドーンと花火の上がる音を聴いたような記憶もある。でも「たまたま住んでいる意識」のままなので、愛郷心が育っていない。今年は宝…
一年ぶりの劇団美山。久しぶりの(?)朝日劇場。8月3日は美嘉さんのお誕生日。芝居でも主人公を、舞踊も2曲をソロで、ラスト舞踊は座長とペアの中心を踊られた。良かった!彼女のブログにそのときの衣裳がアップされている。「お誕生日」というアナウンスは…
午後6時開演で、ほぼ3時間の長丁場。間の休憩は15分のみ。演じる側も大変だろうが、観ている側もかなりの覚悟の要る公演。最近の文楽はこういう長丁場が多い。へたれの私はたいてい疲れ果ててしまうのだけれど、この日はまったくそういう「長さ」を感じさせ…
ずっと文楽で見たいと願っていた演目。歌舞伎では観たことがない。データーベースで検索したら1980年以来なかったよう。道理で。篠田正浩監督が岩下志麻、郷ひろみ主演で映画化した『近松門左衛門 鑓の権三』はDVDで観ている。でもそんなに高い評価ができな…
海老蔵の「ABKAI」公演チケット、6日公演分を取っていたのだけれど、4日から始まるドイツ語講習を受けるかもしれないと思い、オケピに出した。少し値段を下げたので、行って下さる方がみつかった。やれやれ。ドイツ語講座の方は結局とりやめた。でも、東京に…
ニーチェを読むのにやっぱりドイツ語は必須。昨日花火をご一緒したもと同僚の哲学の先生からドイツ語速習用のとてもよい教科書があると伺ったので、入手してどこまでできるか試してみる。でも「効率主義者」なので、もっと楽に楽しく習得できる方法があるん…
きらびやかな、浪花の夏を彩るに相応しい花火だった!ぞんぶんに堪能した。恥ずかしながら天神祭について、最近までほとんど知らなかった。何年か前に職場の同僚二人と桜満開の川縁を逍遥していた折、天神祭のときにはその川に飾り立てた舟が行き交い、花火…
以下松竹の「歌舞伎美人」サイトから。 お鯛茶屋 住吉鳥居前 三婦内 長町裏 団七内 同屋根上 <配役> 団七九郎兵衛:海老蔵 三河屋義平次:中車 一寸徳兵衛:猿弥 琴浦:尾上右近 お梶:吉弥 玉島磯之丞:門之助 おつぎ:右之助 堤藤内:家橘 釣舟三婦:左…
この演目、2012年1月に大阪松竹座で観て、ブログ記事にもしているのでリンクしておく。その折には夜叉王を我當、桂を扇雀、楓を吉弥、そして頼家を海老蔵という配役だった。今回の配役とみどころを松竹のサイトから拝借する。 <配役> 夜叉王:中車 源頼家 …
以下が松竹サイトからの「配役」と「みどころ」 『猿翁十種の内 悪太郎」<配役> 悪太郎 市川右近 修行者智蓮坊 猿弥 太郎冠者 弘太郎 伯父安木松之丞 亀鶴<みどころ> 憎めない無邪気な男を描く軽快な舞踊劇 大酒飲みで酒癖の悪い悪太郎は、今日も酒に酔…