yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2014-01-01から1年間の記事一覧

玉三郎と尾上右近の組み合わせが新鮮『天守物語』七月大歌舞伎@歌舞伎座7月13日第二部

「歌舞伎美人」からの「配役」と「みどころ」は以下。 <配役> 天守夫人富姫 玉三郎 姫川図書之助 海老蔵 舌長姥 門之助 薄 吉弥 亀姫 尾上右近 朱の盤坊 猿弥 山隅九平 市川右近 小田原修理 中車 近江之丞桃六 我當<みどころ> 天上に暮らす美しく妖しい…

アンドレア・バッケッティ ピアノ・リサイタル@兵庫県立芸術文化センター、神戸女学院小ホール 7月12日

この公演のチケットを取ったのも先週のラモン・オルテガ・ケロのコンサートチケットと同時期なので、ずいぶん前。何ヶ月も前に取ってしまうと、後で別予定を入れる際に困ることが多い。今回も先週と今日とで東京遠征の日程をずらさざるを得なかった。ともあれ…

勝海舟の父、小吉を描いた『天保遊俠録』七月大歌舞伎@大阪松竹座7月11日

勝海舟の父、小吉が主人公。彼の生一本な性格、それゆえの出世街道からの脱落、それに彼の息子(海舟の幼名は麟太郎)への愛情、また芸者八重次との関係をしっとりと描いている。以下が「歌舞伎美人」からの配役リストと<みどころ>。 勝小吉 橋之助 坂本屋…

『演劇界』の「三島歌舞伎特集」2014年8月号

先日ふと立ち寄った書店でみるともなく雑誌を俯瞰していたら、これが目に飛び込んできた。迷わず買った。『演劇界』は歌舞伎を見始めた1992年頃からアメリカに渡る1997年まで毎月買っていたのだけれど、引っ越しの度に少しづつ処分してきた。現在は20冊程度…

ラモン・オルテガ・ケロ オーボエ・リサイタル@兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール@7月6日

プログラム曲目は以下。 サン=サーンス:オーボエ・ソナタニ長調op. 166シュンケ:アンダンテとボレロプーランク:オーボエ・ソナタ FP185シューマン:幻想小曲集 op. 73ファリャ:恋は魔術師ボルヌ:カルメン幻想曲 予定はgoogleカレンダーには入れてはい…

三島由紀夫著『絹と明察』 松岡正剛の千夜千冊1022夜

今までに読んだ三島論の中でもっとも示唆に満ちていた。2005年に書かれていて、いつでもネットで読めたのに、つい先ほどまで知らなかった。「千夜千冊」は関心のある本や関心のある人についての論評に行き当たったときに読む程度だったが、周りには結構ファ…

「米国株 ダウ、初の1万7000ドル台 最高値更新 雇用統計を受け」@日経

ここしばらくご無沙汰だったテレビ東京の「モーニングサテライト」をつけると、「NYダウ17,000ドル突破」がトップニュースだった。米マーケット、7月3日は翌日が独立記念日なので半ドン。それでも高値更新だったので、いまのところアメリカ株はいけいけムー…

7月の歌舞伎公演@歌舞伎座

歌舞伎座、7月公演を昼夜ともに取ったのだが、Wifiの基地局が工事中だったため、先行販売を上手く利用できず、あまり良席でない。残念。この公演、澤瀉屋を中心にしたものになっている。そこに海老蔵と玉三郎が加わっている。涎がでそうな布陣。昼の部の最初…

塩村都議への侮辱ヤジとそれを支える女性蔑視の日本の「村社会」構造

一人だけヤジの主が特定された。でもこの方、都議員は辞職しないという。他にもヤジを飛ばした議員がいたが、東京都の自民党もそれを特定しないという。あきれてものが言えない。畜生以下。ただ従来の自民党の体質から考えると、そう不思議ではない。安倍さ…

マキノノゾミ演出・藤山直美主演『母をたたずねて膝栗毛』@大阪松竹座6月22日

一昨年の12月に亡くなった勘三郎が歌舞伎の枠を超え出て、藤山直美、柄本明、小島秀哉やら水谷八重子、波乃久里子などという歌舞伎外の役者と組んで、演出も久世光彦等の外部の人に任せた「パラダイス」シリーズ。私は残念ながら観ていないのだが、それを彷…

坂東玉三郎特別舞踊公演 地唄三題@京都南座6月20日

一、 『鉤簾の戸』 (こすのと) 二、 『黒 髪』 (くろかみ) 三、 『鐘ヶ岬』 (かねがみさき)このチケットをとってくれた友人に大感謝。玉三郎本人の舞踊の最高峰だっただけでなく、日本舞踊の最高峰。どれだけ褒めても褒めたらないほど素晴らしかった!…

猿之助・中車襲名興行『一本刀土俵入』猿之助・中車襲名興行@尼崎アルカイックホール6月19日

いわずと知れた長谷川伸作品。猿之助の口上で興味深いエピソードが聞けた。、彼の祖父(初代猿之助)と祖母の仲人が長谷川伸だったのだという。その縁で長谷川作品を演じることが多かったそうである。新猿之助の祖父母はもちろん中車の祖父母でもある。二人…

三代猿之助四十八撰の内「太閤三番叟」@尼崎アルカイックホール6月19日

松竹大歌舞伎の巡業「中央コース」の一環。前日は彦根、20日は八尾、21日は岸和田の浪切ホールと、ほぼ毎日移動。大変である。アルカイックホールはずっと前に三代目鴈治郎(現坂田藤十郎)が「近松座」としてやった『封印切』を見に来たことがあるのみ。設…

『勘太郎夢枕』たつみ演劇BOX@弁天座 6月15日昼の部

この『勘太郎夢枕』、以前に一度観たお芝居だった。ダイヤさんが三味線をもって登場したところで、「あっ、あれだ」と思いだした。その折にもよくできたお芝居だと感嘆したしたが、この日はさらに感慨が深かった。たつみさんの口上では他劇団では演じていな…

『六連発』たつみ演劇BOX@弁天座2014年6月18日昼の部

この日は大川良太郎さんと葵好太郎さんがゲスト。『六連発』は初めてのお芝居。のぼる會系の他劇団で観たことがあるのかもしれないが、このたつみ版とは大分違っていたのだろう。記憶が甦ってこなかった。人情ドタバタ喜劇で話自体は単純。大工の亭主の酒癖…

『三人吉三』小泉たつみ座長誕生日公演@浪速クラブ2014年5月27日夜の部

「たつみ演劇BOX」を率いる小泉たつみ座長の三十三歳の誕生日公演だった。座長の誕生日公演ということで、ものすごい混雑が予想されたので行くつもりはなかったのだが、最近になって演目が『三人吉三』と知り、どうしてもみたくなった。当日並ぶしかないだろ…

『静岡土産』たつみ演劇BOX @浪速クラブ 5月29日夜の部

<お芝居『静岡土産』> 以前に一度観たお芝居。喜劇だったのは覚えていたけど、今日のはオカシサ三割増し。27日のお誕生日公演以来、声が出なくなっているたつみ座長。それでも無理をしてのごり押し発声。その上、生来のサービス精神で、当意即妙のアドリブ…

神戸市立医療センター中央市民病院

以前の中央市民病院がこういう名称になっていた。しかも最新鋭の設備を備えたウルトラモダンな建物。すべてがコンピューターによる管理体制になっていた!NYのアメリカン・バレエ・シアター(ABT) の『ドン・キホーテ』を観ている最中に左手に鈍い痺れ感があ…

暗黒舞踏(BUTOH) のビデオ展示 @ニューヨーク近代美術館 MoMA 5月17日

土曜日なのでそれなりにこちらも混んでいることは予想されたMoMAに出かけた。10時半の開館前に行ったのに、すでに長蛇の列。なんと100人を超えていた。入館してからも延々と待たされた。以下がその写真。ぴんぼけですけど。 エレベーター前で衝撃的な映像に…

もはや以前のNYの面影なし

それにしてもNYはもはや私が知っているそれではない。なんという変貌ぶり。とくに42丁目のタイムズ・スクエアから53丁目あたりまで。2001年、あの地獄のような同時多発テロ、「9・11」の数ヶ月後、傷跡がまだ生々しかったNYのこの辺りにきたことが最後だった…

ヴィレッジ散策2

以下の写真はビレッジの区画。それも住宅街を撮ったもの。あのタイムズスクエアの雑踏と喧噪が嘘のように閑静。フィラデルフィアにも閑静な住宅街がセンターシティ(ダウンタウン)のにぎやかな通りから数ブロック入ったところにあるのだけど、それとそっく…

バレエ 『ドン・キホーテ』Don Quixote by ABT(アメリカン・バレエ・シアター)@メトロポリタン歌劇場5月16日

以下プログラムから。 <主要なキャスト> Don Quixote Victor Barbee Sancho Panza Kenneth Easter Kitri Paloma Herrera Basilio Ivan Vasiliev Espada, a famous madador James Whiteside Choreography by: Marius Petipa & Alexander Gorsky Staged by: …

C先生とご飯

博論のコミッティの一人だった先生と昨晩はディナーをご一緒した。去年9月にフィラデルフィアに来たときも彼女と彼女の旦那さまのフランクとご飯をしたのだけど、昨日は彼に用事があり、彼女だけ。彼女の専門は古典文学なので私の論文のテーマだった三島由紀…

NYのアパート・ホテル

フィラデルフィアからのアムトラックが着いた34丁目のペンステーションから地下鉄のAトレインに乗って(急行なので12分程度だった。早!)、145丁目駅のすぐ傍のアパート前に着いたのが1時半。よくある3階建の建物だった。ただしゲートのカギがかかっていて…

ニューヨークへ舞い戻る

今アムトラックの車中。ただしネットは使えないので、あとでホテルからアップする。ニューヨークへ行くのにアムトラックを使うなんて贅沢は久しぶり。たいていはバスかSEPTAとニュージャージィトランジットを乗り継いで行っていたから。それだと約半分で行け…

『節分の一夜』都若丸劇団@岐阜葵劇場 5月14日昼の部

ラッキーなことに、初めてみるお芝居だった。若丸劇団は同じ芝居でも演出方法等、その都度変えるので、何度観ても新鮮なのだけど、やっぱり初めて観るものは「いったいどんなお芝居なの?」というワクワク感が違う。 第一場 大店の店先 手代(剛)が店のお嬢…

キャッチアップ

昼食を去年からペンシルベニア大日本語プログラムのディレクターになったTさんと一緒した。彼女のオフィスで落ち合って話をしていたら、いきなり「E先生!」とドアのところから呼ぶ声。私が院生の2年目にTAをした日本語のクラスの学生だった。R君という韓国…

夕食会

博士論文の指導教授だった先生が同僚の先生、それに今の院生たちに呼びかけてくれたようで、総勢9人もの集まりになった。ペン大の近所の最近できたばかりの中華レストランで、そのオシャレさに驚いた。私の行きつけていた「北京」(大学城)とは雲泥の差。去…

ヴィレッジ散策 5月11日

今日は2時からのマチネでHarvey FiersteinのCASA VALENTINAを観に行こうかと考えていた。昨日演劇とオペラのはしごをし、帰宅が12時をかなりまわったこともあり、疲労の極致。先もあることだと断念。明日12日から15日の午前中まではフィラデルフィアに滞在。…

オルガ・ペレチャッコに再会! オペラI Puritani (清教徒)@メトロポリタン歌劇場 MET 5月10日

METのサイトでオペラの筋のみを読んで出かけた。席は三階席の最後列。この区画でいちばん安いところ。それでも92ドルした。でも良い席。オケピットも歌手もとてもよく見えた。昨日の立ち見も良く見える良席だったので、box officeのお兄さんに感謝。前日の『…