絶対に見逃せないのが歌舞伎座の昼の部の『伊勢音頭』。玉三郎の万野がみられるなんて、なんとラッキー。今から胸が高鳴る。そして夜の部の三島由紀夫の『鰯賣』。玉三郎と勘九郎の組み合わせで観たのが最初で最後。だから今回は二度目。とはいうものの、当の勘九郎は鬼籍に入り、玉三郎も現勘九郎と七之助の指導に回って出演はなし。残念。もっともこの公演が「勘三郎追善公演」だから当然か。この歌舞伎座の昼と夜はそれぞれ二回づつ観る。それぞれ一回は一等席で。贅沢だけど、なんとしても玉三郎を近くで観たいから。
そして新橋演舞場の猿之助。こちらは昼の部のみ。夜の部の時間の調整ができなかった。こちらは『三代猿之助四十八撰の内 金幣猿島郡』と銘打った芝居が楽しみ。夜『獨道中五十三驛』をみれないのはかなり残念だけどまたの機会にあずけることにする。
海老蔵の日本橋三井ホールでの自主公演、「JAPAN THEATER 市川海老蔵が紡ぐ『和の世界』」もチケットを確保した。こちらは均一料金なのに、出遅れたので前から10番目の席。ドンドンと新しいことに挑戦する海老蔵を直で見れるのはうれしい。
そして松竹座での愛之助座頭の『GOEMON』。今回はフラメンコの修行をした今井翼さんが重要な役どころのよう。他は松也を除き概ね前のまま。松竹座公演のとき、ピタリの配役だった上にみんなの年齢がかなり近いということで、和気あいあいとした雰囲気が舞台からも伝わってきた。
こちらも前のバージョンをどう再解釈をして提示するのかが、ホント楽しみ。