羽生結弦
去年の1月、晴明神社に羽生結弦さんの「SEIMEI」の成功祈願に行った。その折にお札を入手していたので、それを返すのと新しいお札をいただきに、再訪。相変わらず引きも切らない参拝者。この日は中国、韓国からの観光客らしい人が結構いた。もちろん、日本人…
フランスのマルセイユでの大会。このショートプログラムは演技としても最高のもの。今期最も高い得点だった。演技の完成度はこれ以上ないほどで、そのスケーティング内容も曲の世界観を見事に具現化していた。受肉化していた!羽生選手が多岐にわたる音楽に…
『古事記』の英雄、ヤマトタケル。父天皇から東征を命じられ、神剣、草薙の剣を持って長い征伐の旅に出るものの、傷つき、遂には能煩野の地で命尽きる。その陵からは大きな翼の白鳥が空高く飛び立ったという。NHK杯最後に魂を震わせるような「白鳥」を披露し…
競技としてでなく、「舞」の一場面として羽生結弦選手のパフォーマンスをみれるしあわせ。EXが付いてくることをこれほどありがたいと思うスケート選手は、他にはいない。緊張感はあるけど、競技中のそれとは違った緊張感。リラックスして観賞できる。至福の…
SPは昨夜放映されたテレビ朝日で視聴した。羽生選手の曲はプリンスの「Let’s Go Crazy」。パトリック・チャン選手の後に画面に登場した羽生選手。ちょっと緊張過剰の感じ。こちらも胃がシュリンクする。滑り始めて不安が的中。苦しい。解説の織田さんも少し…
テレビ朝日の放映にかろうじて間に合った。PC画面で見るより、やはりテレビの大きな画面で見たい。映像もはるかに綺麗でクリア。間に合ってよかった!「羽生結弦選手 応援ブログ〜kosumo70」さんの記事から羽生選手フリー演技の写真をお借りした。ありがとう…
5月14日に公開されたばかり。早速見てきた。目的は羽生結弦さん。彼が演じたのは仙台藩七代藩主、伊達重村。羽生結弦さんが出演されるというので、twitterでは大盛り上がり。ファンの多くが昨日、今日ですでにご覧になったのでは。いささか「年若い」感はあ…
先ほど「羽生×萬斎」を2回通して見た。ネットにアップされたこの対談をやっと!見ることができた。アップしてくださった方に最大の感謝!以前、知り合いの方から録画を貸していただいたのだけど、今回はゆっくりと、しかも何度も見ることができた。萬斎さん…
英国、Liverpool Hope Universityでこの6月末に開催される、「Theorising the Popular学会」へ提出したプロポーザルが通った。「A Reflection of Noh on Hanyu Yuzuru’s Performance」というタイトルでの私の発表、プロポーザルの提出は一週間も遅れていたの…
フリーの演技を見終わった。ジャンプで転倒しようが、回転不足であろうが、やっぱり羽生結弦選手の演技は卓越していた。他選手との何よりもの違いは、彼にはのスケーティングで表したい世界があるという点。お仕着せではなく、彼自身に溢れ出す思いがあり、…
曲が始まる。うつむいて精神を集中させる。かすかに震える睫毛。美しい。滑り出す。腕を広げるそのポスチャーもただ美しい。腕を上にあげた後のジャンプへのつなぎも滑らか。完璧に音楽と一体化している。一切の無駄な動きを排除した滑らかさ、そして優雅さ…
フィギュア世界選手権の放映、昨日は午後7時にはテレビの前に座り、観戦。結果はわかっていたけど、でもやっぱりドキドキ。スケートそのものに興味があるわけではないので(スケートフアンの方、ゴメンなさい)、羽生結弦選手だけを見たいがためだった。そ…
羽生結弦選手のSP曲、ここしばらくはショパンの「バラード第1番ト短調作品23」が使われている。ピアノはポーランド出身でスイス在住のクリスティアン・ツィマーマン(Krystian Zimerman)。ショパンの弾き中、最も繊細な音色を出すピアニスト。演奏は繊細か…
「能を通して羽生結弦さんの『SEIMEI』を分析する」という挑戦をしようとしている。能はほとんど見てきていないし、スケーティングと比較するなんて、無謀にも見えるかもしれない。日本の学界だったら一蹴されるだろう。海外での「学際的(interdisciplinary…
6月にシカゴである学会の発表に『陰陽師』を「使う」つもりでいる。プロポーザルの提出が今月末でなので、まずそれを済ませてから、発表原稿のみならずジャーナル投稿用のペーパーも仕上げるつもりにしている。もちろん羽生結弦さんの「SEIMEI」に触発された…
私の以前のブログ記事、「羽生結弦 絶対王者の新たなる旅」 in 『Number』892号 2012年の「ロミオとジュリエット」が転機」の振付師の記載が誤っていたとのご指摘をいただいた。2012年度の「ロミオとジュリエット」、振付師をシェイ=リーン・ボーンさんと記…
録画したものを貸していただいた。想像していたよりずっと内容の濃いものだった。羽生結弦さんの強い希望によって実現した対談であったことは、彼の質問の的確さから一目瞭然。きわめてピンポイントのときとしては哲学的ですらある質問内容。萬斎さんもそれ…
地下鉄の今出川駅から徒歩15分。「堀川一条上る」が所在地。寒波襲来で関西はこの冬一番の冷え込み。雪がなかっただけマシかも。でも京都の冬は寒い。着くまでに身体が凍ってしまったよう。この晴明神社、一条戻橋にあった晴明の屋敷跡。晴明の屋敷は、「あ…
『Number』最新号の記事、「羽生結弦 絶対王者の新たなる旅」中の以下の部分が特に感動的だった。このNHK杯のあとで、それが上手く行った理由を彼は考え、2012年、ニースでの世界選手権に思い当たる。フリーの『ロミオとジュリエット』でSPからの巻き返しに…
今日は大晦日。NHK BS1でNHK杯のSPとフリーの放映があると知ったので、出先から急いで帰宅。SPは以前に再放送を観ていた。でもフリーが未だだった。もちろんyoutubeでは確認してはいる。でも大きな画面で観たかった。やっとのことで滑り込みセーフ。ちょうど…
『Number』892号の表紙がすばらしい。これぞ「羽生結弦」! このポーズに彼の表現する究極がある。大きくひらいた両手。左手はリンクに、右手は天に向かって指先まで伸びている。なによりもその表情!きっと前をにらみ、闘志がみなぎっている。この姿勢、まる…
一昨日、神戸御影の弓羽弦神社にお参りしてきた。『はたちの献血』ポスターが『はたちの献血サポーター』に替わっているかなと、期待して。残念ながらハズレ。新しいポスター、無理なんでしょうか?『はたちの献血』ポスター、ずいぶん色あせちゃっていまし…
去年の12月末、NHKで羽生結弦さんの「花は咲く」に出逢った。衝撃だった。フィギュアスケーティングがここまで芸術的な高みにまで達するのかと、驚嘆した。ことばがなく、ただただ泣きながら観ていた。これほど美しいひとがこの世にいるんだろうかと。この世…
「花は咲く」では、この世とあの世を繋ぐ美しい花の化身だった羽生結弦さん。それがステージを上げて、もう常人の手の届かないところに行ってしまったよう。そんな風に思わせられて、ちょっと淋しかったりして。演技が始まる前の「晴明」ポーズ。それが観て…
彼を、しかも実物ではない映像でみているだけで、こんなに幸せな気分になるのはなぜなんだろう。先月、東京に行った折、羽田空港のゲートに着いた途端、彼の「花は咲く」のビデオ映像が目に飛び込んで来た。ちょうど始まったところで、そのタイミングの良さ…
8月7日の産経と朝日のネットニュースで知った。引退後はプロスケーターに転向するという。以下がその記事。 【トロント=田中充】フィギュアスケート男子でソチ五輪金メダルの羽生結弦(ANA)が6日、トロントにある練習拠点のリンクで練習を報道陣に公開…
羽生結弦というひとは前人未踏の域に踏込んでしまった。彼が目指しているのは上手い演技では最早ない。そんなところに踏み入ってしまった。選ばれし人。累々と重なっている屍の中から声を発するひと。彼らの魂の集合体。死者の声の代弁者。メディア(巫女)…
多くの方々にtweetやらtrackbackをしていただいた。お一人一人に申し上げるのはむりなので、ここでお礼を言わせていただきます。ありがとうございました。そしてありがとうございます!と同時に本当に驚いている。ゆづファンがいかに多いか、そしてその方た…
羽生結弦さん、そうです、あなたしかいません。羽生結弦選手の「演じられるのは僕だけ」、このことばはけっして奢りとか高慢ではない。フィギュアスケート選手としてだけではなく、「巫女」( medium )としての自身を自覚していることの証。哲学的な重みの…
この記事は6月12日(金)20時51分配信分。内容は以下。 世界王座奪還を狙う来季、“氷上のプリンス”が選んだ勝負曲は、映画「陰陽師」の劇中曲「SEIMEI」だった。「来季何か挑戦というか、幅を広げてみようかなと思った。海外の方も見れるものがいいなと…