yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

西国三十三所巡りを始めた

巡礼というと四国の遍路八十八霊場巡りが有名であるが、こういうことにまったく疎かったのが5年前までの私である。その頃、ペンシルベニア大時代の指導教授の一人、訪日中のC先生と茨木市民センターで能を観た折に「同行二人」という語を知った。彼女のお連…

浦田保親師シテの能『鉄輪 早鼓』in 「京都観世会11月例会 第二部」@京都観世会館 11月22日

まずこの『鉄輪』が使われた公演チラシの表裏をアップしておく。 当日の演者と観世会サイトにアップされていた「解説」を以下に。 シテ 都の女 浦田保親 女の怨霊 浦田保親 ワキ 安倍晴明 小林 努 男 岡 充 アイ 社人 茂山逸平 笛 赤井啓三 小鼓 林吉兵衛 大…

片山九郎右衛門師シテの『半蔀』in 「京都観世会11月例会 第二部」@京都観世会館 11月21日

サイトに掲載されていた演者一覧、加えて演目解説が以下である。 <演者一覧> シテ 夕顔・夕顔の霊 片山九郎右衛門 ワキ 僧 福王知登 アイ 所の者 茂山忠三郎 笛 杉 市和 小鼓 成田達志 大鼓 河村 大 地謡 樹下千慧 大江広祐 河村和貴 田茂井廣道 河村晴道 …

ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」by 大阪フィルハーモニー交響楽団@高槻現代劇場 11月20日

交響曲演奏を聴くことはさほどなくて、ベートーヴェンの「第九」、「田園」、「運命」という有名どころ、それかシューベルトの「未完成」、そしてベルリオーズの「幻想交響曲」なんていうポピュラーな曲のみだったような気がする。そのほとんどが大フィル、…

番外仕舞の醍醐味を味わえた三つの仕舞 in「秋の碧道会」(田茂井廣道師の社中会)@河村能舞台11月15日

社中の者ではないのに厚かましくもお邪魔させていただいた。番外仕舞がお目当て。林宗一郎師の「碇潜」、味方團師の「放下僧」、そして田茂井廣道師と河村和晃師の「舎利」が素晴らしかった。 林宗一郎師の「碇潜」は歌舞伎でいえば『義経千本桜』の「碇知盛…

12月の観劇予定

能は制限が緩くなってきているのがうれしい。初週の井上定期能は浅井通昭師シテの『葛城』があるのが楽しみである。 翌日の林宗一郎師主催の「すはま」会も楽しみにしている。なにしろ林同門会の錚々たる能楽師の方々打ち揃っての仕舞のオンパレード。もとも…

文楽公演『新版歌祭文 野崎村の段』in「錦秋文楽公演」第2部@国立文楽劇場 11月10日 

待ちに待った本拠地大阪での文楽公演、先月末に幕が開いた。今月に入って早速第3部の『本朝廿四孝』を見てきたのだけれど、公演中眠気が襲ってきて、前半部は記憶になし。ここまで無様だったのは初めて、なんとも不甲斐ない。情けなくて自信喪失である。 気…

「幽花会秋季大会」(片山伸吾師社中会)の能『井筒』のシテ、小鼓の方がよかった!

こちらのシテは片山伸吾師社中の上田徹雄氏、小鼓は久田松月会社中の竹中智泰氏が務められた。シテの上田徹雄は『鵜飼』のシテをされた木村氏と似たような年代の方?先日奈良の「しば能」の西野春雄氏の講演ではこの『井筒』とそのカウンターパートとでもい…

「幽花会秋季大会」(片山伸吾師社中会)での社中の方の能『鵜飼』がすばらしかった!

『鵜飼』のシテを務められた木村厚氏は2017年の幽花会では『屋島』を、昨年の幽花会では『融』のシテを演じられた。このブログの記事にしている。昨年のものをリンクしておく。 www.yoshiepen.net 社中会での能のシテは年配女性がされることが多いのだけれど…

百花繚乱の「吉阪若葉会」、片山九郎右衛門師と林宗一郎師の舞台に感激@京都観世会館 11月1日

大蔵流小鼓方、吉阪一郎師の社中会は、眼福と耳福だった。錚々たる京都観世会能楽師の方々の「支援」を受けて、吉阪師のお弟子さんたちの舞台がより一層輝いておられた。私がこの3年に渡ってお邪魔させていただいている「若葉会」。今年はコロナの影響で開催…