今朝、ジャーナリスト篠原常一郎氏の放映のライブを見た。どれもが日本が直面する喫緊のそれも重大な課題を「特集」として取り上げておられた。以下にスクショを貼っておく。
それぞれの課題の分析には元軍事専門家として、また政治記者としての面目躍如たるものがあり、深い洞察力に満ちていた。とくにロシア/ ウクライナの戦争には、日本で流通している(つまり、マスコミが報じている)「実際」とはかなり違った見解を持たれていて、その上での分析なので非常に興味深い。視点によってはまるで異なって見えるのが、この戦争なのかもしれない。平和ボケした日本人の「マスコミ漬け」の視点が、いかに単細胞的なのかを知らしめてくれている。
岸田政権の支持率がゼレンスキーをG7に呼んだことで、ばか上がりしたことを苦々しく思っている当方としては、日本のお人好し国民が篠原氏の発信をもっと真摯に受け止めてほしいと願う。G7出席のアメリカもゼレンスキーもしたたかな戦争屋であり、連中が日本に期待するのはひたすら「金」でしかない。岸田のバラマキも秋一家と並ぶ「日本の恥」であり、それどころか財政的にも政治的にも日本の立場を弱くするばかり。次の選挙では必ずや自民を政権から引き摺り下ろしたい。
これらの特集中に「特集3」として私が以前このブログにあげたことのある「梨本宮」関係の事項があった。
この記事にも書いたように、華族出身で梨本宮守正親王妃となられた伊都子さんは常磐会会長の妹、松平信子さんやその娘で秩父宮妃の勢津子さんと共に、美智子が皇太子妃となるのに、強く反対されていた。だから、特集の中にあるように「梨本宮」家の「養子」となった関係者が、美智子や秋篠宮の汚らしい陰謀に手を貸していると知り、心底驚いた。もしそうなら、あれほどにまで生涯清貧を通された誇り高い、しかも美智子が皇室に入るのに最後まで反対されていた梨本宮伊都子さんへの許しがたい「裏切り」行為である。
私は上の記事を書く前に、伊都子さん関連の書籍を何冊か呼んだ。その中には朝鮮の李王(当時)の世子、李垠と結婚した伊都子さんの長女、方子さんの著書もあったが、「養子」の話は出てこなかった。李方子さん*1は、日本で終戦を迎え、夫の李垠亡き後は韓国に渡り、その生涯を韓国の障害児教育等の福祉活動に捧げた。伊都子さんのお嬢さんらしい、非常に徳の高い方だった。
私が驚いたのは「梨本」家に養子が入っていたことだった。私が調べた限りでは、梨本家は李垠・方子夫妻の間の二人の息子が亡くなり、子供もいなかったので断絶してしまったと思っていたから。
梨本夫妻の長男は夭逝。残った次男は1963年に両親とともに韓国に帰国。李玖は両親にまるで似ない山師的な人で、色々な事業に手を出しては失敗している。この人についても読んだ記憶があるが。そのデラシネとして生きざるを得なかった生涯にかなり同情的な論調だったような。最期、追われるようにして韓国から日本へやってきた直後に73歳で死亡しているので、梨本家直系の子孫はこれで絶えたことになる。
そこで、「養子」となった梨本徳彦氏についてWikiに当たってみた。なんと、香淳皇后の生家である久邇宮家の出身。久邇宮朝彦親王の第五男子の多嘉王の第三男子。梨本宮守正氏は朝彦氏の第四男子なので、徳彦氏は彼の甥に当たる。
1966年に、梨本伊都子さんの依頼で、梨本家に養子に入った。その後はWikiによると「『世間知らず』のため名義を貸した団体の詐欺疑惑に巻き込まれることもあった」という。2007年に84歳で死去。息子はいたけれど、独身だったため、「2002年に神林隆夫を養子にした」とある。
「神林隆夫」についてはWikiに「立命館文学部哲学科」出身とある以外詳しい記載はない。この人が代表理事を務めるという「梨本宮記念財団」なるものも実態はわからない。この人に養子志願の中国人ペテン興行師が近づいているというのが、「特集3」になっていたわけである。
このパターンは、最近篠原氏が追求しておられる皇室利権を求めて蠢く怪しい輩の皇族への接近の構図と極めて似ている。上にあげた梨本家の養子になった徳彦氏もそれを利用され、詐欺事件に巻き込まれたと明記されているが、それは彼の自発的なものではなかった。しかし、現在進行中の美智子前や秋篠宮とその「側近」なる者たちの癒着の根は深く、すでに侵略がずっと先まで進んでいることが恐ろしい。
草葉の陰で梨本伊都子さんはどのような思いでこのスキャンダルを聞いておられるだろうか。梨本宮家のみならず、久邇宮家も同様に「皇族利用」する人たち、それも彼女たちが忌み嫌った美智子の「カモ」にされていることを。さぞ嘆いておられるだろう。悔しがっておられるだろう。それを思うと辛い。
「嵐山通船裁判」で篠原氏が明らかにされたように、いまや、秋篠宮、美智子前といった連中はどっぷりとその利権を悪用して、金稼ぎをしている。利権に群がる怪しい輩を、彼らは率先して利用しているといえる。c国人が関わっているというところに、文化侵略だけではなく経済侵略を目論んでいる節が窺える。c国人が興味を持っているのは「文化」よりも実利の方だろう。その点では文化とはおよそ遠いところにいる秋一家も美智子も同類である。
私個人としては、彼らは京都に近づいて欲しくない。しかし、京都をめぐっては私のアメリカ人元同僚から聞いた彼らアメリカ人と彬子女王との親しさや、彼の日本人アシスタント男性が、c国人が京都に買った大豪邸のインテリアデザインを手がけたなんていうエピソドが思い返され、手遅れになってしまっているのではと危惧している。
*1:Wikiの「梨本宮」の系図に「李正子」とあるのは誤り